前途多難と前途洋洋のはざま日記



月曜サスペンス劇場 Part3

2004年10月05日(火)

昨日あわただしく去っていった●●7号室住人。
どこへ越したのか、彼氏が新しく部屋を借りたのか、もうそんなことはどーでもいいや、とにかくいなくなった。
人々の胸に灯る安堵感・・・。


きょうも朝から棟の前に車が止まっていた。
地味な公用車っぽい車。
そしてまたまた●●8号からの情報が入る!
「今、お隣の部屋に裁判所の人が来てんねん!なんか運び出してるみたい。
外に出たいけど人がいっぱいで出にくいねん!!」

運び出している??
窓から覗いてみると確かにトラックみたいなのも止まっている。
まだあの部屋には運び出されるような荷物があったのか。
裁判所が運び出すようなものが。

●●8号情報からほどなく、車は全て走り去った。
何を運んで行ったのだろう?


●●8号情報によれば、少し前には児童相談所の人も隣を訪問していたらしい。
けっこう聞こえるのよ、玄関先の話し声って。


子供はどうなったんだろう?
●●7号住人は今どこでどうしているんだろう?
裁判所や児童相談所は今回のサスペンス劇場にどう関わっているんだろう?
多くの謎を残し、困ったさんは去った。


私もここにいることに疲れた。
去りたい。


月曜サスペンス劇場 Part2

2004年10月04日(月)

およそ1ヶ月前、●●7号室を白昼包囲する!裁判所の人達がいた。
お隣の●●8号室の人が「はっつさん、私、ナマであんなん見たの初めてや。さむイボ立ったわ!!」と興奮気味に報告してくれた。

その後●●7号の住人は姿をくらますでもなく、ごく普通に(見える)暮らしぶりで、子供を連れて近所で買い物をしたりといった姿を私も見かけた。
ふぅ〜ん、差し押さえられたのではなかったのか、強制退去でもなかったのか・・・・。


さてこの住人、棟内ではちょっとした、いや、たいそうな困ったさんだったのだ。

ボヤ騒ぎを出し、連絡をとってもいっこうに外出先から戻らなかったり。
一時期借金取りが連日のように訪れていたり。
入居してからほとんど町内会費を払っていなかったり。
幼児虐待か?と疑うような勢いで休みの日などは一日中子供を叱る声が響いていたり。

初めて接する人間に対してはけっこう愛想のいい面を見せるのだが、こちらが「ああしてほしい」だの「これをこうしてほしいだの」といった決まり事をお願いしたりすることが重なるとどうも鬱陶しくなるらしく、いきなりどこかに内蔵されたスイッチが入るみたいで、投げやりで横柄で喧嘩腰の口調で返してくるようになる。
だんだんに「もうあの人とは話したくない」と周囲は思いだし、「電話するのもいや」「声を聞くのもいや」と言う人も現れる。
私も、訪問しても「居留守使われてるな」と思うこともあったし、電話しても(ヒツウチにしてないので)「番号見てわざと出ないな」と思うことも何度かあった。
直接話ができないのでポストに手紙を入れても応答ナシ、反応ナシの繰り返し。

こんな困ったさんがなぜが本年度の役員のひとりだったのだ!!!
なぜこのような人を役員に??と大いに疑問を持つでしょう、当然です。

まず、役員決めの頃はまだここまでの困ったぶりは周囲に見えていなかったということもある。
それから、「入居して4〜5年くらいになるけど一度も町内の役を持たずにいる。一度くらいは何かやってもらわないと・・・・」という声もあった。
しかし、「あの人に任せて大丈夫かな」という懸念ももちろんあった。
で、ある晩ある人が●●7号を訪ね「どうかね、やってもらえるかね?」と聞いたら、ナント「やらせてもらいます。」と答えたのだそうだ!!

心配する声もあったが本人がやると言っているならやってもらいましょうということになった。

さあ、それからが大変。
会議はすっぽかす(必ず「子供が急に熱を出した」という言い訳)、住人に配布すべきものはいっさい配布せずため込む、掲示すべきものは掲示せず、町会費の集金も遅れがち、何をするにも期限ギリギリ、しまいには何もしなくなる・・・・。

先月の終わり頃、同じく役員をしているOさんが用事があって●●7号室を訪ねた。
Oさんは穏やかな人で決して喧嘩腰だの高圧的だのになることはなく、むしろいつも言葉は悪いがヘコヘコしている感じ。
が、●●7号の住人のスイッチが勝手に入ってしまい、なぜがお怒りモード。
もう役員なんかせぇへんねん!!
他のもんで勝手にやったらええやろ!!
引っ越すんや!!
といったお言葉が飛び出したとか・・・。
Oさんは「恐かった・・・・」って言ってましたよ、お気の毒に。


●●7号は引っ越すって言ってるが、今はそうでなないにしても借金取りが連日訪れていたり、町会費の滞納が目立ったりといったことを知っていたので、
「カネもないのにどうやって引っ越すねん」と私たちは思っていた。
引っ越すなんて、役員の仕事を投げ出す口実だろうと思っていた。
そして「ホンマに引っ越してくれるんやったらうれしいけどな」とも思っていた。


今月に入ってから、棟の前に自動車が何台が止まっているのを見かけた。
空室の点検・清掃のための車ではなさそう。
もしかして●●7号室がらみの車かな????そんな思いはかすかにあった。

10月4日 月曜日
バイトから帰ると電話の赤ランプが点滅している。
メッセージは「さむイボ立ったわ!」報告の●●8号室から。
「お隣が急に引っ越して行ったわ」と・・・・・。

なんでも午後3時頃、急にバタバタっと引っ越して行ったそうだ。
小さめだけど業者のトラックが2台来て(業者を頼むカネがあったのか!とまた驚き)ホントにバタバタと・・・。
唖然。
夕方には彼氏らしき男性が細かい荷物の運び出しをしていたそうだ。

正直な気持ちは”引っ越してくれてせいせいした”である。





勘弁してくれっちゅうの!!

2004年10月03日(日)

例えばの話っす。

どっかのお店で働いているとして、クソ忙しい時に客からくだらない質問を受けると腹立ちませんか。私は立ちます。
きっと販売員という人達は日々そんな客と見えないバトルを展開しているのでしょう。

例えばの話でなく、私は実際に目撃したので記します。

スーパーのヘアケア用品の前でひとりの婦人が店員に
「私のこういう髪にはどれがいいかしら?」
と尋ねていた。
店員は努めて愛想良く応対しようとしているが、
「なんでアタシがあんたの髪のこと知ってんねん!?」
な空気はビンビン感じた。感じてないのはその婦人だけ。

普段はひとつにまとめているだの、ゆるくパーマがかかっているだの、
そんなこと知らんちゅうねん!!な話を延々続ける、店は忙しそうだったのに。
いつも行ってる美容院に聞けば?と忠告してやりたくなった。
お店の人、忙しそうですよと横から口を挟みたくなった。

これだから接客する仕事はいやだ。
すぐに顔に出てしまう。
客は何をしてもいいわけじゃないし何を言ってもいいわけじゃないと思う。
周りをもっと見ろ、わきまえろ。

このような考え方なのでサービス業にはとことん不向きな私。

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