ありがとう。 |
サムエル解散ライブに行ってきました。 高校2年生の時、軟禁されていた彼らをテレビで見ました。 あれからかれこれ、8年。 いつも温かい音を奏でていた彼らは、 いつまでもそこで歌ってくれると想っていました。
しかし、突然沸いて出た解散。
意味がわからなかった。なぜ?今さら? 彼らに会える最後のチャンスは私の誕生日だと知った。
一人でライブハウス開場を待つのは、とても寂しい。 みんな回りはわいわいがやがや。 一人ぼっちがますます気持ちを下げていく。
356番のワタシが入った時点でELLは満杯。 なのに後ろでスタッフさんが「あと100人はいりまーす。」 と叫んでいる。無理だよ、無理。
会場の照明が消える。 3人が出てくる。
歌いだしたのぶの気迫が凄い。 いつもの3割増。 「最後」「さよなら」と歌詞がある曲は5割増。 二人と目もあわせない。まるで怒ってるかのよう。
凄い怖い。最初の印象はそれに尽きる。
のぶは本当に未だに解散に納得がいってないようで。 なんで3人でやれなくなるのか?辞めたくない。 今までいくつかの解散、脱退、活動休止がつく最後のライブを 見てきたけれど、あれほど前を向いていないボーカルは初めて。
「今はサムエルのコトしか考えられないから、 これからのことは考えていない」
って、言っていたようで。 のぶはファン以上に解散を認めたくないようだった。
MCに入っても今井先生と伊藤さんははふざけて笑っていたけど、 のぶは硬いコトバで喋りだした。
一曲一曲を丁寧に、いつもよりスローテンポで歌っていた。 曲が終わると即ギターを変えて間髪いれずに次の曲。 短い時間で、より多くの曲を聴いて欲しい。 そんなキモチが伝わってきた。
2回目のMCが入る頃、名古屋の思い出話をすると のぶの顔がようやくほころんだ。 いつもの、3人でやる時が一番幸せな、あの笑顔になった。 ちょっと安心して、ワタシも笑った。
バラード曲を歌いだして、すぐ声が裏返ってしまって。 4,5曲歌ったあと、のぶが二人に合図。 「ごめん、最後だから。」 って、どうしても納得がいかなくて歌い直した(結局3回歌った) 声が裏返る=ヒデキ。で歌い直した人初めて見たよ。 なんて笑いながら。ようやくいつもの3人に戻った気がした。
ワタシの中で、自分とリンクする曲。 そしてサムエルとの思い出が走馬灯のように駆け巡ったあの曲。 その2曲は涙が流れた。
どこかのMCで伊藤さんが、 自分たちの作った曲が、その曲を聴いている人が その曲を通して色んなコトを思い出したり、自分に重ねたりして 曲が一人歩きしていくのが嬉しい。 と、言っていた。 そうだね。重ねすぎて泣いちゃったよ。
それからは、手拍子して、何年ぶりかにジャニノリして飛んで、 みんなで歌って、くだらないコーラスして。 笑って、歌って、泣いて。すごく、楽しかった。
マイミクの某Mガねさんが。 解散というより、新しい活動をプレゼントってとってあげて。 って、言ってくれて。>勝手に引用してごめんなさい。 それまでは解散とか最後のライブでは どうしても凹んだり、その後もすぐには新しい活動を前向きに 受け入れるコトが出来なかったりしたんだけど。
今回のライブは行ってよかった。 泣いて。笑って。だから。
「これからも歌いつづけて欲しい。 それが、一人一人になったとしても。」
そう、想うコトが出来ました。
どうして解散になるのか?結局本音は聞けなかったけれど。 それでもいい。むしろ、それでいい。
これからも、歌いつづけて欲しい。 最後に逢えたのがワタシの誕生日だった事にも きっと、意味がある。 寂しいけれど、彼らの最後の音を感じることが出来て幸せでした。
ありがとう。本当に。
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2006年10月13日(金)
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