昔、数年かけてありったけの資料を集めて精神病理の勉強をし続けた
そして彼女に対して自分なりの整合性をつけた事がある

数年前、死に物狂いで精神神経学の勉強をした
これは自分の子供の事だった
その時に出会った一冊の本、アメリカで行動療法で
自閉症が治ったと書かれた本に私はある違和感を覚えた
この本は、自分の子供の記録と自分の其の時に置かれた状況
を記録していた
なのに、この作者は子供の障害を治ったと断言しながら匿名だった
そしていかに自分が傷ついたか、自分が子供の為に一生懸命だったか
自分の（自分だけの心）で周りを非難していた部分があった
同じ障害を持つ子供の母として、理解が出来る部分もあったけど
それでもどうしても私はこの本を信用出来なかった

『随分と自分に都合のいい、そして自分がいかに傷ついて
可哀想で一生懸命か、自分が、自分が、自分が．．．
繰り返される作者の言葉に疑問を持った
「随分と自分に都合のいい...」
ノンフィクションのその本の作者は匿名だった。
1999年、ＨＰを立ち上げた時に私はその本の感想をこう書いた
『仮名じゃなく本名で素性を明かして出して欲しかったなぁ。』
ノンフィクションというのは、虚像や脚色を出さず、記録していくものである。
その作者が「匿名」というノンフィクションで出す本の全てを無条件で
信用出来ない、自分の名前すら隠しているのだから

2003年の春
私の身内が大病をした。
「子供に会いたい」と手術の日に泣く彼女を見ながら
とある本の事を思い浮かんだ、大人になり何とか支えていた
私の精神は崩れそうになった。

事実と真実は違う
ネットという世界に繋げない人間は沢山居る
名誉を傷つけられても、どれだけ泣いても
それに対して反論も訂正も出来ない人間が居る


私はもう、ネコッ毛のぼさぼさ頭に沢山のカサブタをつけて
毎日血を見ながらキーキーと泣き叫ぶ事しか出来なかった子供では
ない
鉄パイプで背中を殴られ、肋骨を折られ
布団の中で痛みに背中を丸めながら、うめいていた子供では無い

初めての子供を妊娠中に
「お前の子供なんて流産したらいいんだ」と罵られ
結婚式の数日前に
「お前の幸せなんて誰が見たいんだ、死ねよ」と怒鳴られ
やっと出来た家族と、旦那が必死で働いて作って初めての貯金を
全てその人の後始末に取り上げられ

周りを罵倒し、暴力を振るい、恫喝し続ける、その人の為に精神を
すたぼろにされる毎日を耐える子供では無い

もう貴女の尻拭いをするのは沢山だ
自分を被害者と装いながら、自分勝手に振るまい
その被害を黙って受け入れるのは御免だ

かの人は中身のまったく無い人だ
虚勢と金メッキと嘘で塗り固めた言葉だけで生きる人だ。
それに私は振り回されるのはもう沢山だ。

これは宣戦布告である。
幸い、こっそり辛い日につけてきた日記と
忘れる事の出来ない記憶力は事実だけを書くのには都合のいい。
彼女の行動、私にした事、周りにした事、言葉だけはなるべく
ありのまま書いて行こう。

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