NO UNDERSTANDING, NO LIFE

2007年05月19日(土) パン屋さんの謎

この間、友人と代々木上原探検に出かけた。

代々木上原はグルメな街で、ベーグルの最高峰(?)マルイチベーグルやパンケーキのお店や中華料理で有名なジーテン、あとパン屋さんがたくさん、チョコレート屋さんもあったり。とにかくすごい。

街の空気も、花屋さんがたくさんあったり、普通に中学生やおばさんやおじさんや若い人も歩いていて気取っていない。あの空気もちょっと珍しいなと思う。

それはともかくとして、数あるパン屋さんからブーランジェリー プーヴーというところに入ったときのことだ。たくさんの種類のパン。カウンターのガラスケースにデニッシュ系のパン、ブルーチーズなどが入ったハード系のフランスパン、他数え切れないくらいのたくさんのパンがある。ガラスケースの上にも様々な種類のフランスパンが。後ろにもイングリッシュマフィンや食パン、調理パン、クッキーなどもあってパンだらけである。

私は、イングリッシュマフィンとブルーチーズとくるみのフランスパンみたいなものを買った。300円くらいだったかな。私の前の人はあげパン100円くらいのを買っていた。
たくさんのパンを視界にいれながらふと思った。
「これって売れ残ったりしないんだろうか?」

前の人はあげパンが食べたくてあげパンを買う。私も自分の好きなのを買う。

選ばれないパンも出てくるんじゃないか。パンを選ぶのも100円のもの1つ買うのもお客さんの気まぐれだ。
ある日お客さんが30人入ったとして、10人が100円の日もあるかもしれない。そうしたら1000円。残りの人が500円買っても10000円だ。

大丈夫なのだろうか?

こういう風に思うようになったのは、組織に属さず自らの手で稼ぐというのはなかなか大変なんだな思うようになってから。とても涼しげにおしゃれにお店をやっているが、それは見た目だけ?実は、毎日3食パンとか?閉店後にはパンをじゃんけんで競いパンを夕飯にしている?

今急浮上してきたのは「予約を受けて収入を確保」というもの。
ホテルだって宴会で稼ぐというではないか。
お部屋に泊まるのは、しかも自分のホテルを選ぶのはお客さんでお客さんは自由に選べて、結果的に気まぐれ。今日は、Aホテル、来月はCホテルとなるかもしれない。やっぱり確実性というのは大事だろう。あのパン屋さんにもそういう確実性があるのか!?

気まぐれなお客さんの中で、職人さんや売り子さんをたくさん擁して涼しげに成り立っているパン屋さん。
今日もちゃんとあるのだから偉大だ。


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