音楽をやめたあたしは、まるで生きる屍だなって思う。歌いたい。もう1度ステージあがりたいよ。でも、もう遅い。ノドは薬で侵食されてる。昔みたいなクリアーな強い声は、もう。何もかも、遅いんだ。認めたくない、けど。ゴメン。今更気付いたって遅いんだ。↑クリックするとコメント変わります。ただのいらないプライドかもしれない。意地かもしれない。だけど。それに、全てリセットかけてもう1度歌いたいって決めたところで、もう歌えるノドをあたしは持っていないんだ。致命傷だよ。声をなくしたウタイビト。どうやってメロディを奏でればイイ?若さとスピードだけで走りきってしまえば良かった。あの時あたしはためらった。だから、もう遅いんだ。悔しいな。やりたいことを見つける時に、年齢がネックになる歳になってしまったんだ。そういう世の中に、生まれてしまったんだ。自己満足だけで納得できたらいいけど、できないから。アイツ等を見返してやりたい。って。其れができないレベルなら意味ナイ。って。思ってしまったあたしは、ホントウに音楽を愛してるわけじゃなかったのかもね。ただ歌えるだけで幸せだと、楽しいと、どうして思えなかったんだろう。レコード会社で、めいっぱい歌わせてもらってたのに、いつの日か、「歌ってる」んじゃなくて「歌わされてる」って感じて、あたしは。「ホントウ」に気付いた時には、もう既にあたしのノドは侵食されてた。Too late。もう戻れない。