そよ風


2006年08月08日(火) 変な箱

本日の主役は、横たわる美猫、ロン様ではありません。
箱に注目して下さい。ホラ!このとおり、タネもシカケもありません。

ただの箱です。

でもこの写真、なんだか、変!!

でもないかな・・・ 
箱は少々、くたびれてるけど、まだ破れてはいないのですヨ。

実はこの箱・・・・穴があいているんです。(ひょっとして常識かも・・・)
我が家に来た時から、この箱が大のお気に入り! 特にこの穴が好き!

穴から出ている手も、上の写真と比べるとずいぶん雰囲気が変わりました。
昔(?)は、モミジのように可愛い手だったのにね。

蓋の上を滑り台みたいに、よくすべって遊んでました。

今は体重が重くなって、乗った途端にあの写真のように、ひっくり返ります。



2006年08月04日(金) 赤と青

笑うロン

しばらく、こんなかわいい姿で眠りこけてました。


赤○○、青○○
とくれば、○の中はいったい何?

私は青の経験はない。

しかし、青も赤も二度と受け取りたいとは思わない。

五十歳半ばにして初体験。
それは、七月に入ったばかりの梅雨の晴れ間の日だった。

よりによって、その日の私はけっこう頑張ったと思う。

朝早く起きて、二人分のお弁当を作り、七時過ぎに家を出た。
舅の入院している和歌山市内の病院に到着したのは八時頃。
すぐに病室で付き添っている姑を乗せて、再び大阪方面へと走った。

その日は姑が岸和田のT病院で診察を受ける日だった。
一時間後の九時過ぎにT病院に到着、九時半の予約なのに
診察が終了したのは正午に近かった。
再び和歌山の病院に戻ってから、遅い昼食を姑と二人で食べた。
もちろん、私が朝から頑張って作った散らし寿司だ。

その日は、軟弱不出来な嫁としては、まあまあ頑張ったつもりだった。
なんてったって、私は車の運転があまり好きではないのに、
大阪、和歌山間を二往復、峠を四回もこえて、
全部で四時間も運転したことになるのだから。

ところが・・・任務を終えた気持ちで、ひとり和歌山から我が家に帰る途中、
大阪に抜けたところで、見事にネズミ捕りにひっかかってしまったのだ。
たしかに、私は急いでいた。
受け取ったのは、赤切符というものらしい。

免許をとって約20年、無事故、無違反の私は
赤切符、青切符と言われても、何のことだか・・・

何日か後、裁判所に出頭して、高〜い反則金を納め、
免停期間三十日を一日に短縮するがために、
一日がかりで違反者講習を受講し(13800円也)
やっと最後のテストに合格して、ゴールド免許を返してもらったのは、
ひっかかった日から、ちょうど一ヶ月後のことだった。

何が一番しんどかったかって、
すべてを、主人には当然、周りのみんなに隠し通したこと。
絶対にバカにされるし、怒られるし、あきれられるし、
金額を聞けば、きっとみんな不機嫌になると思うし・・・

だから、バレないかといつもヒヤヒヤしていた。

ちなみに、なぜバカにされるかというと、
車には、スピード違反取り締まり機に反応する感知器が
ちゃんと装備されていたからだ。
しかし、この感知器は時々無関係な場所でも鳴ったりするので
あの日、さかんにピッ、ピッと警告音を発していたにもかかわらず
私のマンネリ化した耳は無視してしまった。
まるで、イソップ童話に出てくる嘘つき少年みたいな感知器だ。

でも、上手い具合に隠し通せた。
裁判所に出頭する日と講習日は、ニセの用事を作って
病院に行かずに家を留守にした。

罰金70000円也は、機内食パートで稼いだヘソクリを使った。

あれ以来、スピードメーターと睨めっこしながら走っている。

でも、あの山の中に作られた広〜い片側二車線の新しい道路、
民家もなく、まっすぐで見通し抜群、
しかもいつもガラガラに空いているあの広い道を
時速50キロで走るのは、けっこうなんとも難しい。
下り坂の一番スピードが出る地点での瞬間測定は辛いね。

今まで、違反とは縁のない私だったので気付かなかったが
雨が降っていなければ、あの時刻のあの場所付近には
毎日のように、潜んでいらっしゃるのだと最近ようやく知った。

仕方が無いと言えばそれまでだが、私の後ろにピタッとくっついて
走っていた車は、何のお咎めもなしに走り去った。
よくある話だけど、やっぱり、この差はあまりにも不公平。

それにしても、早く退院してほしい。
こんな道、そうでなければ走ることなんてないのに。


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