あ〃　新年。


昨年暮れから昨日にかけ、
何だか訳が分からなかったよ。

毎年、新年、去年だってそうだ。
いっぱい色んな事期待して、我利我利亡者のようになって。

年の暮れになると、舌打ち３回。


ほんとに、もういろいろどうでもよくなってさ。

夜毎、お酒を浴び喇叭飲み。

そして暗黒の漆黒の夜空。
キラキラ光らない星。
眺めて。
今、世界が終わってくれても良いんだよ。


なんて、捨て鉢な事を呟いたら、
夜空にみんなの顔が浮かび上がり、
あはあっはあはっあはははは。

とかって上向きながら千鳥足でさ、
電柱にぶつかって、血塗れでさ。

ひっくり返って、顔面の何処かから出血したんだろう、
涙も出るし、ヴィーンテージのジーパーンが、
ビリリと破け。

なんだかなあ、って立ち上がり、
オールナイトのスーパーマーケットで、
野菜ジュースやろ、缶麦酒やろ、バラ寿司のもとやろ、
あ、後はとろけるチーズは使わないけど買ったろ。

へへへ、レジスターがピッピッピだ。


みんなしあわせそうな顔してら。
よかったよっかた。
とかって、一瞬だけ思い、
あのひとや、あのひとのことを少し考え、


目の前に家出少女が凍えてる。

強く生きなさい。
マッチを擦って見えたものが、そう。

幻覚だよ。
とは、言わず通り過ぎ、家に戻って、
のーひゅーちゃーのーひゅーちゃーふぉーゆー。とかなんとか
呟き、
網焼き餅喰らい、麦酒呑んだら口の中切れてて染みて、

負けてたまるか。

と叫んだ。



年末にJIM BEAMと書かれたグラスで安酒で乾杯した事。
おそらく会うのも最後かなと思ったあのひととの会食の事。
やらを思い出し、
何だかくよくよするので、フランクザッパを自分に注入しようと
物色したけど見つからず。


じゃあ、これを。


と、思い眠ったんだ。







素敵なひとたちよ、今年もよろしくね。






本日のBGM : Jhon lee hooker / The ultimate collection 1948-1990

それがこれだ