2006年02月04日(土) |
窓からさしこむ明るい光の中で |
梅の花咲く2月になりました。
立春だというのに最高気温は2度。
毛布から出るのがつらい朝です。
日記から遠ざかっている日々はあいかわらず続いていて、
なかなか文章をゆっくり読んだり書いたりできていません。
でも今日は朝から山弦の「春」を聞いていて、
久しぶりにゆったりとしていて、気分がいいです。
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さて、先週の土曜日は、兄のおうちで留守番をしていました。
生まれてまだひと月の赤ちゃんがすやすやと眠る姿をただ眺めるだけの、
数時間の留守番でした。
ずっといい子で、ぐずったりすることもなく、夢をみているのか時おり
腕を上げたり、まぶたの内側で目がきょろきょろしたりしていました。
また、ほっぺたをつんつんとつつくと、
小さな湿ったお口がむずむずと動いて、それがまたとてもかわいいのでした。
この春から幼稚園に通うことになったもうひとりの甥は
ずーっとテレビに釘付けで、私の体をソファー代わりにして
ドラえもんの映画を観ていました。
そして私もドラえもんに釘付け。
久しぶりに観ましたが、やっぱりドラえもんはおもしろいのでした。
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翌日は夫とまた小籠包を食べにいく。
あつあつのところを、熱い熱いと言いながら食べるのがおいしくて、
食べ始めるとすぐに体がぽかぽかしてくるのでした。
午後からはヨガで、相変わらず翌日は筋肉痛との戦いになるのですが、
やっぱり気持ちがすっとして、汗もかくし、楽しいのでした。
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さてさて、今日はこれから父と一緒に、パステルの先生の絵を観に行く予定。
京都は寒そうだなーと思いつつ、あったかくして出かける予定です。
ではまた。
久しぶりにボーリングに行く。
ボーリングは本当にセンスがなくて、いつもスコアが40とか50点くらいしかないのだけど、
今回はガーターが少なかったせいか、70ちょっとだった。
でもストライクもスペアも一回も出ず。
それにしても、私は昔から大きな音がずっとしているような場所が苦手で
ライブハウスとかはもちろん苦手だし、
(過去に一度だけ小さな蔵を改造したライブハウスに行ってひどいめにあった)
カラオケとかボーリング場やゲームセンターなんかも、
ときどき全く受付なくなってしまうときがある。
それは本当に突然なんだけど、さっきまで平気だった音が急に耳障りになって、
音にせめられているような圧迫感に変わってしまう。
やっかいなことに、そういう普段から大きな音のするところだけで
その圧迫感を覚えるのなら、まだそこを避けて通ればいいだけなんだけど、
普通のデパートの催し物の音や、街中で夜歌う若者のよく響く声や、
夜のドライブのステレオから流れる声や、そういうごくありふれた音でさえも、
突如として恐ろしくなって、音のしないところへ逃げ込みたくなるから困りものなのだ。
閉所恐怖症とか、高所恐怖症とか、先端恐怖症とかも、こんな感じだろうか?
私のは、いったい何恐怖症だろう?
平気なときもあるのに、突然だめになる。
音が怖いってこれでいてなかなか不便だ。やっかいだなぁと思う。
今回のボーリングは最初ちょっとだめになりかけたけど、
なるべく音を意識しないようにして踏ん張った。
気持ちを、人との会話やボーリングを投げることに集中させて、
音を遠くへ追いやる。
それが功を奏したのか、いつになくボーリングに集中する。
といっても100にも届かないスコアだけど。
ボーリングを終えて皆はいそいそと宴会場へ消えていったけど
私は駅へと早足で向かう。
おうちにはいとしい旦那さまがおなかをすかして待っている。
ぜいたくだけど、出かけたいくせに早くおうちに帰りたいのだ。
「おかえりー」という声がたまらなく聞きたくて、飛び乗るように、電車に乗った。
2006年01月21日(土) |
モーリス・ユトリロ展をみにいく |
天気予報では雪になるって話だったけど、
うれしくはずれて、風は強いけどそれなりに太陽はでているという日。
でも寒かった。
バーゲンで買ったばかりのウサギのファーをして出掛けたら、
友人には「随分使い込んだ感じのファーね。」と言われてしまう。
ぶひひー。
彼女は動物の毛を使ったものを嫌悪している。
たとえばハラコの靴とか鞄も嫌らしい。
不満だったけど、まあいいや。
とあきらめる。
今日は小籠包のランチ。
京都の高島屋でユトリロ展をやっていて、それを観に行こうと誘ったら、
では小籠包も食べに行きましょうってことになった。
小籠包。
あんまりおいしくて、前かがみになってしまう。
夢中で食べる。
肉汁がじゅわわって出てきて、
れんげにちょうどよくおさまるところを、ずずってやった。
海老チャーハンも、それについてきたごくシンプルなスープも
どれもとてもおいしかった。
今度は旦那といこーっと、と思う。
心の中で。
*
おなかいっぱいになってからユトリロ展へ。
ユトリロの絵をまとめてこんなにたくさん見るのは初めて。
ユトリロの絵というと「白の時代」の絵のイメージが強くて、
人物がその風景の中に登場するのをあまり見たことがなかったけど、
「色彩の時代」に移ってからの絵には、たくさんの女の人の後ろ姿が登場する。
どれも「腰をわざと肥大させた」女の人で、
母親以外の女性への嫌悪からくるものだ、とかなんとか説明書きには書いてある。
でも、そう言われなければ意外とチャーミングにも見える後姿。
帰りがけに、その後姿が描かれているポストカードを2枚買って帰って、
我が家のおトイレの壁にぺたりぺたりと張った。
没後50年 モーリス・ユトリロ展
没後50年に当たる2005年にスタートした本展では、
特に評価の高い「白の時代」の作品を中心に、国内外から集められた
初期から晩年までの作品約80点を一堂に展観いたします。
うち約20点は国内の展覧会に初出展される作品です。
(パンフより)