軌道を修正するのは、とてもとても力が必要だった。

狂ちゃんの腕に抱かれて眠りながら、
どこか安心して、
許されたような気がした。

失ったモノも多い。
けれど、
あたしは大切なモノはちゃんと手にしてる。

捨てるモノを間違った。
そんなあたしの口癖。
もう、
そんなふうに思いたくないよ。


おマエは完璧主義から抜け出せないから。
そう言われてて、
自分でもそう思ってたけど。

したっけ、こう言われた。

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あたしはちょっと笑って、
ちょっと考え込んで。

其れを自分の中で噛み砕いて消化して納得するまで、
だいぶ時間がかかっちゃった。

ヒトの言葉に共感するのは、
ヒトの考え方に影響されるのは、
カッコ悪いと思ってた。

だから、
イイモノをイイと、
なかなか認められずに。

だけど、
そうじゃなかったんだね。

噛み砕いて消化して吸収して、
でも其の上にあたしが居れば、
其れでイイんだ。

まだうまく生き方はわからない。

けれど、
少し、動き始めた。

離人感がひどくて、
どんどん自分が小さくなって消えていきそうだったり、
どんどん自分が大きくなって天井突き抜けてしまいそうだったり、
そんな感覚がひどくて、
あたしはあたしを見失ってた。

何処に居るのか、
誰と居るのか、
ホントウは何なのか、
わからなくなってた。

今も、よくわからないけれど。

１つだけわかったコト。

イイんだ。
あたし、
生きててイイんだ。
あたしで居てイイんだ。。。よね？

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