2005年02月12日(土) |
立ち位置間違えた転校生の巻 |
御殿場までお買い物。
東京駅で集合だったため、東京駅まで単身上京。本日のお伴は「アブストラクトなゆーわく」。さっさと読んでおくという手法を取りました。
帰りのバスは席がバラバラになってしまったので、帰りのバスと解散してからも読めたので、家に着く前に読み終えてしまう。
いやぁ、いい感じに勘違いしてていいぞ、初期・阿部和重。アベカズ。そういえば私とアベカズの出会いはこの連載だったんだっけな。「お前誰だよ」とか思ってたんだよね。それが今や、持ってない本があれば即買いって…。ほんと、つくづく、ファーストインプレッションをアテにしない女だ、私。 で、いい感じの勘違いについてすっかり触れないで横道にそれてしまったわけです。いや、まだそれきってないだろう。 とにかく「私とレオナルド・ディカプリオは似ている」「文壇のキムタクと呼ばれたい」「紅白に出たいのです」…だから、あなたは誰なのよ。こんな人でも作家なの?とまぁ、連載されてた当時の私になりかけた。 ちなみに名前と連載があったことしか憶えていなかったことに読んでて気づきました。内容、ちっとも思い出さねえでやんの。
ただ。芥川賞を受賞したときに「芥川賞は文壇の紅白のようなものですから」と仰っていたのと、「アブゆー」で江原啓之(スピリチュアルカウンセラー)に「(前略)先々、かなり重たいものを発表なさるでしょう。本当に重たい、歴史とかを含めた題材のもの。いわゆる文壇という古くさい領域にも入っていっちゃう(後略)」
江原が凄いの?ちゃんとやらかしたアベカズが凄いの?
あ、そいえばアベカズって呼ばれたくはないんだったっけ(「アブゆー」より)。山形でも横浜でも「阿部ちゃん」と呼ばれていたらしいので、阿部ちゃんに戻します。
今日、バスの車窓から「東京會舘」見ました。帰りは、茶色く輝いていました。
本日、決まっていたことはひとつ。「じいちゃんの手伝い」。 毎年確定申告の書類を書いていたのだけど、今年は市民税の申告だとのこと。
2月には毎年やっていることなのです。もう、8年になるんだねえ。
8年前。 高校も休みで、最初の大学入試に合格して、まじまじと合格通知を眺めていたところにじいちゃんがやってきた。
「書類書いて」
毎年母親がやっていたのかは知らないけど、その日は、私がよりにもよって「経営学部商学科」なんて学科に合格してしまった日だったものだから、「お姉ちゃんにやってもらおう!」と、相成ったわけです。 いや、合格しただけだし。 しかも、そのときは違う大学の違う学部、本命だったし。
それでもやるよ!やったよ!わっけわからん書類、書いたよ! …税理士になろうと思ったよ!
それから1年半後に一度、簿記をドロップアウトすることは、まだ誰も知らない。
あれから8年。 簿記取ったよ!2級取ったよ!それで今や会社の経理の一部を担っていたりするよ!「2」の書き方が変わったよ! …それでも、所得の計算はできないよ!
会社にはこれを本業としている方がうじゃうじゃいます。いすぎます。なんで私がここでやってるんだ?ってなくらい、うじゃりといます。
わかんないところを空白にしたまま作業完了。多すぎる税金(多すぎる塩分)だったらごめん、じいちゃん。でもきっと、ちょろまかされたりはしないよ。みんなきっといい人さ。去年、ちゃんと還付されたし、私(それは確定申告)。
ちなみに自分の市民税は今年、会社がやってくれます。月給取りって楽なのね☆
気づいたら辺りが禁煙ゾーンだらけになっていた20歳。
地元は朝の8時台になると、普通列車に紛れて3本も特急が混ざる。これが厄介。普通列車ではギリギリの電車に見事乗り遅れ、今日は久しぶりに豪華な特急。余計なお世話な豪華さですよまったく。8時台も普通列車を増やしてくれよ!学生時代にゃみすみす授業、遅刻すらできなくなっていたんだぞ!!…多分。 しかし特急券を買うときに「禁煙車ですか?それとも喫煙車ですか?」と聞かれて即「喫煙で!」と勢いよく答えてみたり。
(そっかー…、特急には「喫煙車」なんていうものがあるのね☆)そりゃミッキーのパスネットも買うってもんだ。運賃に消えたけど、とゆーか、穴が空いたけど。
やばいね、大変だよ喫煙車。ゆったりシートで一服。のんびり2本吸ったところでまだ半分。田舎だって証明かもしれないけどさぁ、快適すぎて田舎でもいいんじゃないかとか思っちゃった40分間。やっぱ、お金持ちになるしかないなぁ。ノーマルに特急使って一服するんだよ。スパー。
…病んでる?
今年に入ってから初めて上京します。2月ですよもう。まるまるひと月あたしゃ埼玉に隠棲していたんですよ。高校時代みたい。地元自転車で通ってた高校時代みたいだわ。駅伝とボウリングしかなかった睦月。会社がらみだねえ。 …ただ、走りたくはなかったものの、勝手知ったる人と温泉浸かるより駅伝選んじゃったんだっけ。まぁ、お金なかったし。それが大半で、残りはよく知らない同世代と仲良くしてみたかった(できれば走るんじゃない方が良かったけど)ってのも、なきにしもあらず。まぁ実際、話せるようにはなったので、それはそれで良かったのかもしれない、睦月。
ちなみに上京の目的は「ファンタスティポ」。昨日予告したとおりです。 いやぁ、良かった。感覚がクセになり、心にズンとくる。自分にもハイジっぽいとこ、かなりあるからなぁ。
…やっぱ、病んでる?
当初「なんだか迷っている弟」っぽく紹介されてて、すっげー暗かったらどうしようとかなりビビってたんだけど、どえらく明るくアルマジロに入ってきたハイジで、さらに親近感が増す。 「あ、こいつ、表面を用意しているんだ」 ピンと来たら、東京グローブ座(原宿に次ぐジャニの聖地と化している)へ。 映画が映画だったからか、男子だけで観に来ている(多分罰ゲームではないと思う)人も、ひと組だけ確認できました。ので、是非男性も。
ちなみに私はようわからんおっさんに劇場内で「ぐっずっつーもんはどこにうってんすか?」と聞かれた。しかも途中で帰った。 …トラジハイジの親父さんだったら、ごめんなさい。
何日か前から宇田川町が呼んでいたので渋谷まで繰り出してみる。その前にわざわざBunkamuraの方まで行ってるのがもうなんか宇田川町じゃないよね。ブックファーストだよね。本屋さんだよね。 ネットで見かけたよさげなフランス語の本を実際手に取ってみたいと思って寄ってはみたのだけど、それは実際には買わず(中身は良さそうだったけど一冊しかなくて保存状態がイマイチだったので)、買ったのは別の本。
だって、だってさぁ… 本棚にこれともひとつ並べて、
「もうこの二人なしでは考えられない!」ってPOP飾ってるんだもん…。
久々に本屋のPOPにやられてしまいました。あと阿部ちゃんの「アブストラクトなゆーわく」もご一緒に買いましたさ。an・anの連載、読んでいたので懐かしい。…いつ読もう?
2005年02月09日(水) |
もっといろいろあったんじゃないのか |
「図書館の神様」読み終わりました。 シンセミアから脱出したあと最初に読み終えた本だからだったのか、いやにするりと抜けていく。 「私の同級生は私のせいで自殺してしまいましたぁ。そんでもってー、今私は不倫をしていまーす」てな感じに、いかにもかぶりたくて罪悪感を買い取っているような気がしていて、イマイチ感情移入できなかったまま終わってしまった感じ。悪くはないんだけど、「卵の緒」の方が好きかなぁ。あれが良くて、それでなんだか話題だったから借りてみたんだけど。
もう少し、ひとつひとつにドラマが欲しかったなぁ。
仕事で銀行に行った帰り、隣にある本屋で「群像」「文學界」を購入。どちらも阿部和重。そらそうだ。受賞作を載せた(とゆーよりデビューさせた?)雑誌と、芥川賞を主催している出版社の雑誌だものね。まだ読んでおりませんが。いつになるのやら。
テレビのクイズを見ていて、有名進学塾に通う小学生がジェームス・ディーンを知らないということに愕然としてみる。正解率0%だって。 そっか、そんなもんなのね。今度にのみやかずなりんちゃんが舞台やるけど、そんなもんなのね。 ジーパンな彼が格好良すぎて予備校選んだ女もいるけど(河合塾)、そんなもんなのね。どっからどう見てもジュン様の方が格好良かったけど、かずなりんちゃんの舞台、観に行きたいなぁ。 明日はその、かずなりんちゃんが立つ舞台、東京グローブ座へ映画を観に行きます。「ファンタスティポ」です。かずなりんちゃんのフライヤー、置いてないかなぁ。
「ASIAN JAPANESE 2」文庫版を読んでいます。 前作で今まで考えもしなかった「カトマンズ」に遙かなる思いを馳せてから多分半年くらい。今回は、ASIANにもかかわらず大半がパリ。最初バリかと思ったし。おフランスへの関心が人生史上最大(と言ってもそれまでのおフランスへの関心を考えたらさほどのことでもない)な時に、なんて良きタイミング。
「靴が似合っていない」 アジアを歩き尽くした作者が、パリの街を歩いているときに感じていたらしい。 アジアじゃないからなのか。それともパリだからなのか。ヨーロッパの地に靴をおろしたことがない私には解らないけれど、なんとなく、そこがパリだから、だと思う。 だって、選んでるんだもん。 人も建物も全部選んでるんだもの。パリって。犬から出たものが街に落ちているらしいけど。気にするとこだけ、気にする。なんか、AB型みたいだ(多くないらしいけど)。
東洋人、パリに選ばれる心意気を持っていたい、そんな風に思ったものです。まだまだ続く「ASIAN JAPANESE 2」。ちなみに同時進行で「アメリカの夜」読んでいます。ヘタしたら世界一周です。あ、あと家では「図書館の神様」読んじゃってます。もう本ばっかり。そりゃ、会社の人に何度「アレルギーとか、あるんですか?」って聞くよ。本ばっかりで頭がいかないんだね。 要するに会話の糸口として花粉症キャリアかどうか聞いてるんだけど、何度同じ人に聞いたことか?人間、どうしても憶えられないことってあるんだよ。多分。好きな人に聞いたって忘れるだろうね、花粉症かどうかは。ちなみに同級生の男子には何度誕生月を聞かれたか。今度聞かれたらプレゼントをねだろう。「何度目っすかー!」ってんで。
…そうなると聞かれないんだよねえ。きっとさ。
本を返してくる。読んでから。 つまりは読み終えた。シンセミア。
いやぁ、街だ。シムシティだ。何作分の世界を組み上げてしまったのか。 ひとまず田舎に密着した今の仕事から世界を覗いてみると、明日からの業務に多少の差し障りが生じそうで怖い。あの人も本当は裏でいろんなことしてくれちゃってる?社屋の階上一室を青年団体にお貸ししているのだけど、うっかり鍵貸していいのかな?なんて。
とりあえず阿部和重の冷静さにゾクゾクする。作中に変な阿部和重を出してくることではなくて、故郷を実名で舞台にした上に、この作品。さぁて、今度は単行本で、グランド・フィナーレを読もう。
代わって借りてきたのが「ツ・イ・ラ・ク」「図書館の神様」「カルプス・アルピス」。脈絡はない。しかし受験勉強に疲弊している高校生って、なんかいいな。疲れた男の人ってなぜか何かを出しているけれど、高校生からもう始まっているのかもしれない。
家に帰って本をめくると、カルプスに紙が。「コミックIKKI」。広告ですね。ジャンプコミックスを買うと挟まっているアレですね。新潮文庫を買うと挟まっているパンダですね。松本大洋でしたよ。
…やる気を出せい図書館!!
しかし、「シンセミア」読まないで「グランド・フィナーレ」読んで、どうするんだろう…。まぁ、読めるけど、ニッポニア→シンセミア→芥川賞って読んだ方が何千倍も面白いのにー。せめてニッポニアニッポンは読んでみてからをおすすめしたい。
「誰が天国に行ったって?」 ボス☆ボス♪ドゥギーさんったら…☆
無事終わってしまいました。デカレンジャー。ホージーがバンに「相棒」と言うシーンに水谷豊を思い出すこともなく、無事潤む。 ジャスミンは可愛いし、センちゃんはステキなままだし、やっぱDVDほしーなーと思っても、セットで6万円は、キッツい…。色別セットとかないかねえ。したら他は涙を呑んで、「デカ緑セット」を購入するんだけど。ブレイクセットもいいなぁ…。 しかし次作の「マジレンジャー」、マントだしイイと思うんだけど、なんとなく「あなたには魔法の力があったのよ」と言われるより、仕事に就いてる戦士の方が面白い気がするのね。なんとなく。
なんて感傷に浸っていたって来るのは響鬼。単語登録しておこうかな。 響鬼、馬乗りになって太鼓叩いて妖を鎮めるんだぜ!すごすぎよ。ライダーじゃねえって。だって土蜘蛛、鎮まらないし。あれは太鼓で鎮まったのか?むしろ殴られて沈静化したんじゃないのか?土蜘蛛。
ちなみに、今、私の中でフランスブームが来ています。フランス語、勉強しようか思案中。フランス語、学んでみても、どこで使う?フランス人なんて身近にいないし。でもいいんです。 だって、そもそものきっかけが菊地成孔の本だったから。「話す」ことより「書く」ことをしてみたいんですもの。菊地の本で「日本語で言うところのこんな感じをフランス語にしてみたらどうなりますか?」ってな往復書簡にたまらなく惹かれてしまったもので。なのでフランス。おフランス。そこんとこ、よろしく。
近くのファミブが5のつく日は199円均一なので、行ってみる。
…嘘です。 行ってみたらたまたま5日だった。なので混んでた。新作はほぼ貸し出されていた。こっちが正解。
ちょっと遡ってみましょう。 朝起きると母親がヘアカラーで髪を染めている。白髪染めらしいのだけど、どうやら1回使い切りのタイプが余ったらしく。
「髪染めてみる?」
朝起き抜けにすることでもないけれど、そういえば先週「明るい髪にしてみたら?」と会社のおばさま達に言われていたんだっけと思い、朝飯前にカラーリング。
と言うことで髪の毛が染まりました。染まってしまいました。しかし光に当たらないとわかんねーでやんの。これでわかったらその人は凄い。勿論、何も言わないままでね。
染まった髪の毛をなびかせて自転車を転がす。本屋にファミブにバスのチケットに。 ファミブではKREVAのアルバムとCKBのベスト、マッキーのベスト、あと映画を2枚借りてきました。 KREVAは、友達に誘われて行ったイベントで格好良かったのに、イマイチ缶蹴り集団が好きになれずに放っておいた。しかしやはり格好いいじゃないか!と自分に正直になってみました。当初パンクにあてがわれる楽曲が多くを占めていたあたしのRioちゃん、リップやマボロシに加えてKREVAちゃんだので、だんだんヒップホップが増えてきています。クラブ行きてぇなぁ。ホントは行きたいんだぜぇ。でもクラバーの友達は関西だからこっち来る時じゃないと連れてってくれないし。かといってひとりで行く度胸もないし。まぁ関西上陸すれば多分連れてってくれるだろうけど。 関西、今年のうちに行くべしだなぁ。
そして、図書館へ赴く。 「あ、シンセミア下巻、なくしてしまいまして…」一緒に借りてた「真夜中の五分前」は、次の予約がいたらしい。みんな、シンセミア、読めよー。
ちなみになくした場合は現物を弁償。その場で代金払おうとしたら「買ってください」だって。だから本屋で現物購入。 …しかし、これでいいのか?読んでから返しちゃうぞ。っていうか、もうしてるし。 さすがにお風呂で読書はしないけどね。というわけで、再びシンセミアに突入。
ほったらかしにしてしまいました。ゆゑに、何も記憶がありません。ただ、本日で図書館への返却期限を迎えてしまうのに、返さなかったんですね。 しかも、見つからなかったんですね。
どうしよう。
2005年02月03日(木) |
グランド・フィナーレ |
群像持ってるのに買ったね。シンセミアなくしたままなのに買ったね。文庫4冊買ってあるのに買ったね。バカな女だ。何とでもお言い。バカな女なんだから。
7月24日通りを読みましょう。
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