回り道のついでに
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幽霊が出る。 時間を食いつぶす幽霊。 あたしの背中に居る。
空いた時間を、使えなくて。 人を苦しめる為だけに、食っていく。
何がしたいの。 もっとやることがあるはずなのに。 君の熱を追って。
誰と時間を共にしても、 穴が塞がらない。 分かってるのに、紛らわせてる。 あたしの、弱さを見つめる。 この闇に、柔らかく、呑まれてもいい。
こんな時間を重ねて、 自分を苦しくして、追い詰めて、 人を道連れにする。 最悪だ。 たった半年前の生活に戻るのが、こんなに難しいとは。 駄目だ。 こんなことじゃ。 もっと強く。 頑張らなくちゃ。 この先何回だって、あるはず。 その度に、ここまで堕ちていたら、這い上がれなくなってしまう。 のた打ち回る人生か。 這い蹲っても、空を見たい。 廻って回って歩く道。 いつかどっかに。
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