2006年09月10日(日) |
休日の過ごし方、あれこれ |
○DVD「高慢と偏見」(1940年 アメリカ)を観る。
白黒の映画を観るのは久しぶり。
時代を感じさせるオープニングテロップがいい感じ。
早口でしゃべりながら登場する女たちの帽子にまずびっくり。
これがジェーンでこれがエリザベス!といちいち驚きながら観る。
エリザベス役の女優の顔のでかさがなんだか気になったけど、まあいい。
小説を読んでいたおかげで、ストーリー展開の速さになんとかついていけた。
小説を読んでいることが前提のような映画、といえばダヴィンチコードだけど、
あれと同じくらい2時間でおさめるのに無理があったよね。と思う。
でもダンスパーティーのシーンやガーデンパーティーの様子は一見の価値ありだった。
いっせいに同じステップで踊る男女の軽やかな動きに見入ってしまう。
そしてダーシー。とても魅力的な俳優さんだった。
プライドが高そうなところや、実は情熱的で実直、家族思いな優しい心がにじみ出ていた。
これは惚れる。。。
逆にエリザベスは、ただ頭の回転の早いそこそこプライドの高い女の人という感じで、
家族思いなところや、正義感の強いところ、芸に秀でていて明るく快活なところ、というのが
あまりに早足で物語がすすんでしまったために、うまく表現しきれていなかった感があった。
○炉辺焼きがんこ
夫と、そのご両親と4人でがんこへ。
ゴルフをしてきた3人と待ち合わせて一緒に夜ご飯。
夫のご両親がこの炉辺焼きがんこを気に入っていて、
ゴルフのあとは決まってがんこで飲むことに。
「来年の秋ぐらいは豆ごはんさんも一緒にまわれるかなぁ。」とお父さんに言われる。
おうっと。真剣にゴルフの練習しなくちゃ・・・。
そりゃ、4人でまわれたら楽しいけど。
○結婚記念日前夜祭
レストラン「よねむら」へ行く。
約三年ぶりのよねむら。
創作フレンチだけれど、フレンチの枠を大きくはみ出している。
3年前はビストロだったのに、いつの間にかレストランになっているし。
白ワインのハーフ、赤ワインのハーフと順にあけて、
夫と二人でちどりながら帰る。
至福の2時間半。
途中「前に来たのは10月だったよね」と夫にいわれ、
なんで来たか覚えてる?と聞かれる。
??なんだっけ??
さっぱり思い出せずにいると夫に「普通逆やろ・・」と言われてしまう。
そうよね、普通記念日とかなんとかって女性が覚えてて男性が忘れるのよね。。。
あっはっは、なんだっけ?と笑い飛ばしていると
「付き合って1年記念で来たんでしょーが」とにらまれる。
そうかそうか、そうだったねぇ。と笑ってごまかしつつ
よく覚えてるねー、かしこいねーと褒めておく。
また口実を作って(誕生日とかクリスマスとか)来たいねーと言い合う。
いやー、付き合った記念日(私が勝手にこの日と決めたくせに)のことなんてすっかり忘れてたよ。
わっはっは。
2006年09月03日(日) |
肯定してしまうくせ。ヨガの日曜日 |
夫は広場へ野球をしに、妻はよそ様のお宅でヨガをしに、
それぞれ出掛けていきました、とさ。
日曜の午後は、それぞれ別行動でした。
午前中にふたりで約一週間分の食材を買いにスーパーへ。
ほんとうに幸せだなーと、夫といるとたびたび思うのだけど、
今日もまた、その幸せをかみしめつつお買い物。
好きでいる間って、ありえないくらい盲目というか従順というか
その人を全肯定してしまうくせがあって、
今は夫のことを、冷静に判断した上で(だと思い込んでいる)、
ものすごく素晴らしい人だと思っている(思い込んでいる)けれど、
たぶんきっと、好きでなくなるその時がきたら、
そうでもなかったよなーなんて、思うんだろうな。
そうは思いつつも、別行動をする日は(特に夫が先にでかけてしまった日などは)
サビシイナー。。。なんて思うのでした。
自分は普段から夫を残してよく外出をするくせに・・・。
でもいざヨガが始まれば夫どころではなく、
約一月ぶりのヨガはたいそう体にこたえました。
ただ体が硬くなっていて痛いとか疲れるとかいうならまだしも、
体力が続かないせいか息苦しくなってきて、
呼吸がとりづらく、ヨガでここちいいを通り越して、ヨガで疲れ果ててしまいました。
翌朝(つまり今朝)は筋肉痛で体がばきばき。
たいそうたいそう辛いです。
今月はあと一回しか行けませんが、来月はまたヨガ強化月間なのです。
2006年09月02日(土) |
光と闇の対称(プラド美術館展へいく) |
大阪市立美術館で開催されているプラド美術館展へいく。
16世紀〜18世紀にかけてのスペインで活躍した巨匠たちの作品が数多くおさめられたプラド美術館。
エル・グレコやルーベンスなどの絵を興味深く眺める。
宗教画や肖像画が主だったのだけど、その顔の表情のひとつひとつ、衣装のひとつひとつが興味深かった。
特におもしろいなーと思ったのは、「ボデゴン」と呼ばれる静物画で、
一般的な静物画と違って、独特の神秘的な雰囲気を漂わせているものが多く、
どこまでもリアルに描かれた植物や果物、花器などが
深い闇を思わせる黒い背景の中から美しく浮かび上がっているその姿は、
静物画であるのに、どこか宗教画のような神聖さを感じさせる。
そして面白かったのが、絵を見終わった最後に、絵葉書や図録を売っている場所が
お決まりとしてあったのだけれど、そこに、
メレンデスという人の描いたボデゴンの中のパンが、再現されて売られていたこと。
あれは何パンだろう。フランスパンのような、ミルクパンのような。一個800円もしていた。
京都の美術館だったら絶対ないだろうなーと思うだけに、大阪人の商売人魂にあっぱれを送りたい。
でもまぁ確かに、その静物画に描かれていたパンと葡萄と陶磁器でできた水差しは
私が今までみた静物画の中で、一番リアルかもしれないと思うくらいリアルで、
葡萄の、表面が白くけぶる感じや、陶磁器のつるっとしていてすこし厚みのある感じ、
いまにも触ることができそうなそれらは、写真以上にリアルに、こちらに訴えかけるものがあったから、
再現してみようという試みも、頷けるのだけど。(でも一個800円はないよな)
パンのまわりには描かれていたのと同じような水差しや葡萄のレプリカが置かれていて、
そのパンを買って食べてみたい衝動にかられたけれど、これからお昼を食べにいくところだったので
ぐっと我慢をする。
お昼はそのまま天王寺のアフタヌーンティーでランチセットを食べる。
土曜日だったけれど、ランチセットがあったので嬉しい。
そして久しぶりにゆっくりと、温かいミルクティーを飲んだ。
温かいミルクティーがおいしい、飲みたい、と思うような季節になってきたんだなぁと
しみじみ嬉しく思う。
両手でカップを持って、まずは香りをいっぱい吸い込んで、それから飲む。
その後、梅田へ戻ってお買い物。
トゥモローランドでダークグレーの服を買う。
最近は積極的に男の子色(とヨガの先生に言われた)の服を買っている。
昔から暖色よりも寒色、ビビッドな色よりも基本色を好んでいたけれど、
最近はそのことを自分自身で肯定して、積極的にそういう色の服を買っている。
そうすることに、特に深い理由はないのだけれど、
周りの意見や好みに流されずに、自分の好みを(服装においてくらい)貫いてもいいような、
貫いたほうが格好いいような、そんな気がしてきたから。
黒、白、茶、ベージュ、紺、グレーなどなど。
好きなんだからしょうがないよね。
ダークグレーのV字ニット(Vの片方に小さなボタンがついている)のほかに
紫紺のカーディガンも買おうかと悩む。
(でもこのカーディガン、肩のところが微妙に丸くなっていたのでやめる)
トゥモローランドの水色の紙袋をもって歩いていると、
なんとなくうきうきした気分になる。
買い物をした後っていつもそうだけど、好きな服屋の好きな紙袋を持っていると
それだけでかなり満足してしまう。
秋の服なので、まだしばらくは着れないけれど、
新しい服がきちんとたたまれたまま待っているかと思うと
とてもうれしく、早く秋がこないかなーと、思うのでした。