月に舞う桜
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2024年12月31日(火) |
12月の読書と今年特に良かった本 |
★合計21冊 184. 里見蘭『人質の法廷』 185. 三木那由他『言葉の道具箱』 186. 櫛木理宇『残酷依存症』 187. 芦沢央ほか『悪意の迷路』 188. 江戸川乱歩『明智小五郎事件簿2 一寸法師・何者』 189. 小池澄夫・瀬口昌久『ルクレティウス「事物の本性について」愉しや、嵐の海に』 190. アガサ・クリスティー『検察側の証人』 191. アガサ・クリスティー『死の猟犬』 192. 木下龍也『あなたのための短歌集』 193. フランソワーズ・サガン『失われた横顔』 194. トマ・ピケティほか『差別と資本主義 レイシズム・キャンセルカルチャー・ジェンダー不平等』 195. 櫛木理宇『監禁依存症』 196. 安部公房『飛ぶ男』 197. 塩谷智美『マインドレイプ 自己啓発セミナーの危険な素顔』 198. 近藤史恵『シャルロットの憂鬱』 199. アマルティア・セン『不平等の再検討 潜在能力と自由』 200. マーガレット・アトウッド『またの名をグレイス(上)』 201. マーガレット・アトウッド『またの名をグレイス(下)』 202. 沼田まほかる『ユリゴコロ』 203. 朝日新聞アイヌ民族取材班『コタンに生きる』 204. まさきとしか『あなたが殺したのは誰』
※数字は1月からの通し番号
こうしてみると、今月は狂ったように読んだ。年末年始用に図書館で限度いっぱいの10冊借りたので(よく考えてみるとそんなに借りる必要はなかったのだが)、それを消化すべくどんどん読み進めた感はある。 アマルティア・セン『不平等の再検討』がわりと分かりやすく、非常に共感しながら読んだ。
というわけで、2024年の読書数は合計204冊になった。 読書に関しては満足の一年だった。
◆20124年に読んだ中で特に良かった本10冊 小説編 マーガレット・アトウッド『侍女の物語』 葉真中顕『ロスト・ケア』 湊かなえ『贖罪』 沼田まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』 櫛木理宇『死刑にいたる病』 早見和真『イノセント・デイズ』 安部公房『第四間氷期』 ナオミ・オルダーマン『パワー』 エヴゲーニイ・ザミャーチン『われら』 まさきとしか『彼女が最後に見たものは』
作家一人につき一冊という縛りで厳選したけど、その縛りがなければ、 櫛木理宇『虎を追う』『灰いろの鴉』『氷の致死量』 まさきとしか『レッドクローバー』 も良かった。 とにかく櫛木理宇の一年だった。
◆20124年に読んだ中で特に良かった本10冊 ノンフィクション編 橋爪大三郎『日本のカルトと自民党 政教分離を問い直す』 古関彰一『日本国憲法の誕生』増補改訂版 くらんけ『私の夢はスイスで安楽死』 後藤周『それは丘の上から始まった 1923年 横浜の朝鮮人・中国人虐殺』 塚田穂高ほか『だから知ってほしい「宗教2世」問題』 田中拓道『福祉政治史 格差に抗するデモクラシー』 吉見義明・林博史編著『共同研究 日本軍慰安婦』 角川歴彦『人間の証明』 ノーマン・G. フィンケルスタイン『ホロコースト産業 同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち』 アマルティア・セン『不平等の再検討』
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