ふにこの日記

2004年10月18日(月) 時には恋愛小説のように。

最近の王子様の分からんちんは激しい。
今まで反抗期だと思っていたモノはまだまだ前フリにしか過ぎなかったらしい。近頃の我が家は毎日泣き声と怒鳴り声の大合唱。こちらも「またか」とは思うけど王子様のあまりの理不尽さにイライラしてつい声を荒げてしまう。
ウチでは叩くしつけは御法度なので頭をゴツンとはいかないのだけれど、それでも時々上げた手の行き先に困る事があって、そういう時にその手を壁に思い切り叩き付けてやり過ごしたりする事がある。
でもそれって子供にとっては恐怖だよねぇ。実は直接叩くのと大して変わらないショックを子供に与えてるんだろうな〜って頭では分かってるのに…。特に今日なんかトイレの中でグズグズ(理由はもう忘れてしまったくらいの些細な引っ掛かり)が始まってしまって、気持ちを落ち着けようと頭の中で数を数えてみても一時的に私のイライラは治まるものの王子様の癇癪は治まらず、またイライラがヒートアップしてきて…(泣)
あの狭い空間で大きな大人が物凄い形相で壁をドカンッと殴るのを間近で見る子供はかなり恐ろしい思いをしたと思いマス。ハンセイダケナラサルデモデキル… どなたか『瞬時に効く!効果長続き!イライラ解消法』があったら教えて下さい〜〜〜

そして、夜はやってくる。
最近は寝る前にも必ず一悶着あります。もう、日課と言っても過言ではない!
寝る前のグズグズは、王子様の「かーちゃんの愛情お試しタイム」です。寝室に入る前あたりから始まります。
まずは「そろそろ寝よう」「まだ寝ない」でひとグズり。軽くグズッた後、他の人におやすみなさいを言いながらとりあえず寝室に入る。そして絵本を読む時にひとグズり。「これ読んで」と読ませていた絵本が終わりに差し掛かると「それチガウ。これがいい」と別の絵本を持ってくる。そしてその絵本を読んでいるとまた途中で「それチガウ。こっち」と次の絵本を差し出す。それを私が「じゃあもう読まない!」と言うまで続ける。
それが終わると今度は「おちゃちゃ(お茶)のむ」と言って寝室を出て行く。そして帰って来ない。私が迎えに行くのを待っているのだ。
毎日やられるのでこっちも飽き飽きして寝室で待っていると、そのうち泣きながら寝室の前まで来て「かーちゃん、きてー!」とわめき出す。近づくとリビングまで走って逃げる。私が大人気なく無視して寝室に戻るとまた呼びにやって来る。寄ると逃げる。「私をつかまえてごらんなさい、うふふ」状態。
これって、たまにやるとカワイイけど毎日やられると鬱陶しいことこのうえないデスヨ!この作戦で男性の気を惹きたい女性はよく覚えておくように!
キリが無いので捕獲してベッドに放り込むと、今度は甘々タイムの始まり。私の耳を触りつつ「ねえ、かーちゃん。おーじを見て?」「はいはい、見てるよ(冷たい彼氏のような私(^-^;)」「おーじね、ばぁばスキ。とーちゃんスキ。かーちゃんスキ」「かーちゃんも王子様が好きよ」「うふふふっ」「くすくすっ」「あはははっ」…いや、マジでこれ毎日やってますから(笑)
そしてこの頃、私もやっと冷静になれるのです。遅いよ、我ながら。

こうして経緯を文章にするとより良く分かるなあ。子供って常に愛情を確かめているのよね。ときどき本当に恋愛の駆け引きのように感じる時があるもの。今日なんか耳のそばで「かーちゃん、おーじをいっぱい見てね」って囁かれちゃった。ごめん、かーちゃんはそんなに冷たかったデスカ?(反省)

今はまだ小さいから確かめかたもストレートで気付きやすいけど、もう少し大きくなってもまた違ったカタチで愛情を確かめようとするんだろう。それにちゃんと気付いてあげて、ちゃんと答えを返してあげる事が親のいちばん大事な役目なんだろうなあ。
取り敢えずの私の課題は「ジブン、もっと落ち着こうよ!」デスね(^-^;


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