Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「マツダイラ」最新作は8割書き上がる
2006年05月12日(金)

 当サイトで連載中のF1小説「マツダイラ」の最新12話は、現在着々(?)と準備を進めていますが、すでに8割ほど書き上がっています。元々「マツダイラ」は自分の趣味として好きで書き始めた小説なので、書くことにまったくストレスを感じることはなく、まとまった時間ができてアイディアがまとまって、いざ書き始めてしまえば、1話分書き上げてしまうのにはそれほど時間はかからないんですよね。気分がノッているときには、2時間もあれば1話分一気に書き上げてしまうことも可能です。

 ただ、問題なのは、毎回言っていることですが、1話に収めたいだけの内容をとりあえずすべて書いた後で、文章量が多くなりすぎてしまった内容を如何に削って1話分に抑えるかと言うことです。つまり、書きたいことをとりあえずすべて入れた後で、完全に切り捨ててボツにしたり、他のエピソードに回すために別ファイルにストックしておくなりして内容を削っていく作業の方が苦労するというわけです。

 今回もすでにだいたい書きたいことは書き終えて、内容を削っていく段階に入っています。次が12話ですからもうだいぶ学習しているので、書いている段階で細かい描写をあまり書きすぎて無駄に文字数を費やしてしまわないよう、なるべく簡潔に必要最小限の表現で書いていくように意識していますが、さすがにエピソード単位で1話分の量を大幅に超過してしまうと非常に悩んでしまいます。
 「マツダイラ」は基本的に1つのエピソードごとに“章(Chapter)”で区切っていますが、今回入れたかったエピソードは4つ。しかしそのうち2つのエピソードはかなり長くなってしまう内容なので1つを2章に、もう1つを3章に分けることになり、7つの章で構成されることになります。しかし、これまでの話では多くて1話に入る章は6章なので、それだとあまりにも長くなりすぎてしまうので、今回も1章分の1エピソードを削ることにしました。

 従って今回入るエピソードは、大きく分けて3つということになります。まずは前回の第11話でイギリスへと向かう途中、突然新幹線を途中下車した松平のその後。そしてマツダイラが初めて海外に遠征して他のチームとの合同テストに臨むシルバーストーンサーキットの様子。さらに実際に始まったマツダイラのテスト風景。今回の第12話では、マツダイラF1プロジェクトに実在する新しいメンバーが加入します。
 本来はこの3つ(6章分)のエピソードに入る前に、冒頭に当時のF1界の動きを1章分費やして紹介したかったのですが、今回は敢えなくカットして3つのエピソードを書くことに専念し、当時のF1界の動きは次回に回すことにしました。

 こうやって入り切らないものを次に回して、また溢れてしまうんだなあ……。



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 井出のライセンス取り消しは妥当
2006年05月11日(木)

 5月8日付のVoiceでもお伝えしましたが、スーパーアグリでサンマリノグランプリまでセカンドドライバーを務めた井出有治が、FIAから昨日正式にスーパーライセンスを取り消す旨の通告を受けたようですね。

 チームはこの件に関して、オフィシャルサイト上で経緯に関して説明をおこなっています。それによると、FIAからはまず、井出に対してスーパーライセンス取り消しを含めた審議が行われている通知があり、その前にレースドライバーから外してはどうかという勧告があったそうです。チームはライセンス取り消しという最悪の事態を避けるため、断腸の思いで井出をヨーロッパグランプリで走らせない決断を下したとのことですが、それにもかかわらず今回の通告が下されてしまったようです。この件について鈴木亜久里チーム代表は「残念でなりません」とのコメントを残しています。

 今後のスーパーアグリのセカンドドライバーについては、ヨーロッパグランプリでもセカンドドライバーを務めたフランク・モンターニュがスペイングランプリとモナコグランプリに参戦するとのことですが、それ以降については「多くの関係者と議論を重ねていく」としています。チームは「オールジャパンでの挑戦」を続けていくとの姿勢を示しており、今後新たに日本人ドライバーがチームに加わる可能性もあります。

 サンマリノグランプリでのクリスチャン・アルバースとの接触以来、前代未聞とも言えるFIAからのドライバー交代の勧告に始まり、ついに今回、スーパーライセンス剥奪という異例の結果となってしまいました。井出のスーパーライセンス再取得の可能性は残されており、チームは井出がF1ドライバーとして復帰するチャンスを今後も探っていくそうです。

 僕の個人的な意見を言わせてもらえば、今回の井出有治のスーパーライセンス剥奪は妥当だったと思います。今更こんなことを書いても後の祭りなのですが、スーパーアグリが井出有治をレギュラードライバーに起用したのは、時期尚早でしたね。
 もちろん、シーズンが開幕するまでは井出のレースでの実力は未知数だったわけで、仮にも井出は日本モータースポーツの最高峰フォーミュラ・ニッポンの準王者ですから、あくまで“候補”としてなら問題はなかったでしょう。しかし、チーム側は井出に対して十分なテスト機会を与えることができませんでした。そのため井出は事前にF1マシンの経験を積むことができず、ぶっつけ本番に近い状態でレースに臨まなくてはなりませんでした。つまり井出は、F1ドライバーとしては不十分な状態でレースに出なくてはならなかったというわけです。

 今思えば、開幕戦の段階でF1ドライバーとしてはまだ不十分であるという時点で、チームは井出のレギュラー起用を見送った方が得策だったと思います。チームは「オールジャパンでの挑戦」にこだわっていますが、僕としては別にドライバーまで2人とも日本人にする必要はないと思いますし、日本人コンビにこだわって経験不足のドライバーを起用するよりは、ゆくゆくはオールジャパンでいくにしても、最初は経験豊富なドライバーを起用して、有効なデータを収集してマシン開発に活かした方が、長い目で見ればチームにとっても有益なはずです。
 しかも、井出有治を不十分な状態でデビューさせてしまったことで、もしかして十分に経験を積んでからデビューさせていればまともに戦えたかもしれない彼に、不要な汚点をつけてしまったことにもなるわけです。

 まあ、チームとしても、事前にテストで経験させることができなかったから、実戦で経験を積ませようと考えて、つまり井出の実力に賭けて最終的に井出をセカンドドライバーに起用することを決めたのでしょう。そしてFIAとしても、昨年フォーミュラ・ニッポンでシリーズ2位とスーパーライセンス発行に必要な条件を満たしているため、井出にスーパーライセンスを発行したわけです。
 しかし実際に蓋を開けてみると、井出は開幕4戦で十分な結果を残すことができず、それどころか経験不足故の危険な走行が目に付き、様々な方面から批判を浴びることとなってしまいました。このことに関しては井出だけに責任があるとは言えず、むしろ井出に十分なテストの機会を与えられなかった、そしてそれにもかかわらず井出をデビューさせてしまったチーム側に大きな責任があると思います。

 やはりF1ドライバーとしてまだ未熟である、つまりF1ドライバーにはまだふさわしくない以上、F1で走らせるというのは問題がありますよね。危険も多いですし、何より世界最高峰のモータースポーツという格調を下げてしまうことになりますから。

 そういうわけで、今回の井出君は、必要な条件は満たしていたので一旦はスーパーライセンスを発行したが、その後の走りでやっぱりスーパーライセンスにはふさわしくないと判断され、取り消されたと言うことですね。要はスーパーライセンスも、普通運転免許と同じというわけです。免許を取得しても、違反が多くてクルマを運転する資格がないと判断されたら、運転免許を取り消される。ただそれだけのことです。

 とりあえず当面は、琢磨とモンターニュでいいんじゃないでしょうか。

 心配なのは、チームがオールジャパンに固執しすぎて判断を誤ることです。



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 S2000対決ポスター第2弾、公開!
2006年05月10日(水)

 1月27日付のVoiceで予告しましたが、「S2000」のページで公開している架空映画ポスター「Mako×Maxi」に続く、S2000対決シリーズ第2弾が完成しました!

 この企画は、当サイトで連載しているF1小説「マツダイラ」のミハエル・カッズ・クーンの名前の元となったカズくんからのリクエストで、提供された3枚の素材画像を使用して制作されました。素材画像はカズくんの愛車RX−8のフロントビュー、リアビュー、そしてカズくんの顔写真です。
 ちなみに下の写真ではカズくんの顔にモザイクガかかっていますが、完成したポスターでは、カズくん本人の承諾を得てモザイクなしでカズくんの顔を公開しています。もちろんネット上では全世界初公開ですぞ!



カズくんから支給された素材画像


 そして、このカズくんから提供されたされた3枚に合わせて、僕も自分の顔写真と、S2000のフロントビュー、リアビューの写真を新たに撮影しました。
 まずS2000の撮影ですが、カズくんのRX−8と僕のS2000をあとで合成するので、カズくんの撮影したRX−8と光源の方向や強さ、そして撮影アングルなどを合わせる必要がありました。カズくんの写真を見ながらデジカメのモニター画面で光源の方向とアングルを合わせ、比較的短時間で撮影を終えることができました。
 しかし、苦労したのが僕自身の写真。どうしてもこのポスターを制作するにあたって、レーシングウェアを着て撮りたかったのですが、撮影をした日がたまたま真夏陽気の暑さで、まだ扇風機も準備していない状態だったので、実際着てみたらとても暑く、さらに左側からライティングを当てていたので、撮影しながら汗だくになってしまいました。



カズくんの写真に合わせて撮影した素材画像


 こうして一通り素材画像が揃ったところで、次はMacに向かい、アドビの画像編集ソフトを使って画像合成です。あらかじめイメージスケッチは描いてあったのですが、実際にMac上で形にしてみるとバランスがイマイチ良くなかったので、Mac上でレイアウトを色々と変えたりして試行錯誤し、ある程度カッコイイバランスを見出すことができました。ちなみに当初は2人の顔写真、そしてRX−8とS2000のフロントビュー、バックビューをすべて使う予定だったのですが、クルマの写真が多すぎてしまうので、メインのポスターはフロントビューだけを使い、バックビューの写真はポスターとは別のステッカー的なものとして使うことにしました。

 配置のこだわりとしては、イケメンのカズくんをフィーチャーして手前に出し、2台のクルマもRX−8を手前にし、さらにRX−8を若干前に出して、ほぼ並んで互角の争いをしているんだけど、微妙にカズくんが優位な戦況にしてみました。

 だいたいの配置が決まったら、次は細かい加工作業に入っていくわけですが、RX−8とS2000を切り抜いて重ねてみると、やはり微妙にパースがずれていて違和感があったので、アングルが優れていて迫力のあるRX−8のパースを元に、S2000のパースを修正して合わせました。
 その後この2台がサイド・バイ・サイドで走行しながら激しいバトルを展開しているように見せるため、クルマの下に流れるアスファルトを作り、パースをつけて2台のクルマに合わせました。その上に2台のクルマの影を作ってなじませます。
 次に色調の補正ですが、2人の顔写真、2台のクルマをそれぞれビビットな色合いに微調整して、男同士の対決モノなので全体的に攻撃的で暑苦しいイメージにしてみました。その代わりベースは特に背景を入れずに、白のバックを活かしてスタイリッシュに決めてみました。

 ビジュアルが完成したら、次はテキスト関係です。一応架空映画のポスターと言うことなので、作品を象徴するメインコピーが欲しかったので、色々考えた末に、シンプルに「Silver or White?」というコピーを採用して大きめに配置しました。
 さらに、2人のドライバーの心理描写や関係を意味合いづけたかったので、それぞれの顔写真にコメントを考えて添えました。対決モノなので、2人は対立関係ということで少し過激なコメントを添えてみたのですが、現実には僕とカズくんの関係はとても良好ですぞ。

 最後は、タイトルロゴです。タイトルは前回の「Mako×Maxi」の続編と言うことで「Mako×Katz」に決めていましたが、前回はコンクリートの立体文字だったタイトルを、今回は大きく変えて、より若々しくスタイリッシュでカッコイイタイトルロゴに仕上げてみました。さらにタイトルの「Mako×Katz」という文字のそれぞれの名前の脇にファミリーネームを添えて、メインキャストのネーム表記も兼ねています。これによってタイトルロゴとメインキャストのネーム表記を融合させてしまったので、ポスターの中に入る要素を減らすことができてすっきりとまとまりました。

 全体的には、特に高度な加工は施しておらず、各要素をバランスよく配置して、バックも白地とシンプルに仕上げてみました。前回の「Mako×Maxi」は、素材となる画像が低解像度のものしかなかったので、全体的にスピード感を出す「ブレ」の手法でごまかすしかなかったのですが、今回はカズくんから高解像度の素材を提供していただいたので、特にぼかしたりブレさせたりする必要もなく、とても鮮明でシャープな作品に仕上がったと思います。

 それでは、完成したポスターをご覧頂きましょう!

 完成したポスターはこちら!



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 ブスとドラゴン
2006年05月09日(火)

 以前は仕事が忙しいながらも、ハードディスクに録画したりして毎クール平均4〜5本のドラマを観ていたんですが、最近ではテレビを観る以外のプライベートな時間が足りなくなってきているので、ドラマは厳選して3本程度に絞り、テレビを一切観なくても良い日を作ってプライベートな時間に当てています。

 で、今クールのドラマで僕が観ていて楽しみにしているのは、火曜夜10時の「ブスの瞳に恋してる」と木曜夜10時の「医龍」ですね。月9の「トップキャスター」も観ていますが、今回は除外しましょう。

 まず便宜上「医龍」の方から書きますが、このドラマはここ数年「やれば当たる」と言われている医学モノのドラマ。かつて中東の戦場で医療チームとして活動していた天才外科医の朝田(坂口憲二)は、所属していた大学病院に反発して病院を追われ、その後帰国して定職も付かずにすさんだ生活を送っていました。そこへ別の大学病院の助教授の加藤(稲森いずみ)がやってきて、自分の論文と教授のイスのために“バティスタ手術”をおこなって欲しいと言われて医者として復帰します。
 ところが、加藤が招いた大学病院は、病院側の利益が最優先され患者の命は二の次にされているという状況で、朝田はその病院の体質に憤りを感じずにはいられませんでした。当初はバティスタ手術には優秀なチームが必要であるということで、「この病院には優秀な人材はいない」と乱暴に吐き捨てていましたが、そのうちこの病院の中にも、何人かはまともな考えを持っていて腕も確かな医者がいることを知り、徐々にバティスタ手術を行うための「チーム・メディカルドラゴン」が集まりつつあるというお話。

 主役の朝田龍太郎役を演じる坂口憲二は、最近では珍しくクールでワイルドな役に挑戦しており、元々マスクはワイルドなので無造作に生やしたヒゲ面も似合っていて、この役にピッタリはまっていると思いました。彼は最近のドラマでは主にひょうひょうとしていたり、ちょっと頼りない役などを演じていましたが、今回はほとんど笑うこともなく、常にシリアスのままという役柄で、新鮮であると言えば新鮮ですが、むしろ本来はこういう役の方が性に合っているのではないかと感じましたね。

 しかし、このところ医療系のドラマが増えているように思うのですが、純粋に災害時の医療現場を描いた「救命病棟24時」やナースのお仕事をコミカルに描いた「ナースのお仕事」は別として、「白い巨塔」や「N’sあおい」、そして今回の「医龍」などを観ていると、大きな総合病院って、そんなにあくどいことをしているところが多いのか?と思わずにはいられません。もちろんドラマなのですべてフィクションなのですが、あまりにも最近の医療系ドラマで、院長が金の亡者と化していたり、助教授が固守淡々と教授のイスを狙っていたりというシチュエーションが多すぎるので、現実に患者の知らない裏ではこういったことが平然とおこなわれているのでは?という錯覚に陥ってしまいます。
 特に大学病院が舞台となると、もうその教授の地位を巡る争いは熾烈極まりなく、なにもそこまでしなくてもいいのにと思ってしまうほどの野心家が何人もいたりしますよね。こうなると、「大学病院=悪」という偏見が生まれてしまわないかと心配です。

 「お代官様」と聞くと「悪」を連想し、ついでに若い娘が和服の帯を引っぱられて「ごむたいな〜」と言いながらくるくると回っているのを連想してしまうのと似ていますな。実際には良いお代官様がほとんどだったでしょうに……。

 さて、今日僕が本当に書きたかったのは、もう一つのドラマ「ブスの瞳に恋してる」の方です。最近のテレビで平然と“ブス”という言葉がタイトルに使われているのも珍しいですが、このドラマは3年前に女性お笑いトリオの「森三中」の1人、体重80キロのガッツ石松似のブスと名高い大島美幸が、人気構成作家の鈴木おさむ氏と結婚した話が基になっており、「ブスの瞳に恋してる」というタイトルで鈴木おさむ氏の手によりマガジンハウスから刊行され、5万部を超えるベストセラーとなっている夫婦の素敵なおのろけ話をドラマ化したものです。
 で、このドラマのヒロイン太田美幸役は、実際のヒロインである大島美幸の相方である「森三中」の村上知子が演じており、主人公の山口おさむ役は、SMAPの稲垣吾郎が演じています。

 この2人のキャラクター設定を見て見ましょう。

 まず主人公の山口おさむは、バラエティ番組を中心に活躍する人気放送作家。担当する番組が軒並み高視聴率で若手でありながら業界内でも一目おかれる存在です。当然収入も億単位でイケメンでもあるため、周囲の男女からあこがれられています。しかし過去ににがい失恋経験があり、それ以来見た目のきれいな女性とばかり付き合っていて、恋愛はファッションの一部くらいにしか思えなくなっています。

 そしてヒロインの太田美幸は、身長150cm体重60kgで、両親が心配するほどのブス。でもブスであることを悩まないポジティブブスです。7年前女優を目指して上京し、養成所に所属するも、いまだ台詞のある役をもらったことがありません。しかし非常に明るい奔放な性格で周囲の人たちを幸せにしていきます。しかも勤勉で毎日女優になるための努力は怠りません。中学校の頃に容姿のせいでひどい仕打ちを受け、それ以来自分には普通の容姿の人のような幸せは訪れないのだと思い込み、恋愛はしたことがありませんでした。

 美幸はおさむが務めるテレビ局のすぐ近くにあるラーメン屋でバイトしており、おさむが仕事の同僚を連れてその店に出入りするようになって2人は知り合ったのですが、美幸はおさむに恋心を抱いてしまいます。おさむはおさむで別に付き合っている彼女はいたのですが、美幸の自分に対する気持ちなど知るよしもなく、しかし美幸の前向きでやさしい性格に好感を持っています。

 ……とまあ、ざっと話をまとめるとこんな感じの内容なのですが、稲垣くん演じる主人公のおさむはともかく、森三中の村上知子演じるヒロインの美幸が、何だか不思議とけなげで可愛らしく見えてしまうんですよね〜。森山中と言えば、こう言っては失礼かもしれませんが、ある意味ブスをネタにしているお笑い芸人ですから、村上もバラエティ番組などでは他の2人同様、相当濃いキャラクターという印象が強いですよね。しかしそんな彼女のバラエティのイメージを忘れてしまうほど、このドラマの村上知子は好感が持てます。

 僕も別に女性を選ぶのに見た目だけで判断したりはしませんが、まさか森山中の村上知子がこんなに可愛らしく見えるようになるとは思いませんでした。もちろん村上知子はあくまでそういう役を演じているだけなのですが、別にドラマで特別なメイクを施しているわけでもなく、服装にしても特に普通の格好ですから、見た目だけ見れば普段の森山中の村上と何ら変わりはないんですよね。それでも村上知子がこのドラマでけなげで可愛らしく見えてしまうと言うことは、やっぱり人間は見た目じゃないということなんですよね。

 ドラマの中の村上知子が現実に身近にいたら、恋愛対象になり得ますね。



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 井出有治、スーパーライセンス取り消しへ!
2006年05月08日(月)

 先週末に行われたF1第5戦ヨーロッパグランプリの舞台であるニュルブルクリンクのパドックで、衝撃のニュースが流れました!何とFIAがスーパー・アグリの井出有治に対し、F1に出場するために必要なスーパーライセンスをいったん取り消す方針であることが明らかになったのです!
 これは先のサンマリノグランプリ決勝レース時に起きたアルバースとのアクシデントが原因で、FIAは当初、再びテストで経験を積めば復帰できるとの見通しを示唆していたのですが、突然処分が重くなった模様です。全チームの同意があれば、また井出のスーパーライセンス復活の可能性はあるそうですが、現実には厳しいものとみられています。

 井出有治は昨年日本のモータースポーツの最高峰「フォーミュラ・ニッポン」でランキング2位という成績だっただけに、その井出が得たスーパーライセンスが取り消しになると言うことは、日本のモータースポーツ界にとっても大きなダメージになりかねない様相です。

 井出有治は先週末のヨーロッパグランプリ直前にFIAからの勧告によってサードドライバーに降格させられてしまったわけですが、ここへ来てさらに追い打ちをかけるようにライセンス取り消しのニュース。
 実はこの決定を下したのは、バーニー・エクレストン(FOA会長)、ジャン・トッド(フェラーリチーム監督)、フランク・ウイリアムズ(ウィリアウズチーム監督)をメンバーとする「F1パーマネント・ビュロー」と呼ばれる組織であることが判明しました。

 僕も今回初めて耳にしたのですが、このF1パーマネントビュローとはF1に関して緊急を要する問題が発生した場合、できるだけ素早い対応をするために設けられているもので、スーパーライセンスの発給基準もそうした案件のひとつだそうです。以前、キミ・ライコネンのF1デビューに際して、ライセンスの発給を最終的に決断したのもこのパーマネントビュローだったらしいですね。

 今回、パーマネントビュローが異例とも言える形で井出の出場に物言いをつけた背景には、ウイリアムズやトッドなど、チーム側の声が大きく反映されていた可能性が高く、他のドライバーが抱いていた井出のドライビングに対する不安が前回のサンマリノの事故で一気に表面化し、チーム側から何らかの対処を求める声が上がったためではないかと思われます。
 ただし、そのサンマリノの事故に関してもスチュワードの裁定は「指導」のみ、井出へのペナルティもなく、結論としては「レーシングアクシデント」の範囲内と判断されたはずなのですが……。

 もし井出のライセンスが本当に剥奪されてしまった場合、井出が再びスーパーアグリのシートに戻るには、テストで十分な距離を走り、なおかつスーパーライセンス発行のために全チームから承認を得なければなりません。これまでの4レースで「危険なドライバー」というレッテルを貼られてしまった井出にとって、これは大きなハードルとなってしまうでしょう。もちろん、限られた予算の中でF1を戦うスーパーアグリにとって、テストを実施するのは簡単なことではありません。

 正式には今週にも日本のACN(ナショナル・スポーティング・オーソリティ)であるJAF(日本自動車連盟)から井出本人に通達されるということですが、このまま井出は、苦労の末つかんだF1のシートを失ってしまうのでしょうか。5月4日付のVoiceでは、井出のサードドライバー降格は妥当であると書きましたが、さすがにスーパーライセンス剥奪は、あまりにも厳しすぎるのではないかと思わずにはいられません。

 何か政治的な策略のニオイがプンプンしますね。



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 F1第5戦ヨーロッパグランプリ(決勝)
2006年05月07日(日)

 今日はF1第5戦ヨーロッパグランプリの決勝が行われました。昨日の予選ではルノーのフェルナンド・アロンソがポールポジションを獲得し、フェラーリのミハエル・シューマッハが2番手になり両者はフロントローで並びました。従って今回のレースは前戦のサンマリノグランプリ同様アロンソとシューマッハによる新旧チャンピオン対決となりました。

 スタートでは出足の優れたルノーのアロンソがトップをキープしたまま1コーナーを抜けていき、2番手のシューマッハ、そして同僚で3番手のフェリペ・マッサが続いていきます。後方ではデビッド・クルサード(レッドブル)とビタントニオ・リウッツィ(トロロッソ)が1コーナーで接触するというアクシデントが発生しましたが、21番手からのスタートだったスーパーアグリの佐藤琢磨がアウト側いっぱいから抜けてこのアクシデントを上手く回避して、一気に12位まで順位を上げました。但し、スーパーアグリのマシンではそのポジションをキープし続けることは厳しく、その後後続のマシンにズルズルと抜かれていき、結局数周後には今回から新たにチームメイトとなったフランク・モンターニュと共に最後方に戻ってしまいました。

 さて、アロンソとシューマッハのトップ争いですが、アロンソのすぐ後ろにつけたシューマッハは、常に1秒前後の差を保ち、チームメイトのフェリペ・マッサも前の2台に離されずについていきました。アロンソとシューマッハがそれぞれファステストラップを更新しながら16周を終えたところで、まずアロンソが1回目のピットイン。マッサもこの時同時にピットに入りますが、アロンソが前のままコースに復帰します。アロンソを1秒2の差で追いかけていたシューマッハは翌周にピットストップしますが、コースに戻ると、アウトラップを素早く駆け抜けたアロンソに前を行かれ、1回目のピットストップはルノーに軍配が挙がりました。
 
 第2スティントは第1スティントと同じ様相を見せました。アロンソとシューマッハは常に1秒以内の差で、ほぼ同タイムで周回を重ね、マッサがやや遅れて3位をキープ。アロンソがファステストをマークすれば、すぐ背後のシューマッハがその記録を更新するという、新旧王者の激しいトップ争いが続きました。
 そして勝負を決める2度目のピットストップ、残り22周のところでアロンソが先に行ない、前が空いたシューマッハは、ここからファステストラップを連続して叩き出し、39周目には1分32秒099をマークして、アロンソから3周遅れてピットインする時には十分なマージンを得ており、アロンソの前でコースに戻り、新旧王者対決を制しました。

 スーパーアグリの2台は、フランク・モンターニュが29周目に、佐藤琢磨は45周目にそれぞれハイドロリック系のトラブルでリタイヤしてしまいました。モンターニュは今回井出有治と交代してレースデビューを果たし、その実力は果たしてどの程度のものなのか注目されましたが、琢磨とモンターニュの自己ベストタイムを比較してみると、琢磨が1分36秒706だったのに対してモンターニュは1分37秒214と、琢磨と遜色ないタイムをマークしていました。モンターニュはデビュー戦であったことを考慮すれば、琢磨とモンターニュの実力は互角であると言えるでしょう。そうなると、前戦までの4戦で琢磨に対して大きく水を開けられていた井出は、さらに厳しい立場に立たされてしまったことになりますね。

 それにしても、アロンソとミハエル・シューマッハの攻防は見ごたえありましたね!今回はシューマッハにとっては母国グランプリと言うことになるわけですが、前戦のフェラーリの本拠地であるサンマリノでの今季初勝利といい、今回の母国での連勝と言い、シューマッハはここぞと言うところできっちりと勝ってしまうところが見事です。
 第2スティントまではポールポジションからスタートしたアロンソが頭を取っていましたが、シューマッハが常に1秒以内の差でぴたりと背後につけていたことを考えると、シューマッハの方がペースで上回っていたことは明らかです。フェラーリは同僚のフェリペ・マッサも自身初の3位表彰台を獲得しているので、マシンの仕上がりが良くなっているということでしょうね。

 今回シューマッハが優勝したものの、ポイント争いで首位に立っているアロンソが着実に2位でフィニッシュしているため両者の差はまだ13ポイントもあり、依然としてアロンソが大きなアドバンテージを持っているわけですが、前戦サンマリノグランプリと今回のヨーロッパグランプリでの連勝を見る限り、フェラーリが完全復活を果たしてすでにライバルチームを凌駕していると感じました。今後もシューマッハとフェラーリが勝利を重ね、猛烈な追い上げを見せていくことは間違いないでしょう。

 ブリヂストンがいいタイヤを作ってくると、フェラーリは鬼に金棒ですな。



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 F1第5戦ヨーロッパグランプリ(予選)
2006年05月06日(土)

 今日はドイツのニュルブルクリンクで、F1第5戦ヨーロッパグランプリの予選が行われました。前戦サンマリノグランプリでフェラーリに母国優勝をもたらしたミハエル・シューマッハが、今回は自分の母国であるドイツで2位フロントローを獲得し、明日の決勝では母国での優勝と連勝を狙います。ポールポジションを獲得したのは昨年のチャンピオンで今シーズンもチャンピオンシップで大きくリードして首位をひた走るルノーのフェルナンド・アロンソでした。明日の決勝では新旧チャンピオンのフロントロー対決が実現します。

 15分間の第1ピリオドでは6台が脱落するわけですが、トップチームはそれぞれセッション半ばに危なげなくタイムを出しますが、残り時間3分28秒のところでセッションは赤旗中断となってしまいます。しかしこれは主催者側のシステムエラーですぐに撤回されますが、一度パドックにマシンを戻したチームは、最後のタイムアタックを行なうことができなくなってしまうという混乱を招きます。さらに上位のタイムを出したジャック・ビルヌーヴ(BMWザウバー)が計測なしの扱いになるなど、計測システムにも乱れが発生し、終了後も脱落する6台のマシンがなかなか発表されませんでした。
 その後計測システムが復活し、第1ピリオドで脱落するのはスーパーアグリのフランク・モンターニュと佐藤琢磨、ミッドランドのティアゴ・モンテイロとクリスチャン・アルバース、トロロッソのスコット・スピード、レッドブルのクリスチャン・クリエンと確定しました。

 第1ピリオドの混乱によって10分遅れでスタートした第2ピリオドは、フェラーリ、ホンダ、マクラーレン・メルセデスの各チームは順調にタイムを出したのですが、ルノーのジャンカルロ・フィジケラのタイムが伸びませんでした。残り時間が少なくなる中フィジケラはタイヤ交換を行ない、再度タイムアタックするものの、前を行くビルヌーヴに突っかかってしまいます。このため思うようなタイムアタックができず、前戦サンマリノグランプリに続き、ここヨーロッパグランプリでも第2ピリオドで姿を消す結果となってしまいました。
 自身とチームのホームグランプリであるトヨタのラルフ・シューマッハ、同じくホームグランプリとなるBMWのニック・ハイドフェルド、ウィリアムズ・コスワースのニコ・ロズベルグ、そしてレッドブルのデビッド・クルサード、トロロッソのビタントニオ・リウッツィも第2ピリオドで脱落しました。第2ピリオド終了後には、納得のいかないフィジケラが、ビルヌーヴのパドックに怒りをぶつけに行く場面も見られました。
 
 5分のインターバルを挟み、最終ピリオドがスタート。フェラーリが先陣を切り、ミハエル・シューマッハとフェリペ・マッサがワンツー体制のまま、それぞれ順調に周回を重ねていきます。残り時間が10分を切ると、まずホンダのジェンソン・バトンがタイヤ交換を行なってタイムアタックを開始。フェラーリの2台、ルノーのフェルナンド・アロンソもこれに続きます。アロンソがトップに立ち、シューマッハは2番手、マッサも3番手につけます。
 セッション終了まで5分のところで、アロンソ、フェラーリの2台が2度目のピットストップを行い、最後のタイムアタックを開始します。アロンソが自己ベストを縮めて29秒台に入れ、シューマッハがこのタイムを狙いますがわずかに及ばず2番手となりました。チームメイトのマッサも3番手に入れ、フェラーリはポールポジションこそ獲れませんでしたが、2台揃って好調のようです。

 さて、第1ピリオドでは主催者側のミスによってセッション終了まで残り3分半という微妙な時間に赤旗表示が出されてしまい、これによってアタックを中断してピットインを余儀なくされてしまったマシンが続出するという失態があったわけですが、本来ならこうした混乱を招いた原因を作った者に対しては罰金などのペナルティが課せられますよね。しかしこの一件に関してはまったくおとがめはなく、主催者側は平然と第2ピリオドを開始してしまいました。
 今年の予選ルールでは、第1ピリオドと第2ピリオドでは、コース上を周回していようとアタックラップに入っていようと、セッション終了時間できっちりと区切られてしまうので、セッション終了3分半前に中断されてピットインしてしまったマシンは、すでにその時点でアタックを断念するしかないわけですから、主催者側のミスで最後のアタックのチャンスをフイにされてしまったわけです。

 こういったシステム上のトラブルも想定して、セッション時間を延長するとか、ピットに戻ってきてしまったマシンはもう1アタックを認めるとか、もう少し融通を利かせて欲しいものですね。まあ想定外のエラーですから仕方がないと言えば仕方がないのですが。
 それにしても、主催者側がこの件に関してまったくおとがめがないと言うのもひどい話ですよね。結局第1ピリオドで脱落したのはスーパーアグリ、ミッドランドの4台とトロロッソ、レッドブルがそれぞれ1台ずつと、ほぼいつものメンバーだったから、問題ないだろうと言うことでスルーされてしまったのでしょうか……。



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 Mako、TU-KAからauへスイッチ
2006年05月05日(金)

 僕は1997年の8月から携帯を持つようになったのですが、その時は一番料金が安いTU−KAを選び、以降今まで電話番号もメールアドレスも変わらずずっとTU−KAを使い続けてきたのですが、今回TU−KAからau(KDDI)に電話会社を変更することにしました。ただし、TU−KAからauへは電話番号とメールアドレスを変更せずに乗り換えることができます。やはり番号とメアドを変更すると、友達や仕事関係の人に伝えるのがとても面倒なので、番号とメアドが変わらなくて良かったです。

 で、今回携帯を変えることにしたのは、数日前に何気なく携帯ショップに立ち寄ったときに、気になるauの携帯を発見したからです。僕が気になった携帯は京セラ製のW41Kという機種です。


今回乗り換えた「W41K」


 この機種は、テレビは観られませんが、デジタルカメラにはめっぽう強い機種で、3.2メガオートフォーカスカメラを搭載しています。
 有効画素数317万画素の高画質カメラにオートフォーカス機能が付いていて、フォーカスロックでピントを固定したまま構図を自由に変更できます。また静止画手ブレ補正機能も付いているので、夕方や室内などの薄暗いところや、片手で不安定な姿勢での撮影時にも手ブレを防ぎ、くっきり鮮やかな写真を撮ることができます。
 また、撮影シーンに合わせて標準、ビーチ&スノー、人物、パーティ、夜景、風景、スポーツと7つのモードに切り替えることができ、最大2000×1500ピクセルの写真を撮影できます。もちろんムービーも撮影できますし、今流行のバーコードリーダーにもなります。

 カメラだけでなく、auミュージックプレイヤーも搭載しているので、ダウンロードした着うたや、miniSDカードスロットも付いているので、パソコンに取り込んだCDやMP3などの音楽を聴くこともできるので、iPodを買わなくて済みました。

 さらに、この機種ではEZwebから対応する様々なアプリケーションをダウンロードして使うことができるのですが、何とあのファミコンRPGの金字塔「ドラゴンクエスト2」をダウンロードして、携帯でドラクエ2がプレイできてしまうのです!
 しかもファミコン当時はうんざりするほど長い「復活の呪文」を書き写して冒険の途中経過を保存しなくてはならず、一文字間違えたらそこには戻れないと言う恐ろしい代物でしたが、携帯版は一発セーブができるようになっています。
 おまけにファミコン版と比べてグラフィックや音楽が進化しており、さらにファミコン版ではすべてひらがなかカタカナだけだった文章がちゃんと漢字も表示され、携帯用にリメイクされているので小さい画面でも文字がはっきり読めて美しかったです。

 そして何と言ってもすごいのが、初めから搭載されているau独自のアプリケーション「EZナビウォーク」!声で入力機能を搭載しているので行きたい場所を声に出して言うだけで携帯が認識してくれて、目的地まで地図で表示しながら音声案内をしてくれます。さらに電子コンパスも付いているので、進む向きに合わせて地図が360°回転し、常に進行方向を画面の上に表示してくれます。もはや手のひらサイズのカーナビですな!
 また自分が今いる位置をGPS情報としてメールに添付することができるので、EZナビウォークに対応した同じau同士なら、相手に自分の位置を地図上で知らせることができるので、待ち合わせなどにも便利ですね。

 さて、今回auに乗り換えるにあたり、このW41Kと迷った機種があるんです。それは日立製のW41Hという機種で、こちらは日立だけあってテレビに力を入れていて、今流行のワンセグ携帯と言われており、ハイクオリティな地上デジタル放送「ワンセグ」の映像を観ることができる、業界最大の2.7インチワイド液晶搭載の機種です。従来のテレビが観られる携帯は、テレビ電波の状態が悪いと画像が乱れたり砂嵐になったりしますが、ワンセグは画像が乱れることは一切ないので、移動しながら常にクリアな画像で映像を観ることができ、さらに録画もできてしまいます。

 ただ、この機種はテレビは強いのにカメラがそれほどでもなく、先ほどご紹介した最終的に僕が決めたW41Kが3.2メガに対してこちらは2.1メガ、画素数はW41Kが317万画素なのに対してこちらは207万画素。auミュージックプレイヤーとEZナビウォークはどちらも付いているので、カメラが強いかテレビが強いかという違いなんですよね。
 で、僕としては、特に外でテレビが観られなくてもいいですし、ホームページを持っている身としてはやっぱりカメラが強い方が何かと便利だと言うことで、カメラに強いW41Kにしたというわけです。

 しかも!テレビが強いW41Hはauでは最新機種と言うことで、TU−KAから乗り換える場合でも6千円ほどお金がかかるのですが、W41KはTU−KAから乗り換える場合はタダ!何とこの高性能カメラを初めとする多彩な機能を搭載したauの携帯に、無料で切り替えることができたのです!このW41Kを選んだ最大の理由は、無料で切り替えられたからというわけです。

 Voice有史以来では、2002年8月22日にTK21に変わり、2004年12月18日にTK41に変わって以来の機種変更と言うことになりますが、TK21を2年4ヶ月も使っていたのに対し、TK41は1年半とわりと短命でした。ただやっぱりTK41は、TK21と比べると飛躍的にカメラは進歩しましたが、基本的にTU−KA自体が他社と比べてカメラに強くないので、ホームページで使えるほどの写真を撮ることはできないんですよね。

 ちなみに、僕が携帯を選ぶ基準として、デザインもかなり重視しているわけですが、デザインで選ぶと必ず京セラ製なんですよね!だからTK21、TK41、そして今回のW41Kと、どれも「K」という文字が付いているでしょ?

 京セラって基本的に、僕のセンスをくすぐるデザインなんでしょうねえ。



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 井出有治、サードドライバーに降格!
2006年05月04日(木)

 F1は今週末に第5戦ヨーロッパグランプリがドイツ・ニュルブルクリンクで行われますが、スーパーアグリは今日リリースを発行し、FIAの勧告に従って、ヨーロッパグランプリのレースドライバーとして、井出有治に代わって先日起用したばかりのフランク・モンターニュ(元ルノー・テストドライバー)を起用すると発表しました。これで井出はヨーロッパグランプリではサードドライバーを務めることとなり、事実上レギュラーシートを失ったことになります。
 リリースによれば、FIAからチームに対して、井出がF1でのスキルを向上させるために必要なマイルを金曜フリー走行で作るべきとの勧告があったようです。チームはこの勧告に従い、井出をサードドライバーとし、モンターニュをレースドライバーに起用する決定を下しました。

 鈴木亜久里チーム代表はこの件について「我々は、FIAが井出のためにテストを数日間させるべきだという勧告を受け入れることにした。井出はこの環境のなかで信じられないほど努力しているとは思うが、チームがシーズン開幕にあたってテストの時間を与えることができなかった。私は井出がチームに残って、マシンに馴れ、F1のレースドライバーとしてのシートを再び得ることができるようサポートしつづける。」とコメントしました。

 あくまで名目上の理由で言えば、ここ4戦での井出のパフォーマンスを見る限り、第4戦サンマリノグランプリでのアルバースとの接触の件もあり、井出にはもう少しF1に慣れる必要があるから、一旦サードドライバーにして、テストやフリー走行で走らせてマイレージ(総走行距離)を稼がせてはどうかとFIAから“助言”(“圧力”ともいう)があり、スーパーアグリ側がこれに従ったということになります。
 確かに、スーパーアグリは昨年11月1日のF1参戦発表から、わずか4ヶ月という前代未聞の早さでチームを立ち上げてF1デビューを果たしましたが、4年落ちのマシンでの参戦を余儀なくされているためトラブルが多く、今日に至るまでまともなテストをこなすことができず、井出がテストでマイレージを稼いでF1マシンやコースに慣れる機会はほとんどなく、ぶっつけ本番でレースに出場しなければならないと言う状況でした。

 一方、今年からスーパーアグリにテストドライバー兼サードドライバーとして加わっていたフランク・モンターニュは、今回井出に代わってセカンドドライバーに昇格したため、今週末行われる第4戦ヨーロッパグランプリで思いがけずレースデビューを果たすことになります。
 彼はワールドシリーズbyルノーで2001年と2003年にチャンピオンを獲得し、2004年、2005年とルノーF1のテストドライバーを務めました。テストでの評価は良く、トップチームで2年間もテスト経験がありますからマイレージも十分ありますし、年齢も28歳と井出より3歳若いので、昨年フォーミュラニッポンでシリーズ2位に終わり、F1での走行経験もほとんどない井出と比べて、はるかにドライバーとして優位であることは間違いないでしょう。

 チーム代表の鈴木亜久里としては、自分自身も現役時代に下位チームで苦労し、89年に所属したザクスピードでは全16戦予備予選落ちという経験もあり、さらに今回はチームオーナーとして井出に十分なテストの機会を与えることができず、井出に対しては同情的であると思います。しかしチーム内では、マネージングディレクターのダニエル・オーデットらが井出のパフォーマンスに懐疑的で、鈴木亜久里はチーム代表ではあるものの、ドライバーの起用に関して絶対的な権限があるわけではないようです。
 また、4月26日付のVoiceでも述べたように、元ワールドチャンピオンのニキ・ラウダや伝説のドライバー、スターリング・モスを初め、ドライバーたちの間でも批判の声が挙がるなど井出に対する風当たりは厳しく、スーパーアグリは今回のFIAのアドバイスを受けて井出の降格を決めたのでしょう。

 これも4月26日付のVoiceで書きましたが、確かに井出は十分なテスト機会が与えられず、経験不足の状態でレースを戦わなければならなかったわけですから、同情的な目で見ればレースでまともに走ることができないのは仕方のないことだと思います。
 しかし、あくまでそれはチームの事情であり、やはり経験不足のドライバーがレースに出場するのは危険なのかもしれません。F1は時速300km/hで22台がしのぎを削っているわけですから、そこに経験不足のドライバーがたどたどしく走っていては、それを周回遅れにしていくマシンも気が気じゃないですよね。
 もちろんF1開幕前は井出がどれほどの実力を持っているのかは未知数でしたが、ここまでの4戦の走りを見て、レーススピードがチームメイトの佐藤琢磨に対して2秒以上遅いというのは、やはりレギュラードライバーとしてはふさわしくないというしかありません。

 井出くんには悪いですが、今後テストを重ねてマイレージを稼ぎ、F1マシンに慣れてまともに走れるようになったとしても、年齢も31歳(僕とタメ!)とF1ドライバーとしては決して若くなく、経験豊富でまだ28歳のモンターニュに代わった今、再び井出くんがレースに復帰できる可能性はほとんどないでしょう。
 スーパーアグリの“オールジャパン”というステータスは崩れてしまいましたが、まあそれはあまり重要なことではないですし、まだデビューしたばかりのチームですから、下手なドライバーを走らせて批判を浴びるよりは、経験豊富なドライバーを使って少しでもいい結果を出して、テストも効率よくこなしてマシン開発に活かした方が賢明だと思いますね。

 日本人ドライバーでは、山本左近なんかいいと思うんですけどねえ……。



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 「ガンダム The ORIGIN」最新刊
2006年05月03日(水)

 何だかゆうきちさんちと被ってしまうネタですが……。

 安彦良和の描く「ガンダムTheORIGIN(通称ガンダムオリジン)」の12巻が出ていたので、早速買ってきて読みました。「ガンダムオリジン」は、キャラクターデザインを手がけた安彦良和本人が執筆しているマンガで、アニメのガンダムを忠実に再現しつつ、新しい解釈を交えて描いているので、アニメよりも数倍重みが増し、ストーリーも緊張感があります。

 さて、これまで「ガンダムオリジン」はアニメのエピソードを追って「始動編」「ガルマ編」「ランバ・ラル編」「ジャブロー編」が終わったところで、9巻から「シャアとセイラ編」というTVアニメでは登場しなかった「ガンダムオリジン」オリジナルのストーリーが始まり、11巻の「開戦編」と続き、今回出た第12巻がその「開戦編」の後編でした。この12巻の「開戦編」後編で1巻に続く、そしてTVアニメ版の第1話に繋がっていくと思われるので、次の第13巻からは再び「ジャブロー編」以降のストーリーが展開されていくのではないかと思われます。

 実は昨年8月27日付のVoiceでも書きましたが、9巻の「シャアとセイラ編」前編が始まったときは、シャアとセイラの生い立ちや幼少時代、そして後のジオンとの関わりなど、これまでのガンダム史では語られることのなかったエピソードが初めて語られていたので、非常に興味深く読んでいました。
 しかし、10巻の「シャアとセイラ編」後編で成長したシャア(この頃はまだキャスバル)が妹のセイラ(アルテイシア)と別離してジオン入りし、11巻ではシャアの両親の敵とも言えるザビ家の御曹司ガルマとの出会い、12巻では本格的にモビルスーツの開発が始まり、人類初の宇宙戦争である1年戦争への序章と、さすがにTVアニメ前史の話が長すぎたような気がします。
 単行本がもっとサクサク出てくれるのであれば、続きを待つ読者としてもいいのですが、雑誌での連載を読んでいなくて、ただ新刊が出るのを今か今かと待ち望んでいる僕としては、ちょっと過去の話を引っ張りすぎたんじゃないかなという印象です。いや、きっと雑誌の連載を読んでいる読者の方も、いったいいつまで過去の話が続くんだろうと思っている人は少なくないのでは……。

 僕はやはり「ガンダムオリジン」は、TVシリーズの初代ガンダムのストーリーを追っているという感じなので、あまりTVシリーズ以前の話を引っ張りすぎてしまうと、8巻までのストーリーを忘れてしまうんですよね。まあまた読み返せばいいんですけどね。過去の話は、せめてTVシリーズのエピソードの合間合間に挟み込んでくれるとダレずに読み進んでいけると思うんですけどね。

 正直なところ、昨年8月27日付のVoiceで賞賛していた通り、9〜10巻の「シャアとセイラ編」のエピソードは非常に面白かったと思いますが、11〜12巻の「開戦編」は、期待していたほど面白くはなかったです。

 まあおそらく次の13巻から本編(?)のストーリーに戻ってくれると思うので、再びアムロとシャアの対決がガンダムの勇姿が見られるのを首を長くして待っていたいと思います。

 ……って、次はいつ出るんだ?

 ……っていうか、ホントに次から本編に戻るんだよな……。



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