dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。


dependance diary**





■戻る⇔戻らない
2004年11月05日(金)


彼は借金返済の為に裏仕事をしていた。


本業であった風俗店員としての給料は、
きっちり貰っていたら借金の返済をしていけた額だった。
ただ給料は何回にも分けて数万ずつ渡されていたので、
返せるものも返して行けなかった。

なので、彼は裏仕事をしてお金を作っていた。
ただその仕事は犯罪ものであり、事実捕まった。






彼の借金は150万前後。





自己破産するまでの額ではない。
車1台ローンを組んだようなもの。
彼も自己破産するつもりもないし、
定職について返していく気だと言っていた。








定職?







現実に彼は仕事が無い訳で。
“風俗店の店員”はもぅしないと約束したし、
実際店の人も、私の為にももぅ働かせないから。と言っていた。
だから出てきても彼には職が無い。
借金の返済なんて到底無理。
だからといって又裏の仕事をして捕まったりしたら
今度こそ刑務所行きだ…そんな現実が待っている。







どうする?
























私が手伝う?





彼が定職につくまで
もぅ1度私は風俗に戻ろうか本気で考えてしまった。。。






私が風俗をすれば、
彼が出てきた後の資金として、金銭面が楽になる。
私の今の昼職では彼を養っていけるまでの額が無い。
風俗をする事で借金返済の手助けになれる。


ただ風俗をすると言う事は
好きでもない知らない男の体に奉仕をして、
お金と引き換えに病気と言うリスクと戦わなければならない。






私は彼の為に風俗を辞めた。
同じ店の従業員であった彼と付き合ってからは、
好きでもない男に抱かれるのがたまらなく辛くて、
指一本触れられるのでさえ吐き気がした。

勿論彼も同じキモチで。
当時店にとっては売り出しの商品であった私に
「辞めて欲しい」と言ってくれた。
勇気が要っただろうね・・・




彼を愛していたから。
お金よりも彼の方が大切だった。
贅沢なんかいらない。
彼が居れば良い・・・
そう思ったから。
もぅ絶対この世界には戻らないと約束して
私は風俗を上がった。









でもまた風俗に戻ったら約束を破ることになる・・・・








「私がまた風俗するって言ったらどうする?」



「許さないよ。」




昨日、見事に怒られてしまった…(^ー^;)
しかも泣かれてしまった…滝汗





私だって出来ればしたくないよ…
でも現実には…







夕方彼(と私)が働いていた店に彼の荷物を取りに行った時、
代表と言う方ともその話をした。
勿論駄目だと言われた(−Д−;)




「emi*ちゃんがまた風俗に戻ったら、
 あいつが立ち直ろうとしてるのが台無しだよ。
 出てきて苦労する事が、今のあいつには必要なの。
 emi*ちゃんのそのキモチも分かるけど、
 それじゃあいつはいつまでもemi*ちゃんに甘えちまうよ。
 そんなんじゃ就職もすぐには見つけられない。
 職はいくらでもあるのに、今まで見つけなかったのは
 あいつの甘えでもあるんだから。
 本気であいつが折角再スタートしようとしてるんだから。
 たまには鬼の目で見守ってやりなよ・・・」

 






胸が痛かった。。





風俗はもうやらないよって、
昨日彼の前でも代表の前でも約束をしたけれど、
正直まだ悩んでいる自分がいる。






答えは決まっているハズなのに、、、
分かってるのに、、、
私は馬鹿だ。



もぅ少しだけ
自分が納得するまで。。。
悩ませて下さい。。。






















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