1人と1匹の日常 |
2005年09月13日(火) その続き☆ |
以前の日記、「自立生活って、何だろう?」 ・・・・の続きの思いを書きたいと思います。 物心ついた頃から、「人に迷惑はかけないように。」と、教えられてきた気がするのですが、障害を持ってから、随分、他人に迷惑をかけてきたもんだ。 ・・・と、心に引っかかっていた時期がありました。 自分のできないことを、人に手伝ってもらう。 それは、迷惑なことなのでしょうか? りんくうに、お仕事をお願いすると、「はいは〜い♪」と、しっぽふりふり喜びお手伝いしてくれます。 それは、遊びの延長であり、とても楽しいことで、苦痛ではないから、迷惑でも何でもないのかもしれません。 「ママー、はいどうぞ♪」 「りんくう、どうもありがとう♪」 そこには、それまで口癖のように言っていた、「すみません・・・。」の言葉はありません。 私の病気は、これから先、再発を重ねると進行する可能性があります。 りんくうを介助犬として迎えた時、「りんくうの毎日のお世話は、自分にできることは自分でする。」という気持ちでいました。 しかし、今は、あの時と比べ、私がりんくうにしてあげられることは、年々、減ってしまいました。 そして、その負担は、同居する家族・両親にお願いすることになります。 「介助犬と生活して、自立するつもりが、逆に、家族や周りに迷惑かけることになってしまってるんじゃないのか・・・?」 ある日、両親に聞きました。 「りんくうがいなかった方が、よかった?」 何て冷たい質問・・・と思われるかもしれませんが、私の日常の介護プラスりんくうの毎日のお世話。 両親の負担は、以前にも増して、増えてしまったのは確かな事実なのです。 そして、答えた母は・・・。 「りんくうは、うちの大事な家族。」 「かよこの側で、いつも居てくれる。」 「家族だから、みんなで協力するのは、当たり前のこと。」 「りんくう〜これからも、お手伝いよろしくね〜♪」 その言葉に、家族だけど恥ずかしながら・・・・「あ〜この家族に生まれてよかった〜。」「この母の下で生んでくれて、ありがとう。」 と・・・温かい気持ちに包まれたのでした。 でも、私の自立は、これから。 どんな形で、私とりんくうの自立へと歩むのか。 それは、まだまだ、これから先のお話となりそうです。 |
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