サイクル

目覚めればもう
水面に膝は透き通る
両手に受けた光を
静かに沈め
優しく迫る冷たさには
これ以上、抗わない
あと幾年惑えばいい
誰もが忘れた星の記憶に
幾千の夜を待てばいい
哀しく愛しい土の彼方が
静寂の青に還るまで
そこから始まる命として
いつか再び、望まれるまで


2009年04月21日(火)
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