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20101008

 てなわけで、けいおん1期からもう一度フル完走めざします。


 ああ、駅の背後にムギいた。

 ちなみに音楽としては1期のOPはガチだと思う。

 入学式での唯。物見高い感じ。

 ぐさっの反応がこなたちっく。

 唯のものを凝視するくせ。

 内股設定は当初から。

 律は勢いだけだったんだけど、本物だったんだなあ。

 ムギって合唱部希望だったのか。現状でのムギは単なるお嬢様で、一般の公立(いや女子高なんだから公立はねえか。ごくふつうの女子高って扱いな)に入ってきたばっかりだったんだな。

 そして確かにちゅーとろさんが言うようにムギって律がきっかけで軽音部に入学したのな。

 ああ、ポテト。なるほどね。

 和がずいぶんと唯に対してフランクな感じなのな。

 あ、ドラムセットが搬入されてる。4月の最終週の前までに搬入したのね。

 早くもお茶搬入されてる……。

 唯ってこわがり設定だ。

 そして唯が入る前からすでにお茶の時間は定番化してた、と。

 そだね。ジで始まる人多いね、ギタリスト。

 そしていつのまにか部の存続に前向きになってる澪。おまえ流されやすいな。

 毎日こうやって、お菓子を一緒に食べましょう。おい、ムギ。おまえ、原動力は。

 注目されるのがうれしい唯。

 泣いちゃう唯。いい子だなあ……ぐちゃぐちゃにしたいなあ……。

 ここに至るまで演奏はしてたんだ。ちなみにムギのキーボードの腕だけは最初から保証されてるわけだよね。

 何度聞いても、この最初の演奏のシーンは完璧だ。完璧すぎてしにたい。

 というわけで1話終了。まあ長期にわたるシリーズではよくあることではあるが、声優さんの演技が違う。アニメとしてのキャラクターの演技もけっこう違う。
 それにしても、キャラクターの設定としてよくできてると思うのは、唯の主人公適性。注目される大好き。周囲に見られることが苦にならない。天然。感情をうまく表現することができる。素直。おだてに弱い=人からの応援は素直に力になる。そう考えると最初の唯のこわがり設定から、徐々にそうでなくなっていく過程というのは、それ自体が見ものであると思える。
 あとは、律とムギが部活に与える求心力みたいなのをあらためて見落としてることに気づいた。少なくとも軽音部を「あのような」場所にしたことには、相当にムギの意志がはたらいている。その関係に注目したちゅーとろさんの嗅覚の鋭さには、あらためて感心する。まあ、繰り返し見てるとそのことは理解できる性質のものではあるのか。
 あと、澪と律が音楽が好きであることは自明なのだけれど、その描写がばっさり削ぎ落とされている段階で、やっぱり音楽は主題からはズレてるよね。それといまさっき牛丼食ってきたんだけど、そのあいだにあずにゃん脳内で泣かすことに成功したのであずにゃん俺のもの。


 次2話。

 音楽室に向かう途中の踊り場からの風景、いったい唯たちは何回見たんだろうねとかそういう発想になるともうしにそう。

 実際のところ、律の行動原理がいちばん把握しづらいんじゃないかなあ。引き際心得すぎてるんだよね。

 「秋山澪(15)」の表示に俺御逝去。

 大人の女性(笑)。15歳。

 やっぱムギの部室に対する支配力でかいなあ……。

 やっぱり。話に詰まるとムギが食いもので方向ねじまげてる……。これ、まだ唯に逃げられる可能性を危惧してるのかなあ。

 「うーぃ」  勃 起 し ま す 。

 「さすがー。頼りになるぅ」 この唯のセリフに対する憂の「えへへー」っていう反応が絶品。「もう、しょうがないなあ、お姉ちゃんは。だいすき」というのがこのセリフの内幕である。

 あー、このウインドウショッピングが親睦を深めることになってるんだ。あとムギの「楽しかったですねえ」が必聴。

 「おー」 あーなるほどねえ。

 澪うざいなあ。前向きになるにもうざいぞ。

 ムギのお嬢様っぽさっていうのはもうちょっと強調されてよかったんじゃないのかな。いまにして思うと。

 唯の空気読めるけど団体行動できないっぷりは最初からよく表現されている。

 唯いい子。たまらねえ。

 この楽器に対するわくわく感の表現はほんと特筆すべきものだった。

 ああ、これだ。アンプにつないだギターの音。うん。

 2話終了。やっぱりキャラについては最初の段階から相当に練りこまれてる。らきすたのときもそうだったが、これを「自然発生的に」発展させていって、2期の最後までつなげていくという作業そのものが持ち味なのだろう。そこに矛盾の発生のしようがない(もちろん例外は数多いが)。あとは方向性の問題だけ、ということだ。らきすたの場合、原作が堅実すぎてかえって自由度が低かったような印象だが、けいおんの場合はその制約も少ない、というより1巻だけ原作を読んだ限りでいえることは、そもそも唯のキャラクターは大幅に改変されてたと思う。あと、つくづくムギの支配力を甘く見ていたよ俺は……。
 しかし唯さまの全方面攻めっぷりはすごいっすね。愛されキャラなのに唯さまのほうはだれでも大好きだからね……。これからは「さま」付けで呼ぶしかないっすね。呼ばないけど。


 3話。これだけ見たら寝る。

 こうやってみると、初期の段階では、唯ってずいぶんふつうの子として描写されてるなあ。

 なんか不自然なくらいゆっくりした時間の描写。

 澪の「わかんない子を諭す口調」が絶品。「追試に合格しないと、部活自体がなくなっちゃうかもしれないんだよ」

 3話、作画微妙だなあ。

 そっか。この段階では憂はまだ中学生か。

 やっぱ律のイメージがいちばん輪郭はっきりしないなあ。

 門限平気なの。とくにムギ。

 やっぱりこっちの「だいじょうぶなんじゃないのー?」が律だよなあ。

 3話終了。んー情報量が少なすぎるかな。人間関係整頓、及び学校内におけるキャラクター付けの回って感じかな。成績とか。
 どうでもいいんだが、1期も最初に戻るとあずにゃんのこと忘れるな……。
 しかしこうやって見直してみると、やはりちゅーとろさんの読みの正確さには呆れるしかない。見てる回数の違いだといえばそれまでだが。ただ、ムギが輪郭薄いってのはないかなーと思った。わりと最初から明確。むしろ律の扱いが回によって違いがありすぎる。元気と勢いがあってボーイッシュってのはキャラとして非常に扱いやすい反面で、そこさえ押さえておけばオッケーという結果にもなりがちで、3話なんかはまさにその典型だったと思う。確認したわけじゃないんだけど、律って周囲の邪魔をするにしても、同じことを二度以上繰り返すことってあんまりしてないはずなんだよね。あと、意外に斜に構えてる部分があって、自分が目立ちたいとかそういう部分少ないはずなんだよね。たとえば、クラス単位のイベントがあったとして、必要とあらば先頭に立って「いくぞーっ!」とかやらないことはないんだけれど、だれかがかわりにやれば、すっと後ろに下がって「まあ、いいや私は」ってなって、一定以上に熱くならないラインがあると思うの。勢いだけで突っ走ってるわけではないと思うんだよね。
 そこ行くと、澪は、当初俺が思ってたよりは安定してる感じだった。ただあの怖がり要素だけはどうにもうまく扱えないんだけどさ。いちばん簡単な解決策は「まあ女の子ってのはああいう部分ありますね」で括っちゃうことなんだけど、それもなあ……。いずれにせよ澪は、律がいるときだけは律にツッコミ入れられることから、みんなとなかよくできる、みたいな側面があるはずで、その意味での依存っぷりは大したもんだよね。律もそれわかってるんだろうけどな。「まあ、澪だし」みたいな部分で許してる部分ある。寄りかかられること自体あんまり意識してないっていうか。
 ムギと唯の関係はけっこうおもしろいよね。3話まで見る限りでは、明確に唯のことを子供扱いしてる。しかしその子供扱いしてるムギ自身が、実はそんなに大人じゃないっていう裏の事実もあって、つまりこの二人って噛みあってない。だから、唯と接するとムギの輪郭が薄くなるというよりは、これはムギの側に微量のとまどいが常にあるんじゃないかな、ということだと思うんだが。ムギが言う「楽しい人」に唯は含まれないんだよね。なぜならば、ムギにとって唯はたぶん「おもしろい」とか「変」とかの範疇だから。そこに人の意志が反映してない痙攣反射的な反応って、ムギにとってわかりづらいものなんじゃないかと思うんだ。だってムギの行動は激しくモラルによって制約されてるわけで、それなしに空気読めてほぼ本能のままに行動できる人間のことを理解できるはずがないでゲソ(うるせえ)。
 とまあ、現状までの理解はこんなところ。
 ああ、あとあれだ。あと秋元康さんにおかれましては、制服女子高生バンドをデビューさせるなら、ここから半年が勝負だと思いますよ。ただし個々のキャラは隙なく練りこんで、あとはオタ相手に商売しないことですね。楽曲で勝負。歌詞には細心の注意を。これでうまく行きます。



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