1人と1匹の日常
2005年07月19日(火)  自立生活って、何だろう?
今日は、ワンコのお話とは、ちょっと違う話題を。

おととしに、本屋さんでの出会いから、私のバイブルとなった、「こんな夜更けにバナナかよ」(渡辺一史・著 北海道新聞社)
第35回大宅壮一ノンフィクション賞、第25回講談社ノンフィクション賞を、ダブル受賞した作品でもある。

この本は、人工呼吸器を着けながら、地域で暮らす重度障害者と、彼の生活を24時間体制で支える、介助ボランティアとの間を取り巻く、交流や葛藤を書いたノンフィクションです。
人間臭さが詰まっていて、ほんと人と人が関わって生きていくことって、何て難しくて、やさしくて、温かくて、悲しくて、苦しくて、穏やかなんだろう。…と、しみじみと再確認させられる本です。

介護って、何?
それは暗くて、日々の日常からは遠いもの。
と思われがちかもしれませんが、人と人が関わり合うこと。
人と出会い、語ること、お互いに向き合うこと。
介護を受ける側も、介護を提供する側も、普通のどこにでもいる、気持ちの通い合う人間なんですよね。
人は一人では生きられない。
それは、障害のありなしに関わらず、みんな同じだということを、この本は、痛く温かく感じさせてくれます。
読者を何度も、いい意味で、裏切ってくれる濃い内容です。
はい…宣伝しちゃってます。笑
みなさん、よかったら、読んでみて下さい♪

さて、先週、障害者自立支援法が、衆院で採決され、可決されました。
障害者当事者からは、反対やたくさんの議論が出されています。
しかし、郵政民営化法案に対し、ニュースやメディアでの取り上げの何と少なかったことでしょうか…。

何で、このような話を始めたか?というと、障害が進行する中で、介助犬と共に暮らす生活の中、自立というものについて、たくさんのことを、悩み思い考え続けてきました。

そんなことや、あんなこと♪この続きについては、また今度…♪
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