月のしずく・星の欠片
春妃。
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芽生えている
布団も掛けずに、転寝してしまった彼を
起こさないように
そっとそっと体制を直して、布団を掛けました。
ぱっと目を覚ました彼が口にした言葉に
思わずココロを見透かされたかのように
ドキッとしました。
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「 どうしてそんなこと考えたの? 」
「 いや、何となく・・・。 」
「 心配要らないわよ。 」
そう応えるだけにして、会話に蓋をしてしまいました。
わたしは
きっと
この人とは長く一緒には居ない。
ごめんなさい。
あなたが嫌いなんじゃない。
ただわたしの中で
あなたから離れたいという気持ちが芽生えている。
芽生えている。
2008年10月13日(月)
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