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■ 絶体絶命
絶縁状態の母から突然の電話が来て、
「 嫁いだ先の家で作った借金を うちに頼るのはやめて頂戴! 」
と、 ぴしゃりと言われた。
「 そんな風に頼るのなら、 戻っていらっしゃい。 」
とも。
父が母に内緒で、 都内にある物件の賃貸料を、 わたしに渡そうとしてくれていたことが 母にバレてしまったのだ。
わたしは母とは、血が繋がっていない。 父とは薄く薄く繋がっている。
実家に戻ったら、 わたしは
夫を若くして亡くした可哀想な娘
として、即お見合いをさせられる。
そんなのイヤ。
わたしが誰かと付き合っていようと、 母はそんなことはおかまいなしだ。
納得しない。
自分の思う人と結婚をさせたい。
わたしは・・・
どうすればいいのだろう。
彼と別れて、実家に戻る?
そうすれば義兄が作った借金のうち、 わたしが保証人になった分は 全部払ってくれると母は言う。
その方が良いのかもしれない。
もうお金でギスギスするのはイヤ。
毎月の赤字を、 カードローンを組んだりして 返していたけれど、 それは結局、その場凌ぎにしかならない。
2007年11月23日(金)
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