そよ風


2005年07月13日(水) トレーニング好き

「アゴが痛くて食べ物が噛めない。晩御飯はお粥にしてくれ」
と、会社にいる主人から電話があったのは月曜日のこと。

それって、ひょっとして、顎関節症とちがう??
ちーずさんのHPにある顎関節症治療日記を読んだ時は
「へぇ〜、こんな病気があるんだー」と他人事と思っていた。

翌日、紹介書を持って口腔外科に行った主人、
案の定「顎関節症」という病名をもらってきた。

とにかく不便だ。
柔らかい物しか口に入らない。
今が旬の大好物の水ナスや瓜の漬物も肉も野菜もみじん切り、
柔らか〜い煮物や魚や玉子が数日続いただけで
ガブッとかぶり付くような歯応えのある晩御飯にしたくなる。

私は顎関節症の原因は、過剰なトレーニングのせいだと睨んでいる。
あの重いダンベルを両手に持つのは、50代という年齢にチとハード過ぎる。
きっと自分では気付いてないけど、ダンベルを持ち上げた瞬間、
顎にギギギッと力が入って、奥歯をクッと噛み締めてるんよ。
だから物凄い加重が顎にかかって、結果、アゴ関節がやられたんやわ。
と、私は主張する。

とにかく主人は大のトレーニング好き。
なんだか最近、暇さえあればトレーニングに励んでいる。
「もう歳なんだから、そんな激しいトレーニングは体に毒よ!」
と言えば
「この歳になれば、鍛えなければ筋肉はどんどん衰退する」
と、親切な忠告を無視する。
早朝から夜遅くまで働きずくめの主人に、ちょっとでも休養してほしいと
心から願っているのに。

でも病院から帰ってきて、主人は勝ち誇ったように報告した。

口腔外科の医者は「もっと鍛えなさい。」と言ったそうだ。
歳をとり筋力が弱ってくるから、関節や軟骨がやられるのだと。

そうですか。ではこれからは、顎の筋肉を鍛えるべく、
顔面トレーニングにおおいに励んで下さいな。



2005年07月12日(火) 涙の牽制球

我が子が激しく泣きながら家に帰ってきた時、
「いったい、この子の身の上に何が起こったのか」と
一瞬、親は本当に驚き心配するものだ。

あれは娘が幼稚園か小学生になったばかりの頃だろうか。

その日、娘は泣きながら走って帰ってきた。

なんと、ご近所の方の車の窓ガラスを割ってしまったというのだ。
友達三人、広場で小石を上に軽く放り投げて遊んでいたらしい。
しかし手元が狂ったのだろう。広場に停めてあった車の窓に見事に命中、
無残にも車の窓ガラスは粉々に割れてしまったのだ。

もちろん当方は平謝り、そして清掃代も含め全額弁償した。
ボディーに傷がなかったのと、車の持ち主が優しいお方だったのが
せめてもの幸いだった。

泣きじゃくり帰宅の第二弾は、小学校6年生の時。
学校から帰るなり、ワッと激しく私の前で泣く娘。

何? 何? どうしたの? いろんな意味で不安になる母親に、
予想もしない答えが返ってきた。

クラスの男の子に怪我を負わせたなんて・・・そんな・・

始業ベルが鳴ったのにもかかわらず、教室内をドタバタ走り
まわっていた男子生徒の前で、娘は通せんぼうをしたらしい。

本人の弁では「ちょっと片足を上げただけ」だったが、
後日担任から聞いたところによると、生徒達の証言では
ゆうに机の高さまでピンと片足が上がっていたそうな。
さすがにバレー(踊り)の得意な娘だけのことはある。

しかし、それを果敢にも飛び越えようとしたH君は見事に失敗。
彼は激しく足と顔を床にぶつけてしまったらしい。
すぐに先生が車で外科医院に行ったが、たまたま留守だったそうだ。

その話を聞いて、娘を連れてH君の家に謝罪に行った。
が、半ズボンから出ているH君の膝小僧は、明らかに腫れ上がっていた。
しかも片足をまだ痛そうに引き摺っているではないか。

けっきょくその日、車でH君を外科と歯医者に連れて行った。
レントゲンの結果、足の骨には異常はなかったが、強い打ち身による内出血。
そして前歯にはヒビが入っていた。

二日間、H君の登下校の専属運転手をした。
小学校はかなりの高台にある故、あの足では無理だろうと。


まだある。
娘の泣きじゃくり帰宅の第三弾。
それは高校一年生の夏。

何? 何? 何をやったの?
(普通、娘の母はこういう風な心配の仕方をしないと思うが・・・)
 
それにしてもあの三度の涙、私は「涙の牽制球」と名付けている。
(わかる?)

長くなったので続きは、また後日に・・・


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