去年の6月からいろんなことがあった。
今日電車の中で、ふと、考えた。
こんがらがった糸をほどいていくということを。
あきと別れてやっと2週間だ。
会わないでいるのって、簡単なんだね。
去年からの1年間であたしはきっとおかしくなってしまったのだろう。
あきのことほんとに好きだったんだよ、と本人には言えるだろう。
ほんとに好きってなんだろ。
離れそうになって嫌で嫌でたまらなかった。
関係やめようって言われることが、存在を否定されてるみたいで嫌だった。
あきを自分のものにしておきたくて必死になっていい子してた。
そしてあたしはあきを、あきはあたしを手に入れた。
なのに。
彼氏との“当たり前”を拭いきれなかった、この2ヶ月。
あたしこんな風じゃなかったのに。
こうしたいのに。
たくさんたくさん、違和感を感じてた。
もうあきが彼氏なのに、外に出ても、カラダの関係だけだったときに感覚が抜けない。
気持ちがついていかなかった。
苦しかった。
相手の愛情がさらに大きくなっていって、ますますつらくなった。
愛されるのがつらいっていう感情、今なら理解できる気がする。
きっと、彼氏と出会う前にあきと出会えていたら。。
無意味だけどそんなことを今、思った。
あたしに今の彼氏がいることは幸せなのかな。不幸せなのかな。
彼氏は、あたしといて嬉しそうに笑う。幸せそうな顔をする。
浮気してて、浮気相手と付き合って自分を振った女が戻ってきて
それを受け入れる心境って、どんなもんさ。
最低だよ、って捨ててくれればあきと幸せになれたのに。
それでも彼氏を選んだあたしは、もう、彼氏から離れられないのかな。
よくわかんないね。
自分で、自分がどうしたいのかがわからないもの。