2009年02月01日(日) |
バレンタインをあてにしない事 |
2月に入り、14日にはバレンタインデーがありますね。 先月末から少しずつその事に関するご相談を頂きますが、どういった物を、どういった形やシュチュエーションで渡すべきか。連絡はどうしたらいいのかなど、一年に一回、自分の気持ちを伝える事ができるチャンスを前に、色々と考えられている女性は本当に沢山いるかと思います。 また男性においては、「チョコをもらえるかな・・・」と期待する気持ちがあるものです。そして毎年そうですが、バレンタインの後「チョコをもらえました」と喜びの声を聞く一方で、「残念ながら・・・」といったお便りを頂く事もございます。 それは女性においてもしかり。意中の男性に思い切ってチョコを渡せる方、そういった流れが巡って来なかったり、あと一歩が踏み出せず渡せないままに・・・となってしまう方もいらっしゃいます。 男性も女性も、後者の状況において落ち込んでしまう気持ちはとてもよく分かります。ただその背景には、物事に対する“あて”がある為に、それが叶わなかった際の反作用によって気分が沈む現象が起こってしまいます。 例えばのお話ですが、2月14日の1ヶ月前の1月14日。その日にチョコを渡したりもらったりして、喜んだり落ち込んでしまう方というのはいない事でしょう。それは、その日に「チョコをあげる、もらう」という考えがないからであって、特別に何かがなくても気持ちの上下が起こる事はないかと思います。 それと同じように、普段の生活の中でも良い意味で物事をあてにしない事によって、自分の気持ちを上手にコントロールする事ができる。 相手にメールを送ってその返事をあてにしたり、学校や会社など、気になる人がいる場所で「あの人・あの子に会えるかな・・・」と思って足を運ぶからこそ、会えなかった時には落ち込んでしまう。 改めて、それはその物事をあてにしているからであって、最初からあてにしない気持ちで臨めば、後に起こるであろう辛さや苦しみなどを未然に防ぐ事ができます。 この時期、バレンタインデーが近づいてきた中、特に心の上下が起こりやすいイベントかと思いますが、その事を良い意味で“あてにしない”事で、イタズラに落ち込んでしわないように・・・。 またその理を知り、普段の生活やその他の出来事においても、感情の起伏を上手く調節する一つの術として、皆様の心に留めて頂けたなら幸いです。
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