コミュニケーション。
DiaryINDEX|past|will
学パロでヒロインがモブ女に傷つけられる場面を書いて、 一応昔寺島がやらかしたときのことを思い出し思い出し書いたが、 私は一般的な意味での「心を傷つけられる」ということに対して、 あまり真正面から向き合わず、あるいは受け流すことによって生きているのではないか、 という気がしてきた。
今現在そうだからと考えて、うーんもう結婚15年37歳だからか、という気がしないでもないけど、 例えば10代に傷つけられた「事実」自体は覚えているし、 そのとき「なんですって?!」とかってカッとなったり泣いたりはしないけれども、 「へぇ、あんたはそういう人間だって忘れないでおくね」くらいには思っているので、 やっぱり多少傷ついてはいるんだろう、とも思っている。 そうだな、泣きたくなったりはしないから「傷ついていない」と「判断している」くらいはあるかもしれない。 いややっぱり、「不快に思った」くらいの程度かも…。 ただこれは経験からきたものではなくて、やっぱり生まれ持った「私は悪くない」がつよいのではないか、 と、私にそっくりと評判の次女を見ながら思うのである。
もちろん自分がやってしまったことに対して「ごめん」という気持ちはあるのだけど、 あっちが勝手にやってきたことに対しては「は?お前らのモラルが低いことの証明だが?」くらいで…。
そうだなぁ、あと、好きな人以外からの攻撃(?)は無視して生きてきたみたいなところがあると思ってて… 直接向けられていない陰口は記憶にあるし「そういう輪に入れなかった自分」ていうのは恥じてる(一人前じゃない、みたいな)んだけど、 陰口自体には傷ついてない、みたいな…(傷つかないから仲間に入れてもらえないんじゃね?)
これは枝葉だけど、酷いことをされた、またはされている、自分の好きな人(に見えるナニカ)がえげつない悪行をしている、 それらが与えるストレスはどれも違うのではないか。 すべてひっくるめて「傷つき」にするのは雑すぎるだろうな。
昨日刀ミュの話を眺めていて、 「地獄地獄いうのは好きじゃない」というツイートに対し、 あまり関係はないけど、「現実のがよっぽど地獄だし、あんまりフィクションに地獄〜!って思ったことないな」と書いたことから考えてる。
「世の中、自分の頭で考えないやつは物理的にも社会的にも死ぬ」
って話ととらえるなら現実もこみいった地獄だと思うけど、 刀ミュファンでそうとらえてるの一部でしょ。 そのこと自体が本当の地獄では、みたいな。
ここまで書いて思ったけど、私はなんだかんだ現実が好きなんだろうな。 現実が好きで、でもままならないつらさが「夢」に向かうのかな。
いつだって陸奥守のことを考えている。 ミュの陸奥守は本編にはあまり関わらず、坂本龍馬への気持ちを押し隠したキャラクターだった。 維伝の陸奥守は主人公で、元の主を模した何かを斬った。
陸奥守は傷つくことはあるんだろうか、と考える。 (間違えないでほしいけど、私は「辛い」って感情はわかるし、どっちの陸奥守も、とても辛かっただろうな、と思う)
維伝の陸奥守が、和泉守に「どうしてお前は辛くないのか、どうやって乗り越えたんだ、主の死を」 みたいなことを言われるんだけど、 「乗り越えたつもりはない、自分はこういう性質を元の主からもらった」みたいなことを返す。 (あとでちゃんと観返す)
それは確かに「坂本龍馬の佩刀として語られた刀の付喪神」だし、 ぼんぼんで身分にこだわりもなく脱藩した坂本龍馬、という解釈に合っている。 いっぽうミュ陸奥はあまり語られないけれど、大好きだった坂本龍馬が死んで悲しんだ(が人には見せない)という場面があって、 まず個体差が尊くて死ぬけど、 そのへんの解釈からやはり弊本丸の陸奥守はステ陸奥守に近くなるだろうな、と思う。
学パロも楽しいし十分愛しているけれど、 やはり弊本丸の陸奥守との物語が第一なので、そこをどう書いていくかと悩んでいる。 私の魂の形はおそらく坂本龍馬に似ていると思うけれど、彼はそれを一体どう思ったんだろう。 そこからどうやって私を愛するに至ってくれたんだろう…と悩む自分と、 いや、そんなごちゃごちゃ言わなくても、 刀剣男士はみんな主のこと好きやで、で済ませたい自分と、両方いるし、 なんなら当人に聞いてもそんな正確な答えは返ってこない気もする。
私だけなんですよ!やきもき悩んでるのは!(と酒を呑む主)(付き合う薬研と不動)
|