Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 マックス・モズレーの暴挙発動!
2006年03月24日(金)

 F1を牛耳っているFIA(国際自動車連盟)の会長マックス・モズレーが、またとんでもないことを言い出しましたな。

 まずこの話題をする前に、FIAとコンコルド協定、そしてGPMAの関係について、もう一度おさらいしてみましょう。

 F1を統括するFIAとF1に参戦する各チームとの間で、コンコルド協定というものが結ばれていて、現在の規則では、このコンコルド協定にサインしないとF1に参戦することはできません。このコンコルド協定は非公開のものなのでその全貌は明かではないのですが、公になっているものでは、レギュレーションや放送料の分配などの取り決めをおこなったりしていて、レギュレーションを変更する場合は、FIAが提案したものに対して全チームが多数決を行い、過半数で承認されます。
 他に最近判明したものでは、昨年の11月に今シーズンからのF1参戦を表明したスーパーアグリが、エントリー手続きに不備があってエントリー期日に間に合わなかったというような場合、再申請をする場合は他の全10チームの同意が必要であるということも定められているようです。

 で、このコンコルド協定、現状のものは2007年でその効力が切れてしまうのですが、2008年からの新コンコルド協定がかなり公平性を欠くものらしく、ルノー、マクラーレン(メルセデス)、トヨタ、ホンダ、そしてBMWのメーカー系チームで構成されるGPMA(グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)が反発し、FIAとコンコルド協定で成り立つF1グランプリを離脱して、2008年から独自の新シリーズを立ち上げる構想を立てていました。

 ところが、F1のシンボルとも言えるフェラーリは、メーカー系チームであるにも関わらず、以前からFIAと癒着しているため、有利な条件を提示されて早々に2008年からの新コンコルド協定にサインしました。さらにその後昨年限りでBMWとの関係を解消した名門ウィリアムズがこれに続き、今年からフェラーリからエンジンの供給を受けているレッドブル、そのセカンドチームであるトロロッソ、一昨年にジョーダンを買収したミッドランド、さらに今年からF1に新規参入したスーパーアグリも新コンコルド協定にサインし、事実上新コンコルド協定組は6チームとなり、GPMAの新シリーズ立ち上げは不可能となってしまいました。

 そこでさらに追い討ちをかけるように、モズレーの暴挙が発動されたのです!

 22日、世界モータースポーツ評議会の会合がパリで行われ、エントリーの受け付け期間は今年3月24日(今日)から31日とするという決定が下されたのです!マックス・モズレーはGPMAの5社に対し、すぐに新コンコルド協定にサインし、F1への参戦を決めなければ、2008年以降のエントリーは保証されないとコメントしています。

 新コンコルド協定は2008年から2012年まで効力がありますが、現在F1のチーム枠は12まであり、そのうちすでに新コンコルド協定にサインし、2008年からの関与が決定しているチームは前述の6チーム。従って残り6つのチーム枠が残っていることになります。今月31日までの締め切りを過ぎてもまだ空きがあればエントリーは受け付けられますが、エントリーが遅れたチームは2008年のレギュレーションについての発言権がなくなってしまいます。
 またマックス・モズレーは、2008年からは現状の新規参入時に納めなければならない約58億円ものエントリーフィーを廃止を検討しており、これにより2008年からのF1への新規参入に名乗りを上げているチームが複数あると挑発しています。

 つまり、仮にGPMA側が今月31日までにコンコルド協定にサインせず、2008年のエントリーを行わなかったとしても、現状の6チームと新規参入チームで全12枠が埋まり、F1グランプリは存続可能だと言っているわけです。そして今月31日までにすべてのチーム枠が埋まってしまえば、例え昨年タイトルを獲得したルノーや名門マクラーレンですら、2008年にF1に参戦することはできなくなってしまうと言うわけです。

 GPMAは、思いがけず早急な決断を迫られることになってしまいました。もしGPMAの5社が31日までに新コンコルド協定にサインし2008年のエントリーを済ませれば、2008年からのF1分裂は避けられることになりますが、新コンコルド協定の内容に反発してサインを拒んでいたGPMAはFIAに屈することになるわけですね。

 マックス・モズレーはその面構えと言いやり方と言い、人の弱みにつけ込むのが得意な根っからの悪人のようですな。現実の世界で勧善懲悪というのはなかなかないものですが、マックス・モズレーこそ、真の悪役と呼べるでしょう。



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 「マツダイラ」の執筆を再開
2006年03月23日(木)

 まだ本腰を入れて、と言うわけにはいきませんが、とりあえず少しだけ連載中のF1小説「マツダイラ」第12話の執筆を再開しました。といってもまだ仕事が忙しいので、前回の第11話で収まりきれなくて今回に回す予定のエピソードをまとめた程度です。

 今回の第12話で、今までと大きく変わる点が一つあります。それは、今まではマツダイラのF1プロジェクトと実際のF1シーンが基本的に完全に切り離されていたものが、今回初めて同じ舞台で相まみえるという点です。
 これまでマツダイラは日本にある自社のテストコース「Kー6」で単独テストをおこなってきましたが、今回マツダイラは初めてイギリスのノーサンプトンにあるシルバーストーンに遠征し、他の実在するF1チームと共に合同テストに参加することになります。つまり、マツダイラが初めて他のF1チームと肩を並べて、同じコースでマシンを走らせると言うことですね。
 果たしてマツダイラのマシンのポテンシャルは、他の実在するチームのマシンと比べて、どれほどのものなのでしょうかねえ。今までは単独テストしかしてきませんでしたから他のマシンと比較することはありませんでしたが、今回ようやくマツダイラのF1マシン「MS−P2」の素性が明らかになります!

 一方、前回はケン・マツダイラが離婚届を突きつけられた妻の元へ行くため、渡英途中の新幹線から降りるシーンで終わりましたが、もちろんこの続きもあります。この夫婦がいったいどうなってしまうのかも気になりませんか?あとはイタリアンマフィアの影がちらつくきな臭いエピソードもありましたが、このあたりのことは少しだけ進展します。

 仕事の方はまだちょっと一段落つかないので、公開できるのは5月頃になってしまうと思いますが、皆様心待ちにしていて下さいね。



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 S2000の評価下がる
2006年03月22日(水)

 ……といっても良い意味で、ですよ。言うまでもなく僕の中での評価は、S2000(シルバ)が世界イチィィィィィッ!ですから。

 評価が下がったというのは、自動車保険のS2000の車種別評価のことです。この車種別評価は、事故率が多いほどランクが上がり、保険料も高くなります。昨年の今頃のVoiceでも取り上げましたが、一昨年、昨年と2年連続でS2000の車両クラスが上がってしまい、本来無事故の僕は年々保険料が安くなっていくはずなのに、保険料が2年連続でアップしてしまったというお話をしました。

 で、今年も自動車保険を更新する時期になったのですが、ようやく今年S2000の車種別評価のうち、車両ランクと対人ランクが8から7になり、その分保険料が安くなりました。ちなみに今年のS2000のクラスは、車両:7(−1)、対人:7(−1)、対物:6(変わらず)、傷害:8(変わらず)で、それぞれ9が最高なので、相変わらず全体的なS2000の事故率は高く、保険料が下がったといっても僕が入っている自動車保険のプランではまだ9万円以上と高額です。
 ただ、S2000での事故の件数そのものは他の車種と大して変わらないのですが、出回っている台数自体が少ないため、事故率が高くなってしまうと言うわけです。

 非常に不公平極まりないですねえ。

 世間に出回ってる台数に応じて事故率を算出してくれよ……。そりゃ、同じ事故の件数だったら、至る所で見かけるFitやVitzなどの人気車両に比べたら、ほとんど見かけないS2000の事故率が高くなってしまうのは当然じゃないか……。

 で、今回車両ランクと対人ランクが下がったのは、保険会社の担当者の話によると、だんだんとS2000で無茶な走りをするドライバーが減ってきているらしいということでした。つまり、推測ではありますが、S2000を買って無茶な運転をして事故を起こし、別のクルマに乗り換えたのではないかということです。で、今は僕のように無茶な運転をせずのんびりとクルージングを楽しむような優良なS2000ユーザーが多くなっているため、事故率が下がったというわけですね。
 ただ、それでもS2000というクルマはかなりピーキーでそれなりの運転技術を必要とするクルマですから、相変わらず対物事故は減らないようです。

 しかし、今後中古車市場でS2000の値段が下がって、S2000が比較的安く手に入れられるようになると、また無謀なドライバーがS2000を買って事故を起こすようになることも考えられるので、今後また車種別評価が上がって保険料が上がってしまう可能性もあります。



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 王ジャパン世界一!
2006年03月21日(火)

 日本野球界に新たな伝説!世界の王(王様じゃなくて王貞治ね)が、今度は世界一の王(王様じゃなくて王貞治ね)になってしまいました!

 いや〜!まさか今回初開催の野球の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック(WBC)」で、日本が世界一になってしまうとはねえ。予選リーグの時は韓国に2連敗して絶望的だったんですけどねえ。いやいや、素晴らしい試合でしたね!

 というか、僕は元々野球はあまり興味がなくて、結果だけ見ていたりしたのですが、さすがに今日のWBC決勝は見てしまいましたね。仕事そっちのけで。実は決勝も準決勝も見てなかったので全然知らなかったんですが、何やらアメリカ戦で誤審があったとか。で、韓国に2敗して絶望的だったのが、得失点差かなんかで奇跡的に這い上がって、最終的に優勝してしまったとか……。いろいろあったんですね。

 しかし、アメリカ有利の組み合わせになっていたとはいえ、同じ国と3回も試合するというのは、どうなんでしょうかねえ。日本に2回も勝ってるのに、1回負けただけで決勝に進出できなかった韓国は哀れですね。しかもその2回負けた日本は世界一になってしまうし……。まあ、ルールの中で日本が勝ったんですから、ありがたく今回は世界一の名誉を頂きましょう。

 それにしても、決勝の相手はアマ世界最強のキューバ!そのキューバに競り勝つなんて、日本もなかなかレベルが高いんですね。何というか、ミニ野球というか、地道な機動力野球が生きているんですねえ。それにイチローもいたことですし。王監督の采配も見事に的中したということでしょう。
 初回に先制して一時は大量リードしていた日本ですが、後半に入って一気にキューバが1点差まで詰め寄った時には、キューバの底力を感じてハラハラしてしまいましたが、その後日本が再びリードを広げて、最後は昨年まで地元でプレイしていた大塚がきっちりと決めて、見事に世界一の座を手にしましたね!

 イチローというと、メジャーリーグでは個人主義といったイメージが強いですが、今回のイチローはホントにチームを絶賛していましたね!そしてここぞというところで必ず結果を出すイチローは、やっぱり天才ですな。彼は野球を引退しても、役者としてやっていけるでしょう。メジャーリーグの世界でも歴代記録を塗り替えていますから、その名前は後生まで語り継がれることでしょうね。

 日本世界一、おめでとう!



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 「カウンタック」最新刊
2006年03月20日(月)

 最近買い集めているコミックスの一つ、梅澤春人の「カウンタック」最新刊が出ていたので買ってきました。この漫画は簡単に言ってしまえば、「頭文字D」のカウンタック版とも言いましょうか、伝説のスーパーカーカウンタックで公道でバトルを演じてしまうと言う何とも大胆なお話です。

 前回の4巻では、「マツダイラ」で使おうと思っていた“キャッツアイまたぎ”のネタを先に描かれてしまっていたのでがっくりしてしまったのですが、今回は幻のフェラーリ「イオタ」が現れ、そのイオタに打ち勝つためにカウンタックに改良を加えるというお話。F1のグランドエフェクトの話も出てきて、なかなか参考になりました。まるで「フォーミュラ講座」を見ているようでした。

 主人公の乗るカウンタックLP400には、このクルマにしかないベリスコープ(ルーフ中央の小窓)とエンジンフード、リアエンドまでの後部が大きくへこんでいて、それがLP400の大きな外観的特徴になっているのですが、その部分に空気が入り込むことによって空気の流れが乱れ、グランドエフェクトが効果を生まないという欠点があります。
 で、そのベリスコープからリアエンドまでのへこみにフタをしてフラットにしてしまえば、空気が乱れることなくリアまで滑らかに流れていきますが、その反面LP400の外観を損ねてしまうことになります。

 そこで主人公が思いついたのが、そのへこみのフタを透明な素材で作ってはどうかというもの。それなら実際はフタをしているのですが、透明なので目に見えるのはLP400本来の外観であるということですね。

 うーん、なかなか斬新な発想ですね。

 LP400には、純正でこのベリスコープにフタをするアルミ製のフードがあるのですが、これを透明にするためにポリカーボネット素材にすることで、重量が1/3になり軽量化も出来るという利点があるそうです。

 しっかしこの漫画、ポルシェだイオタだマラネロだ、あげくの果てにはディアブロに乗るねーちゃん……いったいどんな車社会なんだ……。まあ、みんな腕の良い整備士のところに来ると言うことで、類は友を呼ぶと言うことなんでしょうかねえ。そういう希少価値の高いクルマは、メンテが出来るところも限られているでしょうからねえ。



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 F1第2戦マレーシアグランプリ(決勝)
2006年03月19日(日)

 いや〜、なかなか面白いレースでした。昨日書き忘れましたが、フィジケラ、バトンの開幕前好調だったルノーとホンダがフロントローを獲得し、デビュー2戦目のニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ・コスワース)が3番手、同僚のマーク・ウェバーを挟んで、速さはあるマクラーレン・メルセデスのライコネン、モントーヤが5・6番手で並び、さらにその後ろ7番手にはディフェンディングチャンピオンのアロンソ(ルノー)というスターティンググリッドの中、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が昨日の予選でエンジンを交換し10グリッド降格となり、14番手スタートという波乱の展開で幕を開けた決勝レースでした。

 スタートでは7番手スタートの新王者アロンソが絶妙のスタートを決め、一気にバトンの後ろ3位まで順位を上げます。一方そのオープニングラップの4コーナーでライコネンとクリエン(レッドブル)が接触し、何と優勝候補のライコネンが1周目でクラッシュし、早々に戦列を離れてしまいました。
 レースはフィジケラ、バトン、アロンソ、ウェバーの順で進む中、7周目には3番手スタートの注目のルーキー、ロズベルグがマシン後部から白煙を上げてストップ。16周目にはアロンソとの3番手争いを演じるウェバーがハイドロリック系のトラブルでリタイアと、序盤から5台が姿を消すサバイバルレースとなりました。

 そんな中、レース中盤にペースが上がらなかったバトンをアロンソが交わしてルノーのワンツー体制。その後レースは多少雨がぱらついたものの、ルノーが危なげない走りで最後まで走り切り、フィジケラが昨年の開幕戦オーストラリア以来3度目の優勝、アロンソが2位に入り、ルノーは「オールルノー」体制では、1982年の第11戦フランスグランプリでのルネ・アルヌー、アラン・プロスト以来となる実に24年振りのワンツーフィニッシュを飾りました。

 さて、注目の純日本チーム「スーパーアグリ」ですが、こちらは前戦バーレーンでは井出くんがトラブルでリタイヤを喫し、完走した琢磨も6回もピットインを余儀なくされて4周遅れという結果でしたが、今回はピット回数も2回で、3周遅れの13位最下位で2戦連続完走を果たしました。井出くんは残念ながら
今回も前回同様のメカニカルトラブルでリタイヤとなりました。

 しかし魅せてくれましたねえ琢磨くん!当面のライバルであるミッドランド、トロロッソらとポジション争いを演じ、本来の“攻めのレース”を展開した琢磨は、中盤最終コーナーでアグレッシブなオーバーテイクシーンを見せてファンを魅了しましたね!さすがは琢磨!弱小チームの4年落ちのマシンでも、その攻撃的な走りが光っていました!これがあるから琢磨ファンはやめられないんですよね〜!自分の置かれた状況下で最大限の働きをする、これが今の琢磨には最も重要なことだと思いますね。血気盛んなアロンソやライコネンを除く、ふにゃふにゃの軟弱ドライバーでは、なかなかこんなシーンは見せてくれませんからねえ。個人的にはあの琢磨のオーバーテイクシーンが今回のレースの最大のクライマックスだったと思っています。

 レース全体的には、ルノーの盤石のレースで、今年もルノーがトップをひた走りそうな勢いですな。信頼性がありますからねえ今年も。ルノーはトランスミッションが全10チーム中唯一の6速セミオートマチック(他はすべて7速)ですから、やっぱりエンジンにかかる負担が少ないんでしょうかねえ。他のチームも、6速セミオートマチックを試してみればいいのにと思うのですが。これだけ信頼性に違いがあるわけですから。



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 F1第2戦マレーシアグランプリ(予選)
2006年03月18日(土)

 F1開幕2戦は連戦、今週末は第2戦マレーシアグランプリです。

 えー、実は前回の開幕戦バーレーングランプリの予選は、スカパーが視聴できないというトラブルに見舞われてしまい、なおかつ静岡の地上波では予選を放送してくれないので、予選セッションを観ることができませんでした。で、今回初めて“ノックダウン方式”という新しいルールでの予選セッションを観ることができたのですが、観る前までは面白そうな方式だなと思っていましたが、実際に観てみると何だか退屈でした。

 まず最初の15分間(第1ピリオド)で17番手から22番手までの下位6台が足切りされ、その6台のグリッドが確定。次の15分間(第2ピリオド)では残った11台で再びセッションが行われ、11番手から16番手までの下位6台が足切りされてその6台のグリッドが確定。そして最後の20分間(最終ピリオド)は残った10台でセッションが行われ、最終的なグリッドが確定するというのが、今年から採用されたノックダウン方式です。

 まず何が一番退屈かと言えば、応援しているスーパーアグリの2台が最初の15分間で早々に足切りされてしまうので、その後の第2ピリオド、最終ピリオドではスーパーアグリを含む脱落してしまったチームの走りをまったく観られないということですね。今回の第1ピリオドでは、下位チームのトロロッソ・コスワース、ミッドランド・トヨタ、そしてスーパーアグリの順できれいに6台が順当に(?)脱落しているのが面白かったですが。
 その後の第2ピリオドでは、開幕3戦で優勝すると意気込んでいたトヨタのトゥルーリ、そして同じく今年初優勝を狙っているホンダのバリチェロ、さらにはフェラーリのマッサまで脱落してしまい、最終ピリオドでの混沌とした上位グリッド争いが観られなくて残念でした。バリチェロやマッサが最終ピリオドまで残っていたら、さらにグリッド争いは面白くなっていたと思うんですけどねえ。特にホンダは開幕前のテストでは好調でしたから。

 そして、このノックダウン方式の予選は昨年までの予選と異なり、1ラップアタックではなく複数ラップ周回してもそのタイムが反映されるのですが、実質15分15分20分と細分化されていますからねえ。途中でタイヤ交換のためにピットインすることを考えると、1回のセッションで周回できるラップ数は限られてしまいますね。2003年までの1時間で12ラップまで自由にアタックできる予選方式のように、セッションの最初のうちは出るのを待って、コースがきれいになってからアタックを開始するなんて悠長な事を言っていると、アタックを開始した直後に黄旗や赤旗で水を差されたり、クリアラップを獲れなくてタイムロスしてしまったりして、そのうちセッション終了時間が来てしまったりなんかして、結構リスキーなんですよね。これじゃ昨年までの1ラップアタックと大して変わらないような気がしますな。まあ、最終ピリオドまで残れば、チャンスは3回あるにはあるんですけどね。

 そうそう、今回の予選セッションを観て初めて知ったのですが、最終ピリオドは2003年以前のようにセッション終了時間を過ぎてしまっても、その時点で周回しているマシンのタイムは反映されるようですが、第1、第2ピリオドの場合は、例えコース上で周回していたとしても、セッション終了時間できっちりと締められてしまうんですねえ。そうなると、最後の最後で勝負をかけようと思ったら、1ラップ分プラス数秒のマージンを残してアタックしないと、フィニッシュラインにたどり着く前にセッションが終わってしまって、そのタイムは反映されなくなってしまうと言うわけですな。

 セッションの終わりまで良いタイムを出せないドライバーは、そのラストアタックは相当焦るでしょうねえ。何せ自分のラップタイム以前に、セッション終了時間という時間に追われているわけですから。

 ……え?結局予選の結果はどうだったんだって?……えーと、ポールポジションがフィジケラ、その後バトン、ロズベルグ、ミハシュー、ウェバー、モントーヤ、ライコネン、アロンソという順番のようです。(おい)



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 「ゴルゴ13」をグッとこらえる
2006年03月17日(金)

 昨年8月に新居へ引っ越してから、収納スペースを拡大するため溜まりに溜まっていた漫画を整理して、11月に大量にブックオフに売り飛ばしたというお話を昨年11月4日付のVoiceで書きましたが、その中でも僕の愛読書だった「ゴルゴ13」を所有している全冊手放したことがかなり大きかったわけですが、最近“ゴルゴ禁断症状”が出始めています。

 元々「ゴルゴ13」はコンビニの単行本コーナーなどで売られていたので、コンビニに立ち寄ったついでに買ったりしていたのですが、「ゴルゴ13」は1968年10月から雑誌に連載開始され、以来一度も休載せず、現在も「ビッグコミック(小学館)」にて好評連載中の長寿漫画で、最新コミックスは135巻を超えており、毎回買っていたらそれこそ本棚がいくつあっても足りなくなってしまう上に、一冊の値段も580円と結構高いので、3年ほど前に創刊された、360円で隔週で出ているベストセレクション版を買っていました。

 このベストセレクション版は、今まで発表された「ゴルゴ13」シリーズの中から毎巻テーマ別に秀逸な作品をセレクトされて3話ほど収録されているもので、1冊の中に比較的初期の作品があったり最近のものがあったりと時代も前後しており、今ではほとんど無駄話をしない寡黙で無愛想なイメージのゴルゴ13が、初期の作品ではかなり無駄口やジョークを言い、さらに独り言を言ったりニヤリと笑ったりする“若気の至り”をさらけ出したりしているのが楽しめてなかなか興味深かったです。

 しかし、前述の通り昨年の11月に一切合切処分してしまったので、ここでまたうかつに手を出してしまうと、僕のことですからまたすぐに本棚がいっぱいになってしまいそうなので、最近ではコンビニの単行本コーナーで「ゴルゴ13」を見かけても、あえて立ち読みしないようにしています。

 本当は気になってしょうがないんですけどねえ。

 ……といっても、古本屋に行くと、ベストセレクション版が100円コーナーで売っていたりするんですけどね。新刊を買っていた頃は、ちょっと待てば100円で買えるという事実に驚愕しました。立ち読みすれば、ただで新刊が読めちゃうんですよねえ……。



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 遠のくゴールドライセンスの野望
2006年03月16日(木)

 やってしまいました……。実は今日、2003年9月に22キロオーバーのスピード違反を犯して以来、2年6ヶ月ぶりに道路交通法違反で切符を切られてしまいました。今日の違反は、駐車違反です。

 今日は一日中雨だったのですが、午後3時過ぎに近くのお客さんのところに打ち合わせに行き、通り沿いのビルの1階にあるお客さんのオフィスの前の駐車場に別のクルマが停まっていたので、その前のスペースにクルマを横付けにして駐車し、15分ほど打ち合わせをしました。で、打ち合わせが終わってクルマに戻ってみると、しっかりと運転席側のサイドミラーに駐車違反標章が付けられていました。

 ……いや〜、お客さんのオフィスは1階でしかもガラス張りになっているので、ビルの目の前に停めてあったクルマが見えているという状態だったのですが、お巡りさんが回ってきたのにはまったく気づきませんでしたねえ。今日は父のエクストレイルだったのですが、車高が高いので向こう側で標章を取り付けているのが見えなかったんでしょうか。それとも、まさかお巡りさん、クルマの下に隠れるようにしながら標章取り付けていませんでした?

 ま、いずれにしても僕の自業自得ですね。最近ではチョークで地面に時間を書いて、しばらくして戻ってくるなんてことはせずに、一発で標章を付けられてしまいますからねえ。それに、僕みたいに駐車違反をしているクルマが他にもたくさんいて交通を妨げてしまうと、救急車や消防車などの緊急自動車の通行を妨害してしまうことだってあるわけですし、いけないことですよね。反省しています。

 ちなみにその後すぐに静岡中央警察署へ行き、手続きをして標章を外してもらいました。罰金は1万5千円、点数は2点引かれました。ただし、点数は3ヶ月経てばまたゼロに戻ります。

 ……ああ、これでまたゴールド免許への道が遠のいてしまった……。



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 ホットスポット現地調査
2006年03月15日(水)

 3月7日付のVoiceで、静岡市内でワイヤレスでインターネットができるホットスポットの話題を書きましたが、今回は、昼間静岡市の中心部にiBookを持っていって、実際にホットスポットでネットが繋がるか現地調査をしてみました。

 まずは最も確実と思われたスターバックスに行ってみたのですが、ふかふかソファーのラウンジ席でiBookを広げてみても、まったくホットスポットの無線LAN電波を受信するAirMacが反応しませんでした。そこで店員さんに聞いてみると、この店は立地条件が悪いらしく、2階の窓際の席だったら入ったり入らなかったりするらしいです。しかし、2階の窓際の席は午後の下世話話に花を咲かせているおばちゃんたちご一行が独占していたので、敢えなく断念しました。

 その後スターバックスを出て、友達と待ち合わせをしていたので、その待ち合わせ場所までのメインストリートを、iBookを立ち上げて広げたまま両手で持ちながら歩いてみることにしました。
 すると!無線LAN電波の受信を示す反応が次々に示され、そのデータログを見ると、約10秒に1回の割合で様々な種類の無線LAN電波を受信していることがわかりました。しかし、それらの電波は非常に微弱なものばかりで、どれも安定してインターネットを繋げられるレベルではありませんでした。
 ただ、ちょっとメインストリートを歩いただけでこれほどたくさんの電波を受信するとは思いませんでした。無線LAN電波は至る所から出ているんですねえ。

 マクドナルドだったら静岡市の全店がホットスポットになっているようなのですが、さすがにフライドポテトを食べながらパソコンに触ったら汚してしまいそうなので、今日のところはホットスポットでネットを繋ぐのは諦めて、調査を終了しました。

 ……結局調査失敗かよ!



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