もしもキミに出会わなければ、こんな思いをすることもなかったのに。
やるせない思いを、これからはどこへ向ければいいの？
失ってから気づくもの。
その大きさに、いまさらながら驚いてるよ。

出会った頃のキミは、どこかにいる、知らない誰か。
出会った頃の俺は、今のキミより若かった。
そして、そのころ、彼女よりも近い存在だった。

居心地の良かったあの場所には、もう戻れないのかな？
みんなみんな、どこかへいっちゃう。
みんなみんな、どこかにいなくなっていく。
何かが変わった？何も変わらない。
時が流れた。それぞれの生活に戻った。ただそれだけのこと。

今はもう、去りゆくキミを見届けることしかできない。
ふと気の向いた時に気の向くままに話をする。
そんな当たり前のようにしてたことが、もうできなくなっちゃう。
なんかさみしいな。なんだかさみしいよ。
もう、届かないんだね。

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