Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 小ネタ係長の仕事納め
2005年12月26日(月)

プルルルルッ!……プルルルルッ!……ガチャ!

小ネタ「あ、もしもし〜!小根田ですけど〜!まゆみちゃん?」
まゆみ「はい、まゆみですけど。」
小ネタ「あのさあ、今年賀状書いているんだけど、まゆみって真に弓だっけ?」
まゆみ「……私の名前は……ひらがなですッ!」
小ネタ「……そ……そうだったね!ごめんごめん!住所は変わってないよね?」
まゆみ「変わってません!」
小ネタ「了解了解!……じゃあ、年賀状送るから〜!」
まゆみ「……ウチは……喪中ですッ!」

ガチャッ!……ツーッツーッツーッツーッ……

小ネタ「……………………」





プルルルルッ!……プルルルルッ!……ガチャ!

小ネタ「あ、もしもし〜!小根田ですけど〜!マキコちゃん?」
マキコ「はい」
小ネタ「あのさあ、今年賀状書いているんだけど、差し支えなければ住所教えて!」
マキコ「すいません、差し支えるので……」
小ネタ「……あーそうなんだぁ……差し支えるのかあ……それじゃ仕方ないね……」
マキコ「……今ちょっと忙しいので、ごめんなさい。」

ガチャッ!……ツーッツーッツーッツーッ……

小ネタ「……………………」





プルルルルッ!……プルルルルッ!……ガチャ!

小ネタ「あ、もしもし〜!小根田ですけど〜!ケイコちゃん?」
音 声「おかけになった番号は、電波の届かない場所にいらっしゃるか……」
小ネタ「……………………」





小ネタ「あ、もしも…………」
音 声「おかけになった番号は、現在使われておりません。もう一度番号を……」
小ネタ「……………………」



(完)



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 M-1グランプリ2005
2005年12月25日(日)

 2001年からスタートし、年末恒例の“お笑いの祭典”として定着した漫才日本一決定戦「M−1グランプリ」ですが、今年のグランプリはブラックマヨネーズが受賞したようですね。

 M−1グランプリは優勝賞金1000万円。プロ・アマ、所属事務所を問わず、コンビ結成10年以内なら誰でも出場できます。スタート初年度は1000万円という破格の賞金が話題となりましたが、いまや賞金獲得以上に「M−1グランプリ」という栄冠を手にするため、若手芸人の芸と意地とプライドをかけた戦いとなっています。
 その頂上決戦の栄えある第1回グランプリに輝いたのは、兄弟コンビ「中川家」(吉本興業)。そして第1回のリベンジを見事果たして、第2回グランプリを獲得したのは「ますだおかだ」(松竹芸能)。第3回グランプリは「フットボールアワー」(吉本興業)。 そして第4回グランプリは「アンタッチャブル」(人力舎)でした。その後の彼らの活躍ぶりは周知の事実。また、グランプリ獲得はならなかったものの、この大会で名を上げた若手漫才師も多数誕生しました。

 参加コンビは年々増えており、第1回の1603組、第2回の1756組、第3回の1906組、第4回の2617組と、激戦はますますヒートアップしていきました。5回目となった今年も、9月3日の1回戦を皮切りに、3ヶ月をかけて全国各地で予選を開催。史上最高となる3378組がエントリーしました。
 約4ヶ月の予選を勝ち抜き、決勝戦に残ったのは笑い飯、アジアン、南海キャンディーズ、チュートリアル、ブラックマヨネーズ、品川庄司、タイムマシーン3号、麒麟の8組。さらに、59組が出場した敗者復活戦で勝ち残った千鳥を加えた全9組が決勝戦で熾烈な戦いを展開しました。

 その中から最終決戦の3組に残ったのは、島田紳助から「時間の使い方が抜群!上手い!」と大絶賛を受けたブラックマヨネーズが1位、カウスから「見事!あのラストで俺から3点持っていきよった」と唸らせた麒麟が2位、ネタ順1番手ながら大竹を「イヤでも笑ってしまった。びっくりしたね」と驚かせた笑い飯が3位で通過しました。
 そして、1番手・麒麟、2番手・笑い飯、3番手・ブラックマヨネーズの順番で最終決戦が行なわれ、紳助、松本、渡辺、カウスの4票を獲得したブラックマヨネーズがグランプリの栄冠と優勝賞金1000万円という大きなクリスマスプレゼントを手にしました。紳助からの「完璧やったな」という言葉に2人は「感無量です」と感動を噛み締めていました。

 今回見事グランプリに輝いたブラックマヨネーズは、関西では相当有名なコンビらしいのですが、僕は今回のM−1で初めてその存在を知りました。しかし、島田紳助が大絶賛しているように、ブラックマヨネーズは他のコンビと比べても一線を画していましたね。ネタのテンポはいいし笑いどころが盛りだくさんで、ネタが進むにつれてどんどん笑いが増していくような、非常に完成された正統派の漫才だったと思いました。このコンビが今回初めての決勝進出だとはとても思えません。きっと今年一年で急速に腕を磨いて出てきたのでしょうね。

 それはそうと、南海キャンディーズは決勝にこそ進出しましたが、開幕前の記者会見で「優勝したら結婚します!」と言っていたのが、決勝では出すネタ出すネタ全てがスベってしまい、結局決勝では8組中8位の最下位!しずちゃんは山ちゃんとの結婚を何としても阻止したかったらしいので、わざと外したのではないかと思ってしまったほどです。いやはや、期待外れでしたな。
 そして、もはやM−1では決勝戦の常連とも言える麒麟と笑い飯も、今年は揃って最終決戦の3組に選ばれながら決勝初進出のブラックマヨネーズに優勝を奪われ、悔しかったでしょうねえ。

 ブラックマヨネーズが2006年、どんな活躍を見せるのか楽しみですね。島田紳助も言っていましたが、今後は漫才だけでなく、バラエティ番組でどれだけ面白いフリートークができるかに注目しましょう。



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 レアな本、只今4,600円也
2005年12月24日(土)

 今夜はクリスマス・イブですな。

 さて、22日のVoiceでご紹介しましたが、22日にヤフオクに出品したレアなゲームブック23冊が、1,000円からスタートしたのが早くも4,600円まで値段が上がっています。通常Yahooのオークションは、最終日に値段が一気に上がり、オークション終了5分前から一気に入札件数が増えて値段が急上昇していくものですが、今月27日の午後11時過ぎに終了予定のオークションで、今日の段階で早くもこれだけの入札があると、否応なしに最終落札額を期待してしまいますな。

 ちなみに2003年に出品して4万円以上の値が付いたゲームブック32冊は、オークション終了15分前の時点で1万6千円だったのが、いきなり3万円に跳ね上がり、その後も値段は急激に上がり、最終的に4万円を超す高値で落札されました。

 今回出品したものは、その時のものと比べるとややレア度は落ちますが、何とか1万円ぐらいにはなって欲しいなあと期待しています。

 あと3日かあ……。



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 スーパーアグリ、無事承認される
2005年12月23日(金)

 ホンダエンジンを搭載し、佐藤琢磨を起用して来シーズンからのF1への新規参入を目指すコンストラクターチーム「スーパーアグリ・フォーミュラ1」ですが、11月のエントリー期限までにエントリーフィーを納めることができなかったため、その後再申請の手続きをし、10チームからの承認が必要とされていました。

 で、そのうち8チームからの承認は得られていたものの、2チームからの承認は得られていませんでした。スーパーアグリの承認を拒んでいたのはどのチームなのか具体的な名前は挙がっていませんでしたが、そのうちの1チームはジョーダンを買収したミッドランドと言われていました。またもう1チームはウィリアムズであると伝えられ、こちらは単にスーパーアグリの永続的参戦が可能なのかどうかを見極めるために、承認を見合わせていたようです。
 しかし、このミッドランドにエンジンを供給するトヨタは、スーパーアグリが日本勢のライバルであるホンダ系列のチームでありながら、スーパーアグリの新規参入を歓迎する姿勢を見せており、ミッドランドにスーパーアグリの参戦を認めるようミッドランド側に働きかけていたそうです。

 この寛容なトヨタのおかげもあってか、最終的にミッドランドもスーパーアグリの新規参入を認め、さらに承認を見合わせていたウィリアムズもGOサインを出したため、全10チームの合意を得て、スーパーアグリ・フォーミュラ1は晴れて来季からのF1参戦が可能となりました。あとはFIAからの正式発表を待って、スーパーアグリのF1へのエントリー手続きが完了することになります。

 当初スーパーアグリのF1参戦は、1月のエントリー締切に間に合わなかった時点で10チームからの合意が必要となり、「上位10チームに対して分配金が優遇される」というコンコルド協定が足かせとなり、困難を極めると思われていました。しかし、意外とすんなり10チームからの合意を得ることができ、年内に決着をつけることができたのは非常に良かったと思います。

 何せ新規参入には様々な準備が必要とされ、チームは来年3月の開幕戦に向けて着々と動いているわけで、万が一来シーズンからの参戦が認められなかった場合、チームは多大な損害を被ることになり、参戦そのものが白紙になってしまう恐れがありますからねえ。支払った54億円とも言われるエントリーフィーはおそらく戻ってこないでしょうから、その54億円も無駄になってしまうところでした。

 これでスーパーアグリもとりあえず一安心で来季開幕戦までの準備に集中することができますな。マシン開発は旧アロウズの4年落ちとなるマシンをベースに進めているようなので、まあ初年度の成績は期待できませんが、まずは参戦することに意義がありますから、頑張って欲しいものです。



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 レアな本をオークションに出品
2005年12月22日(木)

 8月に引っ越したのを機に、いらない本を一気に処分してしまおうと思い、先日大量のコミックスをブックオフに売ったのはVoiceでもご報告しましたが、希少価値が高そうでブックオフで売るのはもったいない本は取っておき、今日Yahooのオークションに出品してみました。

 今回出品したのは、中学時代に集めたゲームブック23冊です。


今回出品したゲームブック23冊


 当時人気があった“ゲームブックの金字塔”と言われたシリーズで、現在は手に入れるのが非常に困難であるため、2003年8月4日に4万円もの高額で落札されたゲームブック同様、ファンの間ではかなりレアなシリーズだと思います。ただ、2003年に4万円で落札されたシリーズと比べると、ややプレミア度は下がり、冊数も前回は32冊でしたが今回は23冊と少なく、さすがに4万円までは行かないと思います。

 ただ、僕はゲームブックへの興味はすぐに薄れてしまい、所有していてもやる時間がないということで手放すことにしたのですが、未だにこの手の本格的なゲームブックは根強いファンがいまして、しかもこれだけ揃っているのは極めて希であるため、それなりの値段は付くのではないかと思っています。せめて1万円ぐらいまでは行ってくれるかなと期待しています。

 いくらで落札されたかは、またVoiceでご報告したいと思います。



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 実家にデジタルハイビジョンテレビが来た
2005年12月21日(水)

 実はうちの実家のテレビは、1986年製の20型で、さすがにチャンネルはダイヤル式ではなくボタン式ですが、テレビ自体にリモコンはなく、チャンネル操作はビデオデッキのリモコンを使ってできましたが、テレビ電源のオン・オフは手動で行わなければならないと言う年代物のテレビでした。

 ところが!2011年から完全デジタル放送になるのを見越してか、あるいは今年トリノオリンピックとドイツワールドカップがあるのでデジタルハイビジョンテレビが安くなったのを受けてか、何と実家に32型のハイビジョンテレビがやってきたのです!

 しかもやってきたテレビはあの!「プラズマへ、いらっしゃい」という小雪のCMでお馴染みのパナソニック「VIERA」!さすがにプラズマテレビは高かったのか、買ってきたのは液晶テレビでしたが、それでも今まで観ていたテレビや僕の自宅にあるテレビと比べても、明るさや画質がまったく違い、字幕はもちろん、映像も見違えるほど美しくクリアでした!

 中でも特に驚いたのが、NHKなどで放送されたりするデジタルハイビジョン放送。現在の多くの番組はアナログで作られているため、いくらテレビがデジタルハイビジョンでもソースがアナログである以上それ以上はきれいにならないのですが、デジタルハイビジョンで製作された番組を観ると、もうまるで出演者が照明を浴びてそこにいるかのような、そして美しい風景がそこに現実に広がっているかのような、極端な話、実際に肉眼で人物や風景を見るよりも美しくクリアな映像に圧倒されてしまいました!

 何てったってアータ!NHKで現在放送されている連続テレビ小説「風のハルカ」のヒロイン役・大森美香の顔に無数の小さなほくろがあったなんて、デジタルハイビジョンで観るまでまったく気が付きませんでしたからねえ!そしてその後の「スタジオパークからこんにちは」という毎回ゲストを招いてのトーク番組では、若手歌舞伎役者の市川海老蔵がゲストだったのですが、それまで知らなかった頬のあばたが丸見え!市川海老蔵って結構肌が荒れているんだなということを初めて知りました!

 こりゃ、女優がデジタルハイビジョンを嫌がるわけだ……。

 うちのお袋が、毎回欠かさずNHKで好評放送中の韓流ドラマ「チャングムの誓い」を観ているのですが、このドラマ自体はアナログ放送ではありますが、デジタルハイビジョンテレビになってアナログ放送も明るくきれいに映るので、これまで以上にドラマにはまっております。



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 F1、アロンソ2007年はマクラーレンへ!
2005年12月20日(火)

 いや〜ビックリしました!今シーズン史上最年少ワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ(ルノー)が、2007年にマクラーレンに移籍するという衝撃ニュースが入ってきましたね!

 このところ、アロンソはチームとの関係がぎくしゃくしていることを匂わせ、契約が満了する2006年一杯でルノー・チーム離脱をほのめかしていましたが、まさかマクラーレンとは……。
 まだアロンソのチームメイトは明らかにされていませんが、噂ではミハエル・シューマッハとキミ・ライコネンを含めた大規模なシャッフルもささやかれており、これでまず現マクラーレンのライコネンかファン・パブロ・モントーヤの2007年マクラーレン離脱が確定したことになります。

 マクラーレンは2004年シーズンの序盤の時点で、当時ウィリアムズだったモントーヤと2005年からのマクラーレン入りを電撃発表しましたが、今回も1年以上前からの移籍発表、ここ数年のロン・デニス代表の戦略が変わってきたように思われます。2006年シーズンのためにテストが進められているこの時期の発表は、極めて異例といえるでしょう。

 アロンソはこれに関して「ルノーには愛着があるし、今年限りでチームを去るのは悲しいことだけど、2007年から始まる新しいチームとのチャレンジをとても楽しみにしているよ。いまの時期に、この発表を行えたことに意味があると思っているんだ。これで2006年のチャンピオンシップに100%の力を投入することができるからね」とコメントしました。要は、すでに2007年の契約が保証されたため、2006年シーズンはリラックスしてチャンピオンシップに集中できると言うことですね。

 アロンソのマクラーレンへの移籍の背景には、先に述べたようにチームとの確執、チーム代表でありマネージャーでもあるフラビオ・ブリアトーレとの確執が影響していると思われますが、今回の移籍に関してブリアトーレはまったく関与していないと言われており、アロンソは自分の意志でマクラーレンへの移籍を決めたことになります。
 ただ、ルノーはアロンソによるドライバーズタイトルとオール・ルノーとしては初のコンストラクターズタイトルというダブルタイトルを決めたにもかかわらず、親会社のボス、カルロス・ゴーン氏から予算の削減を言い渡されたとされ、さらに現在チームのタイトル・スポンサーを務めるJT(日本タバコ)が、契約の満了する2006年以降の更新をしない見込みとも伝えられています。そのためルノーのF1プログラムはあと1〜2年で終焉を迎えるのではないかという見方が強まっています。そうした背景もあり、アロンソはいち早くルノーの離脱を考えたのではないでしょうか。

 では、アロンソを取り巻くその他のドライバーには、どんな影響があるのでしょうか。

 まずはアロンソのチームメイトであるジャン・カルロ・フィジケラ。彼はシューマッハに次ぐと言われるほどの実力派ドライバーですが、今シーズンは若手アロンソの後塵を拝し、優勝も開幕戦の1回に留まりました。フィジケラは今シーズンに関して、チームがアロンソを優遇する傾向にあったと主張していますが、もしそれが事実だとすれば、2006年シーズンはルノーがチームを去るアロンソを優遇するとは思えず、フィジケラにも同等の待遇が期待され、フィジケラにとってはプラスに働くものと思われます。
 しかし、そのフィジケラもルノーとは2006年までの契約で、2007年以降は現在のところまったく白紙の状態であると言えます。フィジケラとしては、2006年がタイトル争いの最後のチャンスと言えるかもしれませんね。

 続いて、アロンソの移籍先であるマクラーレンの両ドライバー。2007年にライコネンとモントーヤのどちらかがチームを離脱するのは間違いありませんが、ライコネンはフェラーリとすでに2007年以降の密約ができているのだという根強い噂がささやかれています。フェラーリはかねてからライコネンに興味を示しており、ライコネンは沈黙を守っているものの、ライコネンもアロンソもお互いがチームメイトになることを望んではおらず、2007年はライコネンがフェラーリに移籍し、マクラーレンはアロンソ&モントーヤのコンビになる可能性が非常に高いと言えます。ただし、F1の世界は直前まで何が起こるかわからない世界ですから、今後さらに驚くべき大どんでん返しがあるかもしれませんね。

 それにしても、タイトル奪還を目指し、ミハエル・シューマッハの後任を模索しているフェラーリが、今年史上最年少チャンピオンに輝いたアロンソではなく、まだチャンピオンになったことがないライコネンを選んだというのが非常に興味深いですね。ライコネンはコース外でもチャンピオンのアロンソを差し置いて数々の賞を獲得し、世界的に見ても、マシンの信頼性を活かしてミスなく優勝やポイントを重ねてチャンピオンに輝いたアロンソよりも、壊れまくるマシンでシーズン序盤に遅れを取りながら、シーズン中盤から怒濤の追い上げを見せたライコネンの方が評価が高かったようです。

 最後に、マクラーレンの今回のあまりにも早すぎる移籍発表が、ライコネンのフェラーリとの密約が事実であることを匂わせるような気がしますね。元々マクラーレンのロン・デニス代表は“体制の普遍性”を尊重する運営者であると言われ、事実エンジンサプライヤーであるメルセデスとは、あれほどすぐ壊れてチャンピオンシップの足を引っぱっているにもかかわらず、1995年から実に10年以上も蜜月関係を保っています。さらに93年からミカ・ハッキネンを、96年にデビッド・クルサードを起用し、ハッキネンとクルサードのコンビはハッキネンが引退した2001年シーズンまで6年も続き、F1史上もっとも長いコンビとなりました。
 そのロン・デニスにとっては、新たな若手コンビである現在のライコネン&モントーヤ体制は、バランスが取れて安定したラインアップであったはずです。しかも両ドライバーとも関係は良好、チームとの確執も特にないとされており、そのラインナップを崩してまでアロンソを獲得する必要性はなかったはずです。にもかかわらずロン・デニスが2007年のアロンソ獲得を決断したと言うことは、すでにライコネンをフェラーリに持って行かれることがわかっているので、その後任としてアロンソを選んだと考えるのが一番筋が通るんですよね。



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 F1、ボーダフォンがマクラーレンとタッグ
2005年12月19日(月)

 2006年限りでF1フェラーリチームとのメインスポンサー契約が切れるイギリス最大手の通信会社ボーダフォンは、2007年からマクラーレンのメインスポンサーになることが明らかとなりました。ボーダフォンは、フェラーリでは投入する資金に見合うロゴスペースが与えられていないという不満からマクラーレンに乗り換えたと報じられています。

 マクレーレンは現在、タバコ産業ウエストがメインスポンサーに付いていますが、EUのタバコ広告規制によりEU圏のグランプリではロゴをマシンに表示することができなくなり、事実上EU圏ではタバコ産業はコマーシャルがまったくできないことになります。そのため、タバコ産業をメインスポンサーにしているチームは、2008年からのタバコ広告全面禁止までに、タバコ産業以外のメインスポンサーを見つけなければならなくなりました。すでにウエストは2006年限りでマクラーレンとのメインスポンサー契約が切れることになりますが、今回のボーダフォンとの契約で、いち早くタバコ産業からの脱却に成功したと言えます。

 これによりマクラーレンのチーム名は「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス」になるということで、タイトル・スポンサーであることから契約が長期・巨額なものであると推定されます。ボーダフォンはこれまでホンダチームのメインスポンサーになるという噂がもっぱらだったため、関係者の間では意外に受け止められています。

 2006年限りでボーダフォンを失うこととなったフェラーリは、経営難に陥っているとも伝えられる親会社のフィアットからはほとんど資金援助を受けておらず、多くのチーム資金はメインスポンサーであるフィリップモリス(マルボロ)とボーダフォンから受けていると言われています。しかし、そのうちのボーダフォンを失ったことで、フェラーリは資金難に陥るのではないかと噂されています。
 しかしフェラーリ側は、「フィリップモリス(マルボロ)との契約はさらに大きな金額になり、まだわれわれを支援しようとする会社は数多くある」と余裕を見せています。

 先に述べたようにEU圏ではすでにタバコ広告が規制されているためマルボロのロゴをマシンに描くことはできないのですが、フィリップモリスは近年F1が開催されるようになった、中国や中東といった新たな市場をターゲットにするため、今後もフェラーリのメインスポンサーとしてF1界に残るものと思われます。

 2007年からマクラーレンのメインスポンサーがウエストからボーダフォンに変わると言うことは、マクラーレンのマシンカラーリングは2007年から、1997年以来の大きなイメージチェンジを図ることになるのでしょうかねえ。マクラーレンは1996年限りでそれまで蜜月関係を保ってきたマルボロと決別し現在のウエストと新たなパートナーシップを組み、マシンカラーリングも赤と白のマルボロカラーから現在のウエストカラーであるグレー(シルバー)を基調としたものに大きく様変わりしました。ということは、2007年からは、今度はボーダフォンのコーポレートカラーである赤を基調としたマシンに様変わりする可能性は高いと考えられますね。
 赤いマシンと言えば、フェラーリは昔から赤なので2007年も赤でしょう。そしてトヨタも赤と白、ミッドランドも赤と白、その上マクラーレンまで赤いマシンになってしまったら、F1は赤いマシンばかりが増えてしまいそうな気がしますな。

 それはそうと、当初は2007年からホンダのメインスポンサーになると言われていたボーダフォンが一転してマクラーレンへ……。ホンダとしてはマクラーレンにボーダフォンを持って行かれたのはかなり痛手ですな。ホンダは新チーム「スーパーアグリ・フォーミュラ1」にかなりの援助を行っていると思われますので、ボーダフォンのスポンサードは是非とも欲しかっただろうに……。

 ボーダフォンにとっては、マクラーレンの方が魅力的だったのでしょうね。



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 ミシュラン、2006年限りでF1撤退!
2005年12月18日(日)

 ついに決断を下したようですねえ。

 F1にブリヂストンと共にタイヤを供給していたミシュランが、2006年限りでF1から撤退することを正式に発表しました。これは同社首脳がかねて主張していたように、FIAが先に示した2007年シーズンからの「F1タイヤ・ワンメイク化」に反発したもので、チームとの契約に、供給を打ち切る場合にはその1年前に通告するという条項があるということで、この時期の発表になったということです。このため、2007年からはブリヂストンの1社だけになるのは必至の様相です。

 これに関して、ミシュランタイヤのエドワール・ミシュラン氏は「F1という最高レベルのモータースポーツでは、タイヤにおいても競争は不可欠なものだ。ワンメイクということであれば、残念ながらわれわれはここに参戦する意義を持たない。そのためわれわれの忠実なパートナーであるマクラーレン、BMW、ルノー、そしてホンダらと相談した結果、F1から撤退することを決断した。しかしこれはわれわれの117年にも及ぶ歴史において、F1への関わりをただ中断するだけのもの。再びF1のレギュレーションが変更されたならば、われわれはまた異なったチームにこのサービスを提供することをためらわないであろう」と語りました。

 また、ホンダのニック・フライ代表は「われわれのタイヤ・パートナーであるミシュランが来シーズンでF1活動を終えるという発表を受け、非常に残念に思っている。この3年間、われわれはミシュランととても強い関係を築き上げることができ、チームの歴史の中で多くの記念すべき瞬間を一緒に経験することができた。今回の発表はF1というスポーツにとって大きな損失であると思うが、この決断に至った背景はよく理解できるものだ。われわれのチームに対する今までの貢献に対して深く感謝の気持ちを述べたいのと同時に、2006年シーズン一緒に戦えることを楽しみにしている。われわれにとってもミシュランにとっても来るべきシーズンが成功に満ちあふれたものになるようベストを尽くしていきたい」と語り、ミシュランの撤退がF1にとって大きな損失となると示唆しました。

 しかし、FIAのマックス・モズレー会長はミシュランの撤退について「長年に渡るミシュランの貢献に感謝していると申し上げる。しかしわれわれが示したタイヤのワンメイク化は、必ずやF1を公正で、安全で、コストの削減につながるものだ。ましてや2005年のアメリカグランプリのようなことが起こる事態を回避することになるね」ときつい皮肉を込めてコメントしていました。もちろん2005年のアメリカグランプリとは、ミシュランタイヤの欠陥によりブリヂストンユーザー6台だけの決勝レースとなってしまった、F1史上例を見ない不祥事のことですね。

 ちなみにF1タイヤにおいてはグッドイヤーが通算368勝で歴代の断然第1位。これにブリヂストンの95勝、ミシュランの93勝。以下、ダンロップ83勝、ファイヤストン49勝、ピレリ42勝、コンチネンタルとイーグルバードの10勝と続いています。

 さてさて、今回のミシュランの撤退発表、僕的にはミシュラン側の「こんなF1やってられっか!」的な反抗精神があってなかなか潔くカッコイイと思いましたね。頭の悪いモズレーが2005年アメリカグランプリの不祥事を引き合いに出していますが、「そもそもオメーがバカなルールばかり作るからあんなことになったんじゃねーか!」と声を大にして言いたいものですな。自分で「レース中のタイヤ交換禁止」という馬鹿げたレギュレーションを作っておきながら、それに対応できなかったミシュランをケチョンケチョンにして責任転換していますからねえ。

 だいたいミシュランはブリヂストン(ファイアストン)と違ってアメリカのレースには出ていないわけですから、インディアナポリスのデータなど持っているわけないんですから!しかも今シーズンから1レースフルにタイヤを持たせなければならなくなったわけですから、当然昨年までのコースデータなどまったく意味を成さないわけです。
 しかもインディアナポリスが事前の通達も事後報告もなしに勝手にコースの舗装を替え、細かいくさびのような鋭い溝を入れてしまったわけですから、いきなりグランプリにやってきて路面がそんな状況になっていたら、いくらミシュランと言えど為す術などありゃしないですよ。
 そのくせFIAとインディアナポリスの運営者は、まるでミシュランだけが悪いと言わんばかりに、観客への補償を要求してきましたからねえ。ミシュランがそのすべての補償を被ったのは、まったくもって美談でしたね。本来なら、FIAとインディアナポリスとミシュランの3者で折半にするべきだったんですよね。

 何度も言いますがミシュランはレギュレーションの犠牲者に他なりません。それなのにここまで馬鹿にされブライドを傷つけられたら、もうF1なんかにいる必要などどこにある!

 ま、そんなわけですから、ミシュランユーザーの僕としては残念ではありますが、馬鹿なモズレーがFIAに君臨している以上、ミシュランはさっさとF1から撤退してしまった方が時間もお金も無駄遣いしなくて済むというものです。ブリヂストンとゆかいな仲間たちで、勝手にやれば?って感じですな。

 ということは、2007年からは全チームがブリヂストンタイヤを履くことになるわけですから、今シーズンのようにライバルチームがみんなミシュランタイヤで、タイヤテストの絶対数が少ないからと言ってテスト日数制限の紳士協定を破り、見境なしに単独テストを繰り広げてきたフェラーリも、2007年からは言い訳できませんからそんな暴挙もできなくなると言うことですな。

 もし仮にフェラーリが2006年も不調で、タイヤがワンメイク化された2007年も協定無視の単独テストを続けたら、もうわたしゃ心底フェラーリを憎みますぞ!



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 馬鹿丸出しの改造車
2005年12月17日(土)

 今日、家の近くの広い道路で、もの凄く面白いクルマを目撃してしまいましたぞ!そのクルマは派手に改造された白いトヨタ・アリストで、改造と言っても走りやクルマの性能をアップするためのチューンナップではなく、どちらかと言うと他車を威嚇するためのヤンキー仕様のアリストで、シャコタンに出っ張ったストレーキ、サイド及びリアウィンドウは全面スモーク、ダッシュボードには純白のムートン、そして極めつけは観音様の背中に付いているような放射状に突き出た4本のマフラーと、今どき珍しいほど本格的に改造された、まさに“昭和の遺物”といった感じのヤンキー車でした。
 当然排気音もうるさければ車内から漏れるウーハーの効いたディスコミュージック(バスドラムの音しか聞こえない)もやかましく、我が物顔で通りを走ってきて、信号待ちをしている僕の目の前の交差点で停車しました。

 で、このクルマ、よく見ると様々なステッカーやカッティングシートがベタベタと貼られていて、ステッカーと言っても「TEIN」や「HKS」、「RAYS」や「APEX」などといったいわゆるチューンナップメーカーのロゴを貼ったりする“ステッカーチューン”ではなく、黒地に金縁の枠にラメ入りで「極悪連合」「関東爆走組」「畜怨鬼」などといった筆文字の漢字が書かれたダサダサのステッカーでした。

 そして何と!その中でもひときわ目立っていたステッカーが、おそらくオリジナルで作ったと思われる、白いボディに直接黒の筆文字で貼り付けられた漢字7文字!


「夜露死苦機械犬」


 知っている人は知っていると思うのですが、昔、僕が小学校低学年の頃に、週刊少年ジャンプで次原隆二の「よろしくメカドック」という漫画が連載していて、アニメ化もされてかなり流行ったのですが、たぶん今ごろながら、この「よろしくメカドック」をヤンキーよろしく漢字に変換してステッカーを作ったのでしょう。


がしかしッ!


 彼らは気付いていないのだろうか……!「よろしくメカドック」の「ドック」は“doc”、つまり博士のことで、“dog”つまり犬ではないということにッ!しかしこのクルマの持ち主は頭が悪いのか英語が苦手なのか、「メカドック」を“機械の博士”ではなく「メカドッグ」つまり“機械の犬”と勘違いして、その間違えに気付いているのかいないのか、堂々と、しかもでかでかとボンネットの上に「夜露死苦機械犬」という文字を貼り付け、バカ丸出しで街を悠々と走っているのです!

 ……しかしまあ、正しく訳して「夜露死苦機械博士」としたところで、「博士」じゃちょっとヤンキーとしては迫力に欠けるような気もしますな。「夜露死苦」がコテコテとはいえヤンキーっぽいのに、その後が「機械博士」だと、妙にアカデミックになってしまい、何だか一応ヤンキーなんだけど、ケンカよりはむしろ、ちまたで“ハカセ”と呼ばれるほど機械に強いみたいで、ヤンキーの落ちこぼれみたいになってしまいますよね。「機械博士」ならまだいいですが、この“doc”を別の意味の「お医者さん」と訳してしまった日にゃ、「夜露死苦機械医者」ですからねえ。ヤンキーなのに職業が変わってしまいますな……。

 そう考えると、「機械犬」と誤訳したのは、ある意味“狂犬”的な凶暴なイメージがあって、「おつむは弱いがケンカは強いぜ!」とアピールできて、理に叶っているのかもしれませんな。


「夜露死苦機械犬」


 この言葉、流行らせたいものです。

 ……いや、僕はクルマに貼りたくないですけどね。



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