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読売日本交響楽団:第57回芸劇マチネーシリーズ 東京芸術劇場
G席:2000円
お目当てはヴェルディの序曲「運命の力」 激しいところ、すがすがしい美しいはねるような旋律のところがスキだ。 そしたらなんと、 プログラムに、同じヴェルディ「シチリア島の夕べの祈り」があるではないか。これもまた、旋律が美しくてスキだ。
この2曲は昔、よく吹奏楽ではコンクールで演奏された曲で 曲をなんとなく知っているだけに、身を乗り出して聴いていた。 すばらしかった。 拍手も心なしか大きかったような気がする。
私の期待は「運命の力」だけだったから それだけじゃなかった。 「カヴァレリア・ルスカティーナ」 これがすごい美しい曲で、初めて聴いて ちょっとせつないような気持ちになった。 なんとこの曲、アンコールでも弾いてくれたのだ。
ヴェルディの「運命の力」が聴きたくて、探したらヒットした。 これは行かねば、と15年ぶりくらいのオーケストラ。 高校生までは、田舎でもオケが来たら聴きにいったり 吹奏楽を聴きに行ったりしていたから、 東京のような環境にいてなぜ、今まで行かなかったのか疑問ですらある。 席はね、一番安い席だったけれど、 久々のオーケストラは本当に感動した 多くの人間が集まって、一緒になって音を合わせて音楽をつくりあげていく。 その快感みたいなものを久しぶりに思い出した。
東京芸術劇場はきれいだし、池袋駅からも近い。
<本日のプログラム>
ロッシーニ/歌劇〈セヴィリアの理髪師〉序曲 プッチーニ/歌劇〈マノン・レスコー〉間奏曲 マスカーニ/歌劇〈カヴァレリア・ルスティカーナ〉間奏曲 ニーノ・ロータ/映画〈山猫〉〜舞踏音楽 ロッシーニ/歌劇〈アルジェのイタリア女〉序曲
ヴェルディ/歌劇〈シチリア島の夕べの祈り〉序曲 ヴェルディ/歌劇〈ナブッコ〉序曲 ヴェルディ/歌劇〈椿姫〉第1幕への前奏曲 ヴェルディ/歌劇〈運命の力〉序曲
2004年06月16日(水) |
「連弾」とマウリツィオ・バリーニ |
ロマンティック・ショパン マウリティオ・バリーニ ピアノリサイタル 府中の森芸術劇場・ウィーンホール
<プログラム>
華麗なる大円舞曲 幻想即興曲 ノクターン第2番 黒鍵 Op.10-5 雨だれ Op.28-15 バラード第1番
舟歌 革命 Op.10-12 エチュード Op.10-6 ワルツ「告別」Op.69-1(変イ長調) 子犬のワルツ 英雄ポロネーズ
会社を休んでピアノを聴きにいった 府中の森に行こうと思ってね オールショパンで、ちょっと聴いてみたかったのだ
ピアノはスタインウェイ そして今回の私の席は前から2列目、4番、という非常に近い席です ヒトの入りは9割ぐらい入ってました
このヒトはこうだからこうだとかこれが足りないとか、 私は音に関する批評はまったくできません。 できないというかわからないんですもん ただ自分が聞いてて気持ちがよかったかどうか、それだけ。
よかったです。笑顔もすてき。
アンコールは 前奏曲から大田胃散のCMで使われていた曲。 あと2曲ぐらいやってくれたと思うけどわすれちゃった。
ひらがなにすると、この方、ポリーニと一字違いなのね また、イタリア人で甘いマスクです。 プログラムを見ても明らかな通り、 有名な曲のオンパレードです 誰でも一度は聞いたことがあるだろうというような。
私は幻想即興曲が大好き。 別れのワルツも入っていたのは予想外 これは今度、発表会でやるんだ
きっかけは 竹中直人が監督・主演の「連弾」という日本映画です。 天海祐希が奥さん役でバリバリのキャリアウーマン、 竹中直人はうだつのあがらない専業主夫 (でもちょっと金持ち) この天海祐希演ずる奥さんが浮気して、浮気がばれて 離婚にいたる・・・・という話です。 別居、離婚・・・でも母と娘はピアノの発表会にむけて絆を深めていく・・ というこれだけ聴くと非常に暗い話ですが それは竹中直人ですから、 コミカルに仕上がってます。
子供が通うピアノ教室の先生役に及川光博ですよ これだけでもぶぶ、ってかんじ。 最後は天海祐希と娘のピアノ発表会のシーンで終わるんです
で、最後のエンディングテーマソングが ショパンのワルツ9番「別れのワルツ」なのです。 これがなんともいえないくらい、この映画に合っていて しかもちょっとせつない思いを胸に残すのです
これがあたまから離れなくって、これがピアノ再開のはじめの曲となりました。
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