我々家族は、自分が物心つく頃には既に、
情けない生活を強いられ、恋心芽生える頃には、
絶望を受け入れざるを得ないという、
気の毒な育ちをしてきた様に思う。


そんなものだから、たまの外食等の際は奇声を
上げる位喜んだものだ。
それこそ、欧米のノリ。

ヤッホー。だ。


しかし、それよりなにより、にちようびのお昼。
大衆中華料理のデリバリーサービスを注文しようではないか。
となった際、自分は何故か嬉しくて致し方がなかったのだ。

うろ覚えの孫悟空が表紙に描かれたメニュー表をみて、
自分の夢は無限に広がっていく。

炒飯天津藩餃子唐揚げ酢豚かた焼きそば八宝菜キムチ．．．．．

でも何故か注文する時の母親は、自分の気持ちと
反比例していてどこかイライラしてる。

いつだって。

今でもそれは解らないがどちらでもよい。



中華料理のデリバリーサービスの、
オートバイなどに未だにテンションが上がり、
いつだってそのことを思い出し思い出し、
気恥ずかしくなる。



昼間に友人が本日のクリスマスの、
シケたデートプランを言いに来た。


なんだか気分がよくなった。



本日のBGM : Nina Simone / Baltimore

メリーChristmas！