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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2009年03月08日(日) 花開く時、蝶来る

以前にも「桜」の便りにて、良寛さんというお坊様の言葉を紹介しましたが、今回はまた別の言葉をお届けしたいと思います。

花は無心に蝶を招き
蝶は無心に花を尋ねる
花開く時 蝶来り
蝶来る時 花開く

吾もまた 人を知らず
人もまた 吾を知らず
知らずとも 帝則に従う

より分かりやすく言うと、花はただ無心に蝶を招き、蝶も無心に花を尋ねる。花が開けば蝶が来て、蝶が来た時花が開く。
私は他人の事を知らないし、他人も私の事を知らない。それでも、知らないうちに私も他人も、皆が大自然の理に従っている。それが自然なすがたである。そこには、人間の小賢しい考えはかえって邪魔である・・・。


仏教には不思議(不可思議)という言葉がございますが、「おかしい、あやしい」といった"?"の不思議ではなく、思議しない、あれこれ考えず思い悩むな、といった意味を含んだ言葉でもあります。

「花が開けば蝶が来て、蝶が来た時花が開く」
花も蝶も、そこに自分の感情などはなく、ただ無心に自然の理に従っているからこそ、求める事を得られる状況がある。
人間においては、自分の「ああしたい、こうしたい」といった気持ちが前に出る事で、色々と考えたり悩みが生じてしまうものですが、思議しない不思議とは、自然の理に身を任せる事である。という事を良寛さんも伝えております。

改めて、自分が「ああしたい、こうしたい」といった事を考えて行動を起こすと、物事というのはかえって上手く行かないものですが、皆様へのアドバイスの中で、自然の流れに身を任せて・・・といった言葉をお届けするように、今回の便りを通してその理を改めて認識して頂けたなら幸いです。



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