ニッキ?

リスト過去未来

2003年07月14日(月) 肩書きに弱い日本人だから?

「立場」ってものは恐ろしい。
自分は自分、本質的には同じなのに、
いつの間にか視点が変わる、態度が変わってる。
そりゃ確かに、そうであることを求められて、
与えられている立場でもあろうよ。
けれども、もといた自分を忘れちゃいけない。
冷静に、謙虚に自身を省みることを、失ってはいけない。


2003年07月12日(土) 待ちに待ってた本(りかさん)

梨木香歩『りかさん』(文庫版)を読んだ。
手法は児童文学なんだけど、深い。
軽いんだけれど、実は重い。
日常と非日常が滲むように溶けあう、不思議な世界。
美しい文章、巧みな仕掛け。
やっぱり、たまらなく好きだ、梨木さんの作品。

併録の「ミケルの庭」は書き下ろしの短編。
こっちは強烈。
一瞬たりとも気の抜けない感じ。胸がギリギリ苦しくなった。

なんというか、「業」というものを考えさせられた。


2003年07月08日(火) くだらなさに乾杯!(間取りの手帖)

佐藤和歌子の『間取りの手帖』読了……っていうか、見了?
へんてこりんな、けれど実際にある間取り図に、
筆者(?)が一言コメントをつけているだけ。
ページをめくってもめくっても、間取り図とコメント。
思わず笑っちゃうほど、くだらない。
あまりのくだらなさに一目惚れして、即買ってしまった。

目からウロコのくだらなさに、乾杯!
こんなくだらないことに目をつけた佐藤和歌子さん、
こんなくだらない本を出版したリトル・モアの人びとに、拍手を送りたい。
(褒めてますよ、本気で。あと、羨ましくもあるけど)


2003年07月07日(月) ユメのないセーカツ

昨日、「ネムリコの話」のことを書いていて気づいたけれど、
最近、夢を見ていない。
以前はだいたい毎朝、目覚めは、
ついさっきまで別世界にいた、あの独特な感じがあった。
奇妙に楽しかったような、わくわくしたような、
けれど内容をきちんと思い出せないもどかしさ、淋しさ。

たぶん、すっかり睡眠時間が短くなってしまって、
夢を見ている隙間がないんだろうなあ。
そういえば、あんなに寝つきが悪かったのに、
最近は布団に入ってからのことをあまり覚えていない。
どっちがいいのかは、わからないけど、
なんだかその分、想像力が弱ってきている気がしなくもない。


2003年07月06日(日) 100?148の歴史帳

年賀状&寒中見舞い&暑中見舞いの整理をした。
今まで、なんとなく1年分を一束にして、積んでおいただけ。
並べてみると、 5年分以上ある。
あるわあるわ、その数何百枚?
とりあえず320枚入るファイルを用意しといたのだけれど、
1/3も収まらなかった。

毎年くれる人のを読み返してみると、面白い。
その頃の出来事とか、お互いの立場の変化とか、
これもひとつの歴史の証なんだなあ、なんて。
こんなヘボいニッキなんかより、よっぽど面白いよ、うん。


鳥乃 |MAILHomePage

My追加