dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。


dependance diary**





■公判日前夜
2005年01月10日(月)


「文面中に何故投票ボタンを入れないのか?」
と言うメェルを頂きました。有難う御座います。
日記にて返事を致します。ご了承下さい。


去年の10月にこの日記をつけ始めた時から、
文面中に言葉を繋げる形の投票ボタンを入れていません。
確かに、文面中にこの投票ボタンを入れれば、
今以上に日記を沢山の人に見て貰う機会が増えます。
この日記を読んで、犯罪について多くの人に考えて貰いたいな、
と言う気持ちもあります。


しかし、そうをしないのは、
私自身、心の整理をつける場所が欲しかったので、
この日記は自分のキモチを正直過ぎる位、正直に綴っています。
その上、犯罪に関わっていたりと、内容が内容なので、
言葉を次に繋げる形の投票ボタンを押して貰うのは如何なものかと思い、
このようにさせて頂きました。


偶然この日記を見つけて読んで下さってる方達には、
今まで通り、日記を読んで・考えて貰い、
ボタンは押したいと思った時にだけ押して貰えれば十分だと思っています^^
勝手ながらこのような形を取らせて貰う事をお許し下さいませ(ぺこり)






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明日はついに彼の第一回公判です。




起訴が3件(内、未遂2件)なのと、
裁判官が3人の大掛かりな裁判なので、
(年末年始を挟んでしまったのもあるし)
多分判決までは行かないんじゃないかな…と思います。



彼のした事は
軽いものだと皆が思うでしょうし、私自身そう思っていました。
(過去日記を読むと自分の甘さに苦笑いしてしまいます^^;)
でも詐欺と言うものは「知能犯」と呼ばれ
どんなに小さな罪でも実刑になりかねないのです。
人を1人殺害するよりも、刑が重いのです。


しかし、どんなに軽い罪だろうが重い罪だろうが、
彼のした事は社会的ルールを破ったと言う事に変わりはありません。
執行猶予を貰えればそれは嬉しいけれど、
それなりの判決を受けて欲しいな、とも最近は思います。
一生のうちの数年なんか、それが更正してくれる機会になるなら
私は待ってあげられるから。





ホント自分強くなったよなぁ…(^^;)




毎日彼が居るのが当たり前で
彼に頼りっぱなし・甘えっぱなしの私自身、
一人でも歩けるようになった。
悲しさを超えてこんなにも強くなれた。。


彼も今までの生活を見つめ直し、
中途半端な自分から立ち直るために頑張ろうとしている。









彼が逮捕されて良かった気がします。









彼が居なくなって
触れられない状況になって、



・信じ続けると言うこと
・思いを伝えることの難しさ



を学びました。






今回の逮捕は
決して悪い方向ではなく
良い方向だったのだと
私は今ではそう思えます。





明日は私たちの運命を左右するだろう日の1日です。


両手に手錠・腰縄姿の彼を、
本当は見たくなかったけれど、
見なくてはいけない。現実を受け入れなくてはいけない。
情状証人として、私は彼の大切さを証言しなくてはならない。
彼が、再犯を起こしやすいハイリスク・ハイリターンの世界から
抜け出して貰うためにも。


初めての事で不安だけれど、
この2ヶ月学んできた事を無駄にしない為にも
明日、頑張ってこようと思います…





彼の為に


そして
私自身の為に。。。






















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