とある町で
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2022年02月20日(日)

前回、今はまっているゲームについて書いた。
今回も書いてみたい。
ちなみに、今もはまっているw

スマホという掌サイズの
小さな器械。

アプリという
異世界への扉がたくさんあり
そのうちの一つを
私は毎日タップする。

開く世界は
ゾンビが跋扈する終末世界w
だから
ゾンビをやっつける単純なゲームかと
私は思ったのだ。

でも始めてみて
そうでないことにすぐ気がついた。
ゾンビもやっつけるけど
ゲームをするメンバー同士で同盟を作り
戦争をするゲームだった(笑)

戦争といっても
戦争ではない。
誰も死なないし傷つかない。
ゲームだから。
データの数字が変わるだけ。
そしてその数字を競うのだ。

私はスポーツに近いと思っている。
仲間とのチームワーク
戦いの技術
普段の練習。

他同盟との争いもある。
同じ同盟内でも意見の食い違いで
ケンカになることもある。
調整に走ることもあるし
当事者になることもある。
相手の内面、考え方に触れ
自分のそれも省みる。

濃い付き合いだ。
もしかすると
リアルより濃いかもしれない。
顔を合わせていないし
現実を共有していない分
軽いのだけれど
交わす言葉は
普段あまり発することのない本音だったりする。
だから濃い。
軽いのに
アプリを閉じれば消える儚い世界なのに
濃いのだ。

最近
とても影響を受けた人が卒業した。
この世界では
ゲームをやめることを卒業と言うらしい...
ゲームの中では
ダントツに強い人だった。
争いの時の振る舞いは
その人の本質を語ると私は思っているのだが
その人の振る舞いは
かっこよかった。
私もこうありたいと
リアルでもこうありたいと
思ったりした。

だから
その人が卒業した時
とてもショックだった。
正直まだ立ち直っていない。


たかがゲームに現を抜かして、と
眉を顰める人もいるかもしれない。
私も自分が始まるまでは
そうだった。

でも
職場や趣味の集まりや
学校や友達
家族など
現実の場で他人と交流し
触れ合うことと
一体何が違うだろう。

かたやリアル、かたや仮想世界。
でもその中で息づく人間は
生身の人間だ。
だから
言葉だけで成り立つゲームの世界は
どこまでも内面の世界だ。
そして
内面だけの世界だ。

自分の所属しているチームの人達と
現実に会うことは無い。
いつか
挨拶だけして
指先一つで去る日が私にも来るだろう。
その日がいつ来るか
分からない。
リアルの別れのように。

でも彼らとの交流に
今はどっぷり浸っていたい。
何も考えず
今はとにかく
浸っていたい。



久美

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