月のしずく・星の欠片
春妃。
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嫌い。
言われてしまった。
夫が亡くなった時の話になったら、
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これ、42歳のバツイチの女性が発した言葉。
仕事の覚えが悪くて、
本当に悪くて、
まるで融通が利かないし、
メモを取るだけ取って、
だけど役に立っていない。
先日なんて
「 春妃。さん、ポットのお湯は
この白い線まで入れてもいいんですか? 」
と訊いて来た。
あの・・・
あなた、
一体なにものですか?
わたしの職場を羨ましがり、
わたしの職業を羨ましがり、
わたしの経歴を、学歴を、
そう。
全てを羨ましがり、
だけど自分は何の努力もしない人。
仕事中は、すぐにわたしに頼る。
だけど我慢するわ。
彼の職場の人だから。
恋人が医者だと言う事も、きっと彼女にとっては
羨ましい事。
あなたは・・・
夫が事故で亡くなったことも、
羨ましい?
娘を亡くしても羨ましい?
娘を育てながら、必死になって
看護学校に通ったわたしの気持ちが解る?
あなたなんか嫌い。
大嫌い。
2007年12月16日(日)
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