つまりは、いっせーのせ!で他人になりましょう、ということです。 戸籍的なことではなく、精神的に離れましょう、ということです。 私の実家の話です。
仲良し家族ならそれもよし、 しかしながら、ウマの合わない家族もおりましょう。 どうせ傷つけあうのなら、いっそ離れてしまいましょう。
もともと精神病的に神経質で我侭な私が、 異星人的に話のできない父と折り合いが悪く、 このまま一緒に暮らしていたら、いつか殺してしまうだろうと、 それを見ながら育った弟も、家族に幻滅し、自分を認められない子に なり、今ではひとりぼっちで何を考えているのかな。
成功とか失敗とか努力とか、そんなことはもうどうでもいいさ。 みんな、もう十二分に勉強したではないか。 ここいらですべてチャラにしようではないか。
そういう風に、家族で話し合って (といいますか、話したのは母とですが) 気持ちを「他人」の距離まで離してみたら、 いろいろ許せることが多くなりました。 私も許されていることでしょう。 遠くで、かつて家族であった誰かの幸せを祈りましょう。
そうして、家族から卒業したわけです。 卒業、おめでとう!
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