Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 昨日の書き忘れ
2006年06月21日(水)

 昨日のVoiceで、今月17日に下された2005年アメリカグランプリに関する裁判の判決について書きましたが、ちょうど今日、その判決に対してミシュラン側が、アメリカの連邦裁判所が下した裁定を評価するとコメントしたというニュースが入ってきました。

 そういやスカリー……もとい、すっかり書き忘れていましたが、ミシュランはなんだかんだ言われつつも、2005年のレースチケット購入者に返済するだけでなく、延べ2万枚にも及ぶ2006年のチケットを購入しており、自発的に誠意を見せてしっかり補償しているんですよね。さすがは世界のミシュラン、「うちだって被害者なんだ!」と逆ギレしているヒューザーの社長とはえらい違いですな。

 で、集団訴訟を起こした弁護団は、今回の裁定を不満として控訴する方針のようですが、あんたらはこれ以上ミシュランに何をさせたいというのだ?どうすれば気が済むというのだね?

 ちなみに、今回の判決を下した大岡越前ではなくセアラ・エバンズ・バーカー裁判官は「今回の件は、モータースポーツにおいて、ファンがイベントのチケットを購入する際に暗黙の了解とされる範囲のこと」との良心的な見解を示しています。言い換えれば、ミシュランにチケット購入者に対する補償の必要はないということになりますね。

 ……どうでもいいけど、FIAはいったい何をしてるんだおい!お前らF1を仕切っている元締めだろうが……。すべての責任を追う立場なんじゃないのかね?おめーらが自発的に補償しないでどうする!色々とわけのわからないルールばかり作ってF1をいいように操作して、肝心な責任問題になると我関せずというのは、あまりにも無責任すぎるんじゃないのか?それじゃFIAの存在する意味がないじゃないかモズレー君。


 なあ、マックス・モズレー君。


 マックス・モズレー君?


 マックス・モズレーッ!



 ……おらんのかいッ!



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 米裁判所の公正な判断
2006年06月20日(火)

 ちょっと古い話ですが、アメリカ連邦裁判所が今月17日の裁判で、2005年アメリカグランプリの事件に関して起こされていた集団訴訟について、これを却下する判断を示したようです。
 2005年アメリカグランプリというのは、まだ皆さんの記憶にも新しいと思いますが、ミシュランタイヤが安全を保証できないとして全チームの出場辞退を決定し、ブリヂストンユーザーの3チーム6台だけによる決勝レースという前代未聞のレースを全世界に見せつけたものですね。集団訴訟は、これを不当なものとしてミシュランタイヤとインディアナポリス・モータースピードウェイに対して起こされていました。

 判決では、ミシュランはプロフェッショナルとして良いレースをするために最善を尽くしており、結果としてファンの期待を裏切るものとなったものの、この判断を処罰するのは適当でないとしました。

 う〜ん、何という素晴らしい判決!裁判官は大岡越前か?

 僕の考えは当時のVoiceでも書きましたが、この判決と全く同じですね。そもそもインディアナポリスはレース開催の直前になって、路面の水はけをよくするために事前の報告なしに鋭いくさび形のエッジ加工を施し、それが原因でミシュランタイヤが極度に摩耗してしまう結果になったわけですから、そりゃあ耐久力ギリギリのところで最大限のグリップを生み出すためのタイヤ開発をおこなっているタイヤメーカーとしてはたまったモンじゃないですよ。ブリヂストンは問題なくレースに耐えうるタイヤを用意してきましたが、それは単にミシュランと違って無難な開発しかできなかったブリヂストンがたまたま難を逃れただけで、タイヤのパフォーマンスでは昨シーズンはミシュランにまったく歯が立ちませんでしたからねえ。

 あの一件でミシュランを批判していた人は、この事実を知らない人が多い!

 あと、ミシュランがインディアナポリスを走るのは昨シーズンが初めてではないということも言われていましたが、一昨年までと昨シーズンでは、タイヤルールがまるっきり違いますからね。昨シーズンはタイヤ交換禁止という訳の分からないレギュレーションのせいで1レース耐えうるだけのタイヤを作らなければならなかったわけですから、レース中何度もタイヤ交換できた一昨年までとは違い、まるっきり新しいタイヤを開発しなければならなかったわけで、それまでのデータなどまったく役に立ちません。
 それに、ミシュランはF1以外ではインディアナポリスを走れませんが、ブリヂストンはインディシリーズでも走っていますので、企業としては豊富なデータを持っていますからね。そのあたりもミシュランには不利でした。

 もちろんミシュラン側が緊急処置として最終コーナーにシケインを設けて欲しいと提案したのはあまりにも無茶な言い分で却下されて当然ですが、「タイヤが持たないなら3周ごとにピットに入ってタイヤ交換してでもレースに参加せよ」というモズレーのバカの言い分も、F1を仕切るFIAの会長にあるまじき発言というか発想ですな。

 あの一件は、単に不運が重なっただけだと思います。僕は今でも、ミシュランのレース出場辞退(決してボイコットではない)は、英断だったと思いますよ。



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 Makoはなぜ年上の女性に憧れるのか
2006年06月19日(月)

 6月7日付のVoiceで「好みの女性タレントベスト30 2006」というアホなランキングを発表しましたが、そのラインアップを見ていただけるとおわかりのように、圧倒的に年上の女性が多いことにお気づきでしょうか?年上どころか、熟女の域に達しているベテラン女優も名を連ねていますでしょ?(え?そんなん見ちゃいない?)

 いきなりタイトルを覆しますが、別に年上の女性が好きというわけではないです。

 ただ、年を重ねても美しい女性に憧れを抱くと言うだけです。

 ……いや、ひとりっ子ですが別にマザコンではないですよ。

 むしろサッカーを見ていてヘディングの事を「頭突き」と言ったり、ドリブルのことを「球運び」と言ったり、シュートのことを「蹴り」と言ったりするうちの母親は、たまにうっとおしく思うことだってありますよそりゃ……。

 ……いや、そうは言っても両親のことは尊敬していますし、今まで僕を立派な男前に育ててくれたわけですから、親に対する気持ちは感謝以外ありませんよもちろん。

 ……えーと、話が逸れてしまいましたが、要するに何が言いたいのかというと、僕にとっての憧れの女性像は、年を取っても美しい、あるいは可愛らしい女性なのです。語弊を覚悟であえて「見た目」だけの話をさせていただきますと、僕に言わせれば女性の魅力は決して「若さ」などではないのです。だからランキングを見ていただいてもおわかりのように、今旬の若いアイドルの名前は、ほとんど出てきていないでしょう?それはなぜかと言えば、若い女性にはあまり魅力を感じないからですね。
 仮に若い女性に魅力を感じるとすれば、それは「今」ではなく、その女性が年を取ったときにどんな風になるのか想像して、その未来像も美しい、あるいは可愛らしいだろうなと思える場合ですね。

 結局、若さなんてものは刹那的なものでしかないわけですよ、男も女もね。大事なのは、如何に上手に、美しく年齢を重ねていけるかと言うことです。
 僕が女性に恋愛感情を抱くとき、そこには「別れること」を想定には入れません。「この人なら」と思える人と巡り会ったとき、その女性とずっと一緒にいたい、共に年を取っていきたい、生涯連れ添っていきたい、と考えます。そうしたとき、年齢を重ねて行くに従って、もちろん年相応に老けていくのは当たり前ですが、それでも気品とか、愛らしさとか、女性としての魅力を損なわない女性は、魅力だと思いませんか?

 そんなわけで、僕はいつの頃からか、女性を見るときにその人の将来を想像したりしています。テレビを見ていて若い女性タレントや女優さんやモデルさんが出ているのを見ながら、「この子は40、50になっても綺麗だろうなあ」「この子は今は可愛いけど、オバサンになったら目も当てられなくなりそうだなあ」などと失礼極まりないことを考えたりしてます。

 何だかこんな事を書いていると、女性団体からも抗議が来そうですが……。

 そんな僕の先賢の目で見てみると、スケートのミキティは、今はとってもキュートで可愛らしいですし人気も高いですが、オバサンになったらすごいことになりそうな気がします。今ですらたまに「怖い」と思ったりすることがあります。(ミキティファンの方、ごめんなさい!)

 だって考えてもごらんなさい、あの野村サッチーだって、若い頃は結構可愛かったんですぞ!デヴィ・スカルノさん(なぜデヴィ夫人だけフルネーム……)なんて、若い頃は絶世の美女だと評判でしたからねえ。実際美しかったですし。それが今じゃすっかりデヴィ・スカらなくなってますけど……。

 だから僕の究極の理想は、永遠の妖精オードリー・ヘップバーンなんですね。



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 ドイツW杯、日本×クロアチア
2006年06月18日(日)

 引き分けでしたね。試合後に中田も言ってましたが、また勝てる試合を落としてしまったという感じですね。

 1次リーグF組の日本はクロアチアと対戦し、0―0で引き分けました。両国はともに1分け1敗で勝ち点1。日本は海外開催のW杯では初の勝ち点を挙げ、決勝トーナメント進出に辛うじて望みをつなぎましだ。
 日本が2大会連続の1次リーグ突破を果たすには、少なくとも22日の最終戦で、大会連覇を狙うブラジルを破り勝ち点4にしなければならないという非常に厳しい状況に立たされてしまいました。その上で、同時に行われるオーストラリア×クロアチア戦の結果に左右されることになります。

 初戦(12日)でオーストラリアに1―3の逆転負けを喫し、後のない日本は、より攻撃的な4バックの布陣で今日の試合に臨みました。前半22分にPKを与えましたが、キーパー川口の好セーブでこれをしのぎます。その後後半6分にFW柳沢が決定的なチャンスを逃し、その後は両国とも詰めを欠いてゴールを割ることはできませんでした。

 試合は攻守が頻繁に入れ替わるで、両チームとも何度も決定的な場面を作ったんですけどねえ。しかも今回は日本もなかなかいい動きをしていたと思うんですよね。前半22分にはスルナのPKを川口が好セーブして流れを引き寄せただけに、前半に先制したかったですね。

 初戦を落とした結果、4ー4ー2の攻撃的なシステムに変更しながらも、高原、柳沢の2トップが機能しませんでしたね。MF中田らが再三ミドルでシュートを放しましたが、ゴールネットを揺らすことはできませんでした。そして後半6分の、無人のゴールでの柳沢のミスキックですからねえ。絶好の好機を逃してしまいましたね。
 今回は前回の反省からか、後半開始からMF福西を稲本に代え、17分にはFW柳沢と玉田を交代。後半40分には、FW高原と大黒を代えるなど、積極的にカードは切ってきましたが、実りませんでした。

 僕は何度も言っていますように、サッカーの知識は「すぽると」で見ている程度かPS2のサッカーゲーム「ウィニングイレブン」、しかも8(最新は10)程度しかないので、ジーコ監督の采配だとか各選手の動きとか戦術などといった専門的な話はゆうきちさんにゆだねることにして(他力本願)、僕が見ていて目に付いたのが、前回のオーストラリア戦の時も書きましたが、とにかく日本のFWのシュートは枠(ゴールポストの内側)に行かない!だいたいオーストラリア戦の前半に入った中村の先制点にしたって、あんな緩いボールでも枠に行っていれば入ることもあるわけですからね。まああの中村の先制点はシュートではなくセンタリングで、しかも高原のキーパーチャージを見逃した事による誤審だったんですが……。

 そう考えると、中田が放った2本のミドルレンジからのボレーシュートは、キーパーに取られはしましたが、あの位置からしっかり枠に行っていましたからねえ。目が覚めるような素晴らしいシュートだったと思います。やはり中田は、日本のエースに君臨してるだけあってさすがですわ。
 シュートが枠に行ってなければ、キーパーが取る取らない以前に、点数が入るものも入りませんからねえ。もう少し日本のFWの選手には、シュートの精度をぜひとも上げてもらいたいものです。

 ところで、次戦は優勝候補のブラジルに勝たなければ日本の予選敗退が決まってしまうのですが、何と今回の試合で日本の守備の要であるキャプテン宮本が2枚目のイエローカードをもらい、ブラジル戦は出場停止!痛い!痛すぎる!

 ……まあ、ブラジル戦は十中八九無理でしょうから、おそらく今回のワールドカップでは日本の最後の戦いになると思うので、世界最高のチームに胸を借りるつもりで、精一杯いい試合をして欲しいものですね。日本が敗退してしまうのはもちろん寂しいですが、敗退が決まれば日本の試合でハラハラすることもなくなりますので、決勝トーナメントでは冷静に「どの国が勝ち進むんかな〜」と冷静に試合を楽しむことができそうです。



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 シューマッハゲートに関する最後の回答
2006年06月17日(土)

 えー、今年のF1モナコグランプリの予選での一件に関して、VoiceやBarで僕の意見は散々書いてきたので、もうこのことは触れないつもりでいたのですが、VoiceやBarでの僕の意見を読んだ方々から何通か抗議のメールを頂きました。そのすべてがシューマッハファンの方からで、文体や言い回しは様々でしたが、まあ要するに「あれを故意と決めつけないで欲しい」という内容のものでした。

 そこで今回は、1人1人に個別にお返事を差し上げる余裕がないので、この場をお借りして抗議のメールを下さった方々に、お返事をさせて頂きたいと思います。なお、モナコの一件に関してはこれ以上何も言うことはないので、これが最後の回答とさせて頂きます。今後この件に関する抗議に関しては、一切回答しませんのでご了承下さい。


 本当にシューマッハが好きだというのなら、シューマッハが罪を犯したという事実から目を逸らすのではなく、罪を犯した事実を受け入れ、それでもなお「そんなシューマッハが好きだ!」と開き直るぐらいの愛情と包容力を持って頂きたいものです。

 好きな人の罪を見て見ぬふりするのは、ただの盲目です。


 以上です。



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 ニンテンドーDS
2006年06月16日(金)

 ……こういう商品名を題名にすると、あたかも僕がその商品を買ったかのように思われがちですが、今回は違います。買っていません。

 ニンテンドーDSといえば、CMなどでおなじみの、任天堂のポータブルゲーム機ですね。ソニーのプレイステーションポータブル(PSP)と対抗しているゲーム機で、現在は松嶋菜々子が「NEWスーパーマリオブラザーズ」をやっているCMが放送されていますので、ゲームにまったく興味のない方でも、その存在はご存じかと思います。

 さて、僕は昨年ぐらいまでは、このニンテンドーDSではなく、ソニーのプレイステーションポータブルの方が欲しかった時期があるんですよね。PSPの方がゲームのジャンルが僕好みで、特にF1ゲームやサッカーゲームなどがあり、さらに現在持っているPS2とリンクしてデータのやりとりができ、さらに音楽も大量に持ち歩け、DVDなども見れちゃうということで、ツールとしてはニンテンドーDSよりもPSPの方が魅力的だったんです。

 しかし、実際に買うか買うまいか考えた時に、いくらどこでもゲームができるとは言え、やはりゲームをやるならちっこい画面ではなくテレビの大画面でやりたいですし、外に出てまでゲームをしたいとも思いませんし、音楽も別に外で聴かなくてもいいかなと思い、さらに今年に入って携帯をauに替えたので、音楽も持ち歩けるようになったので「PSPいらないじゃん」ということになり、結局買うのをやめました。

 しかし、最近ニンテンドーDSのCMをしょっちゅう見かけるようになって、今度はニンテンドーDSに興味を持ち始めてしまったんですよね〜。なぜ興味を持ち始めたのかというと、そのソフトのジャンルです。

 ……いや、別にマリオが好きというわけではないんですよ。強いて言えばマリオはファミコン版でもう十分という感じです。任天堂のゲームソフトはファミコン時代からおなじみの任天堂の看板キャラ「マリオ」が出てくるゲームが非常に多いんですが、野球でもテニスでもカートでもゴルフでも、何でもかんでもマリオがでてくりゃいいというものでもないだろう……。

 だいたい、マリオブラザーズの職業って確か……配管工ですよね……。

 そんなわけで、未だにマリオ頼りの任天堂ゲーム機からはスーパーファミコン以来離れていたのですが、ここへきてニンテンドーDSのソフトのジャンルが、独自性を持ってきたように思えるんですよね。

 ニンテンドーDSとPSPで決定的に違うのが、ニンテンドーDSには画面にタッチできるペンタブレットがついている点。そのためニンテンドーDSでは、画面に触れてコントロールできるため、パズルゲームやお絵かき、文字入力においてPSPよりも優位なのです。

 その利点を活かし、ニンテンドーDSは読めない漢字を書いて引く本格電子辞書「漢字そのままDS楽引辞典」や、ニンテンドーDSが外国語会話のサポートツールになる「旅の指さし会話帳DS」、聴いて書いて身に付く英語トレーニング「英語が苦手な大人のDSトレーニングえいご漬け」、さらにはこれらの実用ソフトの先駆けともいえる、脳を活性化させる「もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング」といった、ビジネスや生活に役立つ実用ツールとして使えるソフトを数多くリリースし、PSPとの差別化を図りました。

 その結果、ニンテンドーDSは、それまで特にゲームなどに興味がなかった大人から、マリオやカービィといったキャラクターゲームが大好きな子供まで幅広く活用できるポータブル機として認知され、今では売上総数でライバル機のPSPを大きく上回っているようです。

 僕も海外には何度も行っているので、特に英語関係のソフトは非常に魅力的ですね。ニンテンドーDSは今後もさらにソフトが充実すると思われ、さらに英語や漢字などの辞書系ツールは、別にそれほど漢字や単語が増えるわけでもないのでデータを更新する必要もなく、買った後も長く使えると思うんですよね。

 ……でも、やはり買うか買うまいか悩んだ時に、「果たして本当に必要か」ということを考えると、微妙なんですよね〜。そりゃお金がたくさんあれば迷わず買っていたと思いますよ。でも、つい最近ノートパソコンiBookという割と大きな買い物をしたばかりですし、さらに大きな液晶デジタルハイビジョンテレビを買うためにお金を貯めていますから、ニンテンドーDSを買う余裕はないですね……。


 ……そんなわけで、仕方がないので自分で作りました。


 ……え?何をって?……だから、ニンテンドーDSですよ。


 ……いやいや、ウソじゃないですよ!ほんとに作ったんですって!


 ……え?見せてみろって?……いいですけど?









これですが、何か?



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 M-NESTトロフィー第2戦(決勝)
2006年06月15日(木)

山本NSX、安定した走りで開幕2連勝!
前戦最下位の池上GT−Rが躍進の2位!

 M−NESTトロフィー第2戦ミッドフィールドが日本時間の今日昼過ぎにおこなわれ、開幕戦ツインリンクもてぎで優勝した山本(NSX)が第2戦も制し、見事な2連勝を飾った。またその開幕戦で痛恨のスピンを喫して最下位に終わった池上(GT−R)は起死回生の2位フィニッシュ。ポールポジションからスタートした中野(S2000)は3位に終わった。

 スタートでは、3位スタートの池上が前2台のスリップストリームをうまく利用して、エントリー中唯一の4WDという利点を活かし、一気に加速して2番手山本、ポールポジションの中野をかわしてトップで1コーナーに飛び込んだ。その後2位に後退した中野がインフィールドセクションで池上を何度か捉えるものの、池上は巧妙にラインを塞いで最終コーナーまで何とか中野の猛攻をしのぎ、その後のホームストレートで一気に中野との差を広げていく。
 逆に中野はそのオープニングラップの最終ストレートで、山本のNSXにスリップストリームに入られ、1コーナーの手前で一気にかわされて3位に後退してしまう。馬力の差と高速スピードの差が如実に現れたシーンだ。

 その後はトップの池上、2位山本、3位中野の3台で激しいトップ争いが繰り広げられる。中野はインフィールドセクションでは前をゆく2台よりもペースが速く、何度か2台に並びかけてオーバーテイクのチャンスをうかがう。しかし、中野は数周に渡って最終コーナーまでには2台をかわしてトップに立つも、その先の長いストレートで再びかわされてしまい、そのうち池上と山本から遅れ始める。
 6周目の最終ストレートで山本が池上のスリップストリームに入り1コーナーでオーバーテイク。これで山本がトップ、2位池上、3位中野のオーダーに変わる。
 後方では鈴木(スープラ)、佐々木(フェアレディZ)、大木(RX−8)が僅差で続くが、特に佐々木と大木の最後尾争いが接近しており、そのやや先に鈴木が走行しているという状況だった。

 今回は誰もピットストップをおこなわないままファイナルラップに突入。トップの山本は2位池上に6秒以上のマージンを保ち、危なげなく走りきりチェッカーを受け、開幕戦に続いて2連勝を飾った。前戦で最下位に終わった池上も後方の中野に対しギャップを築いたまま、今回は見事2位でフィニッシュ。中野は高速スピードで差を広げられ、結局トップと11秒差の3位に終わった。

 その2秒遅れで鈴木が4位フィニッシュ。そしてその後方では、6位大木が最終コーナーでうまく前をゆく佐々木の背後にぴたりと付き、そのままストレートでスリップストリームに入り最後のチャンスに賭ける。2台はサイド・バイ・サイドで並んだままフィニッシュラインを通過。タイムは1000分の1秒まで2台同タイムという珍しいハプニングが起こった。

 このため最終リザルトが一時暫定扱いとなったが、ドライバーとレーススチュワードによる審議の結果、「追い上げ側有利」という判断が下され、最後尾から前をゆく佐々木に並んだ大木が5位、並ばれた佐々木が6位という順位でリザルトが確定された。

 この結果、ポイント争いは佐々木と大木が共に4ポイント、鈴木と池上が共に7ポイントで並ぶ中、上位2人は2連勝の山本が20ポイントとなり、10ポイントの2位中野に対して早くも10ポイント差をつけ、非常に優位な状況となった。





■1位……山本(ホンダNSX)
「今回もストレートが長いから勝てるとは思っていたけど、本当に勝てて良かった。また、タイトル争いを演じている中野が3位に終わってくれたのもラッキーだった。スタートでは思いがけず池上にかわされたけど、2周目の1コーナーで中野をかわしてからはずっと池上の後ろに張り付いてチャンスを伺っていた。6周目の最終コーナーで上手く池上の真後ろに付くことができた。トップに立ってからは、比較的余裕を持って周回を重ねることができた。この調子で次も勝って、タイトルを確実なものにしたい。」

■2位……池上(日産スカイラインGT−R)
「前回がビリだったから、今回の結果には満足している。スタートでは上手く加速することができて、3番手から山本と中野の2台をかわしてトップに立つことができた。今回初めてレースリーダーになったけど、追う立場よりも追われる立場の方がプレッシャーがあった。結局7周目の1コーナーで山本にかわされてしまったので、その後は2位のポジションをキープすることに専念した。後ろを走っていた中野にはインフィールドでかなり接近されて、トンネル手前で何度か並びかけられたが、その後のストレートで引き離すことができた。」

■3位……中野(ホンダS2000)
「やはりストレートでのスピードの伸びが前の2台と比べて圧倒的に足りなかった。何とかインフィールドで追いついて抜き返したが、結局ストレートでまた抜かれ、差を広げられてしまった。やはりS2000ではロングストレートのあるサーキットは辛い。次戦のラグナ・セカは比較的テクニカルなサーキットでスリッピーだから、S2000に向いていると思う。ラグナ・セカでは何とか勝ちたい。」

■4位……鈴木(トヨタスープラ)
「前をゆくS2000に追いつけるんじゃないかと思っていたが、ストレートで追いついてもその先のインフィールドセクションで引き離されてしまい、真後ろに付くまでには至らなかった。次のラグナ・セカは自分としては苦手なコースなので、これから猛練習をするよ。」

■5位……大木(マツダRX−8)
「2戦続けて最下位を免れてホッとしている。正直他の5人と比べて自分の実力は遙かに劣っていると思うけど、今回は自力で順位を上げられたのが嬉しかった。次はたぶん最下位だと思うけど、参加することに意義があるのでマイペースで頑張る。チャンスがあれば上を狙っていくよ。」

■6位……佐々木(日産フェアレディZ)
「審議の結果には納得している。ただ、あとたった1000分の1秒前だったら5位だったと思うとやっぱり悔しい。大木とは最初から最後まで激しい接近戦を演じていたけど、とてもエキサイティングで面白かった。最後尾に終わったけど充実したレースだった。」




 次戦M−NESTトロフィー第3戦は、メキシコに実在するCARTシリーズでおなじみのラグナ・セカ・レースウェイでおこなわれる。ここまでの2戦と違い、ラグナ・セカは高低差が激しく、路面は非常にダーティでスリッピーだ。名物コーナーの「コークスクリュー」などもあり、一瞬の気の緩みが大きなタイムロスに繋がるため、波乱が予想される。



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 M-NESTトロフィー第2戦(予選)
2006年06月14日(水)

 PS2のレースゲームソフト「グランツーリスモ4」を使用したレースゲーム大会「M−NESTトロフィー」第2戦ミッドフィールド、今日はその予選がおこなわれました。昨日のフリー走行ではゲストドライバーたちが素晴らしいタイムを出してレギュラードライバーも舌を巻く展開となってしまいましたが、それに触発されてか、今日の予選は1ラップアタックだというのに、全ドライバーが自己ベストを更新するというすさまじい展開となりました。

 まずは結果からご覧いただきましょう。




 今回、僕も奮起しまして、ただ独り23秒台というベストタイムを叩き出して、ポールポジションを獲得しました。2番手には前戦の勝者山本(NSX)、3番手に池上(スカイラインGT−R)、4番手鈴木(スープラ)、5番手佐々木(フェアレディZ)、6番手大木(RX−8)という結果となりました。

 ただ、全員の今回のタイムと昨日のフリー走行のタイムを比べてみると、まず僕がコンマ4以上更新、山本選手がコンマ3秒以上更新、池上選手と鈴木選手がコンマ8秒以上更新、佐々木選手と大木選手がコンマ1秒以上更新と、全員が昨日のタイムから大幅に自己ベストを更新しているんですよね。きっと昨日のフリー走行でゲスト陣にしてやられて、自主連してきたんでしょうねえ……。どの選手も全くミスのない予選ラップで、見ている方もそのお互いの走りに、思わず「おお〜ッ!」と感嘆の声を挙げてしまったほどですから、非常に白熱した、濃密な予選セッションでした。

 さて、今回僕は2番手の山本NSXに1秒以上の大差を付けてポールポジションを取ったわけですが、昨日も書きました通り、NSXだけでなく、3番手のGT−R、4番手のスープラは直線に強いマシンですから、ロングストレートのあるこのコースでは1秒のマージンがあっても油断はできません。何と言ってもこのゲームはスリップストリームがしっかり効きますから、直線が伸びないS2000でどこまでトップを守りきれるか、正直言って実際に戦ってみないと何とも言えないですね。

 まずは優勝が欲しいぞ!



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 M-NESTトロフィー第2戦(フリー)
2006年06月13日(火)

 先週4年振りの開催が実現した、PS2のレースゲームソフト「グランツーリスモ4」を使用したレースゲーム大会「M−NESTトロフィー」ですが、今日は早くもその第2戦のフリー走行がおこなわれました。今回の舞台はミッドフィールド・レースウェイと呼ばれる架空のサーキットです。
 今月6日のVoiceでもお伝えしましたが、今回からフリー走行のみ、レギュラードライバーに加えてゲストドライバーも参加できるようになりました。今回は早速斉藤さん、中村さん、ゆうきちさん、M・K・プラネットさんの4人のゲストドライバーがフリー走行に参加しました。なお、ゆうきちさんとプラネットさんは遠隔地からの参加なので、タイムは非公式扱いとさせていただきました。

 それでは、早速結果をご覧いただきましょう。




 コース全長3.56km、長いストレートとヘアピンが特徴的なハイスピードコースです。コーナーの脱出速度を上げ、いかにストレートでスピードを稼ぐかがタイムアップの鍵となります。






 いや〜すごい展開となりました!フリー走行とはいえ、ゲストドライバーの3人がレギュラードライバーを上回る展開、しかもプラネット選手は堂々2番手(しかもS2000!)、ゆうきち選手も4番手と非常に好タイムをマークしました!さすがですね!今回は僕も早い段階で良いタイムを出せて、トップを取ることができました。しかしプラネット選手も同じ24秒台、うかうかしてられませんな。3番手には前戦の優勝者山本選手、そして5番手に池上選手、6番手に佐々木選手と続き、ゲストドライバーの中村選手が7番手、8番手鈴木選手、9番手大木選手、そして今回が「グランツーリスモ」初体験となる斉藤さんも、最後尾ながら1分30秒台と、初めてとは思えない走りを見せてくれました。

 さて、ゲストドライバーには思わぬ速さを見せられてしまいましたが、予選・決勝ではゲストドライバーは参加できませんので、今回は僕が勝てそうな気配ですな。予選で山本選手がどのような走りを見せるか気になりますが、このコースは僕も得意なコースなので、優勝できるよう頑張ります。

 気になるのは、やはり直線ですね。特にNSX、スープラ、GT−Rはストレートは非常に速かったですから、インフィールドでS2000で引き離せても、ストレートで追いつかれてしまいそうな気もします。特に決勝ではスリップストリームに入られてしまいますから、インフィールドで如何に差を付けるかが勝敗の分かれ目となりそうです。



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 ドイツW杯、日本初戦敗北!
2006年06月12日(月)

 えー、今日はサッカードイツワールドカップの日本VSオーストラリア戦でしたね。僕も何とかギリギリで試合開始に間に合う時間に家に帰れたので、さっそくテレビを付けたら、家の呼び鈴が鳴りました。
 こんな時間(夜10時過ぎ)に誰だろうと思いながら玄関の扉を開けると、近所のバーの店長Mさんと飲み仲間のAさんがバーボンを持って立っていました。日本VSオーストラリア戦を一緒に見ようと、アポもなく突然やってきたのでした。

 びっくりするわほんまに!

 幸い部屋そんなに散らかっていなかったから良かったですが。しかし、やっぱりスポーツ観戦は独りで観るより、友達数人でお酒でも飲みながら観るのが楽しいですよね!

 さて、バーボンだけではなんなので、Aさんが近くのコンビニでビールやらチューハイやら軽めのアルコールも買ってきてくれたので、それを飲みながら日本VSオーストラリア戦を観戦し始めたのですが、もう皆さんも結果はご存じだと思いますが、前半は早々に日本が先制して、いい感じで盛り上がっていました。

 でも、その日本の先制シーンが何度かリプレイされていましたが、あれってどう見ても、キーパーチャージですよね?何か審判もあの判定が誤審だと自覚していたみたいで、あの後それをチャラにしようと日本にやたらとファールを多く取るようになっていましたよね。あからさまでしたね。

 何だか眉唾ものの先制となってしまいましたが、とりあえず1−0のまま前半が終了し、その間に僕がつまみを買い出しに行って後半に備えたのですが、まあここまでは良かったんですよねえまだ……。
 ところが、後半に入ると、その後なかなか日本は追加点を挙げられず、残り時間10分を切った時点で、川口がゴール付近からのロングスローで不用意に飛び出してボールに触れられず、ゴールをフリーにしてしまい、同点ゴールを決められてしまいましたね。その後はあれよあれよという間に10分間の間に3ゴールも決められ、終わってみれば1−3で惨敗!何なんだこれはぁぁぁぁぁぁッ!

 ……もうね、その後しばらくの間、僕とMさんとAさんの3人は、ものすごく重苦しい空気に包まれてしまいましたよ!何だかお酒の味も分からなくなってしまうほどの虚脱感でしたね。

 僕はF1に関しては何かとあーだこーだとうるさく言いますが、正直サッカーのことはほとんど詳しくないので(それこそサッカー知識はウイイレレベル……ってまたゲームかYO!)、あまり大きな事は言えないのですが、シロウト目に見て今回の大きな敗因は、ジーコ監督の采配ミスなのではないでしょうか?この日の試合は予想以上に気温が上がり、非常に暑い中での試合だったようですが、日本の選手たちが後半バテバテだったのが目に見えてわかりましたもんね。しかも相手の攻撃を止めなくてはならないディフェンダーも足がもつれたりして全然追いついてないし……。何でこんな状態でジーコ監督は選手をもっと早く交代させなかったんでしょうか。

 交代したのは、後半途中からの小野、それに3点決められた後の試合終了3分前の大黒のみ……小野の投入の意味が分かりませんし、3分前で大黒を入れても、さすがの大黒でも3分じゃどうにもならないでしょう……。それよりも、一応先制してたんですから、ディフェンダーを交代させて、確実に1点を守りきる方に集中した方が良かったような気がするんですよね。
 まあ、同点弾は川口の不用意な飛び出しで浴びたわけですが、少なくとも引き分けで終われたのではないでしょうかね。明らかに勝てるはずの試合だったのに。

 これはMさんの受け売りなのですが、僕もまったく同意見なので書かせていただきますと、ジーコは日本の選手をブラジル人と同じだと考えているのではないでしょうか?だからこれぐらいでは交代の必要はない、最後まで体力が持つはずだと思ってしまったのではないでしょうか。もちろん通常の気温だったらもっと違った展開になっていたかもしれませんが、テレビでも観ている僕らからしても、明らかに選手たちが後半バテバテで足が止まってしまっていたのがわかりましたからねえ。ジーコは何を見ていたのでしょうか……。

 日本に追加点のチャンスがなかったわけではなかったんですよね。何度か決定的なチャンスはあったのですが、何でかみんな、シュートが枠に行かない!枠に行けば最初の先制点のように何とかなりそうなものですが、シュートを打ってもゴールの枠に入ってなければ、入るものも入りませんわなそりゃ。日本の決定力不足が、ここでも露呈してしまいましたね。

 いずれにしても今日は、確実に勝てるはずの試合を落としてしまい、非常に苦しい展開になってしまいましたね。日本はFIFAランキングで18位なのに対し、オーストラリアは確か80位以下ですよね?何だか今日の日本代表は、とても不甲斐なかったですね。残念です。

 その後、MさんとAさんとで深夜まで語り合っていました。

 ……って、今日まだ火曜日じゃんッ!!!



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