恋心
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2005年07月27日(水) 台風一過

彼は西の町に住んでいる。

私は東の町に。

雨は、彼のいる町を濡らしてから、私の町までやってくる。

だから、雨は嫌いじゃない。
彼の匂いを運んできてくれるような気がして。

逢えなくても、同じ空の下にいる。
そう思うだけで、少し救われる気がした。

ねえ、あなたは、私があなたを想う気持ちと同じくらいに、私のことを想ってくれていますか?

同じ気持ちでいてくれますか?
そう、メールで訊ねたい気持ちを、ぐっと堪える。

だって、信じているから。
あなたは私を愛していてくれているって、信じている。
前に、言ってくれたよね、『俺を信じろ。絶対に悪いようにはしない。』って。
だから、信じる。
あなたのその言葉が、壊れてしまわないように。
そっとそっと、ただ静かに時間が通過していくのを、待つの。


潤 |MAIL

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