Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 S2000シルバ、3度目のタイヤ交換
2006年08月10日(木)

 S2000に乗り始めたのが2000年の2月、その後S2000の純正タイヤであるブリヂストンタイヤ「ポテンザ」がグリップは優れているものの、すぐに溝がすり減り耐久性に欠けることが発覚し、2001年9月からミシュランタイヤ「パイロットスポーツ」にスイッチしたのですが、「パイロットスポーツ」はその後ゴム自体の劣化(硬化)による耐用年数の限界である約2年半も持ちこたえ、しかも主に雨の日にグリップの高さを発揮することがわかり、2004年2月のタイヤ交換時にも、引き続き同じミシュラン「パイロットスポーツ」の使用を継続することにしました。

 その2004年2月に履き替えたミシュラン「パイロットスポーツ」が、やはり高いグリップ力を維持したまま、今回もゴム自体の耐用年数の限界である2年半持ちこたえ、ゴムの硬化が進み細かいひび割れが確認できるようになったので、先週末にタイヤ交換を行いました。

 タイヤ交換するにあたり、予算や性能などを色々考えて、デジタイヤとかピレリタイヤとか、色々考えてみたのですが、やはりロングライフで、雨の日に効果を発揮する履き慣れた「パイロットスポーツ」がいいなあと思い、結局今回もミシュラン「パイロットスポーツ」を継続することにしました。


タイヤ交換のためジャッキアップされたシルバ


 うーん、これでミシュラン歴5年ですか……ヘビーユーザーですな。



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 M-NESTトロフィー第3戦(決勝)
2006年08月09日(水)

ダーティーな路面にコースアウト続出!
山本NSX、スピンアウトするも3連勝を飾る!

 M−NESTトロフィー第3戦ラグナ・セカが日本時間の今日昼過ぎにおこなわれ、開幕戦から2連勝中の山本(NSX)が第3戦も制し3連勝を飾った。ポールポジションからスタートした中野(S2000)はまたしても首位を守りきることができず2位に終わった。

 スタートでは2番手スタートの池上(GT−R)が素晴らしいスタートダッシュを決めて1コーナーまでにポールポジションの中野を捉え、インから中野を抜き去っていった。一方3番手スタートの山本も1コーナーまでに中野を捉え、山本はアウト側から中野を抜こうと試みるが、コースアウトしてスピンを喫し最後尾に順位を落としてしまった。後方では最後尾スタートの大木(RX−7)が前をゆく佐々木(フェアレディZ)とスピンアウトした山本をかわして4位に浮上。

 山本は最後尾からの猛追を開始し、2周目には佐々木、3周目には大木をかわして早くも4位に順位を上げる。その4周目に3位走行中だった鈴木(スープラRZ)がコークスクリュー後の高速コーナーでオーバーランを喫してスピン、大きくタイムロスして最後尾に転落。
 山本は4周目に入りさらにコークスクリュー手前のストレートで中野をかわして2位に浮上し、トップの池上にターゲットを絞る。中野はペースが思うように上がらず池上、山本のトップ2台に徐々に離されていく。

 6周目が終わった時点でレースリーダーは池上、その後ろに山本、中野と続き、約10秒遅れて4位佐々木、5位大木、6位鈴木のオーダーで、1〜3位、4〜6位の2集団が形成される。しかし7周目に入った直後の1コーナーで、今度はトップを走行していた池上が痛恨のコースアウトを喫し、山本と中野に相次いでかわされ3位に順位を下げてしまう。
 8周目にトップの山本と3位池上がピットインしたため、中野が暫定トップに躍り出る。さらに翌9周目には4位佐々木、6位鈴木がピットに入り、大木が4位に順位を上げた。

 その後中野はピットインしないまま10週目を迎えたが、ここでファステストラップを連発しながら追走していた山本が追いつき、約1周もの間テール・トゥ・ノーズの接近戦が続くも、ファイナルラップに突入した直後のホームストレートで山本が中野のスリップストリームに入り、1コーナーでインから中野をパスして首位に返り咲いた。

 山本はそのままハイペースを維持し、最後は2位中野に7秒以上の差を付けてトップチェッカー。負けなしの開幕3連勝を飾った。ピットインを行わなかった中野は2位、その約2秒差で池上が3位。もう1人ピットインをしなかった大木が自己最高位の4位フィニッシュを達成し、佐々木が5位、鈴木は最下位に終わった。

 この結果ポイント争いでは3連勝の山本が30ポイントとなり、ランキング2位の中野との差を14ポイントに広げた。また今回4位でフィニッシュした大木は5位フィニッシュの佐々木を1ポイント上回り、再びランキング5位に浮上。





■1位……山本(ホンダNSX)
「苦手なラグナ・セカで勝てて非常に嬉しい。NSXは非常に速くて走りやすいマシンだ。このままマシンアドバンテージを活かして、全戦優勝を狙っていきたい。中野とも14ポイント差を付けたことでタイトル争いで序盤に大きなリードを築いた。今後はモナコなどもっと苦手なコースが控えているので、今のうちに貯金できて安心している。今後も気を引き締めていくつもりだ。」

■2位……中野(ホンダS2000)
「ミディアムタイヤを履いてノーピット作戦でいったのだが、やはりソフトタイヤを履くNSXにはまったく歯が立たなかった。山本は今回も非常に速かった。ファイナルラップまで何とか抑えきったが、ホームストレートで横に並ばれて為す術がなかった。僕は今回のレースで一度もミスをしなかったけど、厳しい戦いだった。数少ない勝てそうなコースで勝てなかったのが残念だ。」

■3位……池上(日産スカイラインGT−R)
「今回は優勝も狙えただけに、7周目のコースアウトが悔やまれてならない。このコースは苦手なコースだったから自宅で猛特訓してミスをしないように注意していたが、やはり決勝ではプレッシャーに負けてしまった。追われる立場の怖さを知ったレースだった。ただ、ファイナルラップでは中野のテールを追うことができ、あともう1周あれば抜くことができたかもしれない。自分も勝てるチャンスがあることは今日のレースでよく分かった。どこかのレースで是非勝ちたい。」

■4位……大木(マツダRX−8)
「ノーピット作戦が功を奏して自己最高位の4位でフィニッシュできて良かった。今回はライバルがミスをしてくれたおかげで順位を上げることができたけど、ピット作戦で順位を上げられることが分かったから、今後に活かしたい。5位、4位と来たから、次は表彰台を狙いたい。(※M−NESTトロフィーでは表彰台はありません。)」

■5位……佐々木(日産フェアレディZ)
「鈴木がスピンしてくれたおかげで最後尾は免れたが、やはりフェアレディZに限界を感じている。このまま5戦を終了するまでにこのポジションから抜け出すことはできそうにないので、5戦終了後に救済ルールを適用してマシンを選び直すつもりだ。とりあえずあと3戦は何とかやれるだけのことをやるしかない。」

■6位……鈴木(トヨタスープラ)
「スピンさえしなければ4位は確実だった。今回は最下位に終わって非常に残念だ。このコースはあまり好きなコースではなく、練習でも油断するとすぐにスピンしてしまうが、今回はたった一度だけミスをしてしまった。ただ、そのミスが大きなミスでタイムロスしてしまい、最後まで順位を上げることができなかった。」




 次戦M−NESTトロフィー第4戦は、東京の実在する市街地をサーキットに仕立て上げた東京R246。南青山のホンダ本社や国会議事堂前を走り抜ける超高速バトルが期待される。ホンダ本社の御前でもNSXとS2000のホンダ対決は見られるのか。



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 F1、ウェバーとビルヌーヴの明暗
2006年08月08日(火)

 先日のVoiceで、BMWザウバーのジャック・ビルヌーヴがハンガリーグランプリを前にロバート・クピサと交代したこと、そしてウィリアムズ・コスワースのマーク・ウェバーが今シーズン限りでウィリアムズを離脱することをお伝えしましたが、そのビルヌーヴとウェバーの続報が相次いで入ってきました。

 まずジャック・ビルヌーヴはハンガリーグランプリの直前に、その前のドイツグランプリでのクラッシュが原因による体調不良を理由に、急遽テストドライバーのロバート・クピサとの交代がチームから発表されましたが、やはりビルヌーヴは更迭されたようです。

 BMWザウバーは昨日、今年末まであったビルヌーヴとの契約を5戦早く終了させることで合意したと発表しました。BMWザウバーのディレクター、マリオ・タイセンは「ビルヌーヴはわれわれの新しいチームでマシンと体制の発展に大きく寄与してくれた。しかし残りのシーズン、クビサをレース環境で評価する方針を決め、これに伴いビルヌーヴの不確実な状況から解放するため、契約を解除することにした。今後の彼の幸運を祈りたい」と語りました。解雇しておきながら「解放した」というお決まりの表現ですな。
 一方のビルヌーヴは「先週、チームは来季の契約のオプションについて、ハンガリーグランプリでロバート・クビカを評価することを含む提案を僕に呈示してきた。その時点でハンガリーグランプリ以降の僕のシートに関しては何の保証もされていないことがわかった。これに伴い、僕は直ちに別の道を歩むことを決断した。来年これまでの経験をもとにBMWザウバーと共に働くのを楽しみにしていただけに、ほんとうに残念に思う」と語り、失望感を露わにしました。

 これにより、BMWザウバーは今シーズン末まで引き続きロバート・クビサを起用するものとみられます。クビサはそのデビュー戦となったハンガリーで最終的に失格処分になったとはいえ、予選では先輩ハイドフェルドを上回り、初めての決勝レースでも堂々7位でフィニッシュするなど素晴らしいパフォーマンスを示したました。ビルヌーヴが35歳なのに対し、クピサはまだ21歳。そしてクピサは金曜フリー走行などでしばしばトップタイムをマークするなど将来有望で、いくらビルヌーヴが97年のワールドチャンピオンだとしても、ここ数年の不振ではクピサにシートを奪われても致し方ないと言わざるを得ないですね。

 一方、今シーズン限りでウィリアムズを離脱することが決まっていたマーク・ウェバーの方は、早くも来シーズンの移籍先が決定し、レギュラーシートは安泰のようです。
 その移籍先はレッドブル。これにより来シーズンのレッドブルはベテランドライバーのデビッド・クルサードとマーク・ウェバーというラインアップになり、今シーズンクルサードとコンビを組んでいるクリスチャン・クリエンはシートを追われることになりました。

 ウェバーは2004年まで在籍したレッドブルの前身ジャガー以来の復帰ということになります。クルサードは奇しくもビルヌーヴと同じ35歳ですが、彼はレッドブルでの評価が高く、堅実で安定した走りを買われて来シーズンはレッドブルで3年目を迎えます。ウェバーは29歳で、来シーズンのレッドブルは中堅ドライバーコンビと言うことになりますね。

 ウェバーの方はシートが決まるのが早かったですねえ。今月2日にウィリアムズからウェバーの放出とアレクサンダー・ブルツの起用が発表されたばかりで、そこからレッドブルとの契約を交わすまでにわずか1週間でしたからねえ。ウェバーの場合はウィリアムズの代表フランク・ウィリアムズとの間で契約金の折り合いが付かなかったために放出されたと言われていますが、やはりビルヌーヴと違い、ドライバーとしての評価は高いんですね。
 しかもレッドブルと言えば、現時点ではまだ来シーズンのエンジンは確定していませんが、F1随一と言われる天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイが今シーズンから加入していますから、もしかしたら来シーズンのレッドブルは飛躍的にパワーアップするかもしれません。ただでさえレッドブルはジャガーを買収して新規参入した昨シーズンから安定した成績を残し、今シーズンもたびたびポイントを稼いでいますから、さらにニューウェイがマシン開発に携われば、初優勝も夢ではないでしょう。

 ビルヌーヴとウェバー、明暗が分かれましたね。



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 ミハエル・シューマッハを擁護する
2006年08月07日(月)

 昨日行われたF1第13戦ハンガリーグランプリ決勝は、今シーズン初のウェットコンディションとなり、チャンピオンシップを争うフェルナンド・アロンソ(ルノー)とミハエル・シューマッハ(フェラーリ)がともにリタイヤに終わるという大波乱の展開となった。

 まずアロンソは51周目に、優勝を狙える位置にいながらにして、ピットイン時に右リアタイヤのナットがうまく閉まらなかったため、ピットアウト直後にそれが外れてしまうという信じられない結末でリタイヤを喫してしまった。
 このアロンソのリタイヤで一気にアロンソとのポイント差を縮める絶好のチャンスを迎えたミハエル・シューマッハは、雨が止み徐々に路面が乾いていく中で、タイヤ交換をせず晴雨兼用のインターミディエートタイヤのままレースを最後まで走りきる決断をした。しかし、無情にもその後雨は降ることなく、2位を走行したレース終盤にはマクラーレンのペドロ・デ・ラ・ロサの猛追を受け、何とかそのポジションを守りきろうとするも、ドライタイヤを装着したデ・ラ・ロサに敵うはずもなく、残り4周という時点で敢えなく2位を譲り渡し、さらには翌周ついにタイヤが悲鳴を挙げて完走はままならなかった。

 このシューマッハの無様な結果に地元ドイツのメディアは失望し、レースから一夜明けた今日付のドイツ各紙で「シューマッハはハンガリーグランプリで脳なしドライブをした」と酷評したようだ。せっかくライバルのアロンソが公式予選各ピリオドで2秒加算という重いペナルティを科せられたにもかかわらず、その直後にシューマッハ自ら同様の過失を犯してしまったこと、さらにはタイヤ選択を誤って結果的にレースを失ったことを非難し、シューマッハの失態についていらだちを隠していない。

 アロンソの場合はピットクルーの失態かリアタイヤのナットに不具合があったのか、いずれにせよ前者ならルノーの自業自得、後者なら仕方のないことだったと言えるだろう。しかし、果たして今回のシューマッハのレースは、ドイツ紙が書いているように“脳なしドライブ”だったのだろうか。

 土曜日のフリー走行で違反を犯し、予選でアロンソと同様のペナルティを受けてしまったことに関して言えば、確かにファンが失望してしまうのも無理はないだろう。シューマッハがペナルティを受けていなかったとしたら、彼は悠々とポールポジションを獲得し、昨日のレースのように無理することもなくトップでチェッカーを受け、丸々10ポイントを稼いでいたことだろう。

 昨日のシューマッハの選択は、アロンソがリタイヤしたという千載一遇のチャンスに賭けた大きな試みだったと思う。そしてシューマッハの腕をもってすれば成功する可能性も決して少なくなかったはずだ。アロンソがすでに消えていた時点で、賭けに負けてもポイント差は変わらず、そして賭けに勝っていれば、デ・ラ・ロサに抜かれていても3位6ポイントを確保できていたのだ。結果的に無惨にもわずか残り3周という時点でその賭けに破れてしまったが、少なくともチャレンジする価値は十分にあったと思う。

 もちろん無理をせずピットに入ってドライタイヤに履き替えていれば、順位は下がるだろうが5位ないしは6位でフィニッシュできていただろうから、5位に入っていれば4ポイントは手に入っていただろう。
 しかし残りレース数があと5戦というシーズンも終盤戦に突入した今、シューマッハが1ポイントでも多くのポイントを稼ごうと、昨日のような大きな賭けに出たことは決して無駄なことではなく、その行為を“脳なし”とこき下ろす地元紙やジャーナリストの方が愚かだと思わずにはいられない。

 そしてシューマッハを酷評する人々は大抵「ファンだからこそ」というが、ファンであるという割には、過去にシューマッハが今回と同じように乾いた路面をインターミディエート、あるいはレインタイヤで走行し、奇跡とも言える結果を残してきたこと、その他数々の常識では考えられないような奇想天外な戦い方でこれまでピンチをチャンスに変えてきたを忘れてしまっている。そして今回のレースにしても、失敗したから激しく非難しているが、彼がリタイヤするまでは、シューマッハだったらやってのけるかもしれない、いや、シューマッハなら最後まで走りきるだろうと多くの者が思っただろう。
 フェラーリのチーム監督であるジャン・トッドはレース後に「ミハエルに無線で(タイヤ交換をする)助言をするべきだった」と語っているが、トッドにしても、戦略家のロス・ブラウンでさえも、おそらく「彼ならやってくれるかも」と思って最後までピットインの指示を出さなかったに違いない。チーム全員が、シューマッハの奇跡を信じたのである。

 ドイツのメディアに限らず、多くのミハエル・シューマッハファンは、彼の強さに麻痺してしまい、貪欲になりすぎてしまっているのだ。これまで数々のF1歴代記録を塗り替え、7回もタイトルを獲得し、史上最強のF1ドライバーにまで登り詰めたにもかかわらず、多くのファンは些細な彼の失敗を激しく非難するのである。中には「ミハエルは勝たなくてはいけないドライバー、勝つことだけが彼の使命」などとほざくバカもいる。
 ドイツ政府に至っては、自国が誇るべき近年最大の英雄であるにも関わらず、シューマッハ一家がスイスに移り住んでいることに関して「税金逃れだ!」などと公然と批判している。どれだけ活躍しようと、結果かが残せなければ手の裏を返したように冷ややかになり、シューマッハが家族の平穏を求めてスイスに移り住むことすら許せない。それが“誇り高きドイツ人”の精神なのだろうか。そんなものは“誇り”ではなくただの“ホコリ”である。

 僕は正直シューマッハというドライバーは「アンフェア」「スポーツマンシップの欠落」という理由で好きではないが、今回のシューマッハが地元ドイツ紙で非難されたことに関しては、同情という感情しかない。彼のタイトル奪還に賭けた大きなチャレンジングは評価するべきだし、残り3周までドラマチックなレースを見せてくれたシューマッハを賞賛すべきだと、声を大にして言いたい。


※7位で完走したロバート・クビサがレース後に失格となったため、
 シューマッハはリタイヤながら8位に繰り上がり、1ポイントを獲得。
 ドライバーズポイントでアロンソとシューマッハの差は10に縮まった。



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 F1のポディウムに『君が代』流れる!
2006年08月06日(日)

 いや〜!近年希に見る面白いレースでした!こんなに面白いと思ったレースは1999年のフランスグランプリ以来でしょうか。あの時も雨のレースでしたが、今回のハンガリーグランプリ決勝も今シーズン初のウエットコンディションの中、大波乱のレース展開となりました。そしてこのレースの最後には、歴史的瞬間が待ち受けていましたね!

 今回のレースは今シーズン初のウェットコンディションであることもさることながら、今年で21回目を迎えるハンガリーグランプリでも初めての雨という歴史的な状況。そんな中、昨日の予選で4番手につけていたジェンソン・バトン(ホンダ)がエンジン交換によるペナルティで14番手に下がったため、ペナルティで後方スタートとなったミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が11番グリッドに繰り上がりました。これで同じくペナルティで後方に下がっていたアロンソは、さらにシューマッハとのグリッドが離れてしまうこととなりましたが、13番手だったレッドブルのクリスチャン・クリエンがピットスタートを選択したため、奇しくもアロンソの前のグリッドが空き、アロンソの目の前にはシューマッハのテールが見えるという形となりました。

 そしてレースがスタート。タイトルを争うシューマッハとアロンソは雨の中絶好のスタートを決め、オープニングラップで何と早くもシューマッハが4位、アロンソが6位とともにポイント圏内にジャンプアップしました。さすがはタイトル争いを争っているだけあって、マシン性能もドライバーの気迫も、他のライバルとは歴然の差がありますな。

 ところが、16周目に5位のシューマッハを1コーナーでジャン・カルロ・フィジケラ(ルノー)がパスした際にシューマッハと接触し、シューマッハはフロントウィングを損傷して緊急ピットインするという事態に。そして上位陣がピットインする中、燃料を積んでスタートしたとみられるアロンソがついに首位に立ちます。その後26周目には2位を走行していたライコネンが周回遅れのリウッツィに追突してクラッシュし、これによりセーフティカーが導入され、多くのドライバーがピットストップへ向かいました。シューマッハはすでにピットインを済ませていたことが功を奏し、7位に浮上します。

 そして51周目、最初の大きな波乱が待ち受けていました。トップのアロンソがピットインしてコースに戻った直後にマシンコントロールを失ってスピンを喫しコースアウト。原因はタイヤ交換の際のトラブルと見られ、ポイント首位のアロンソが優勝を狙える位置にいながらにして、何とピット作業のミスでリタイヤとなってしまったのです。
 これでシューマッハが有利となり、アロンソとのポイント差を縮める大きなチャンスが巡ってきたわけですが、そのシューマッハにも不運が待っていました。

 レース終盤、コースコンディションはドライになっていき、アロンソが消えてトップになったジェンソン・バトンは後続とのギャップを築くと、緊急ピットインでドライタイヤに変更します。しかし2番手に浮上していたシューマッハはそのままインターミディエート(晴雨両用)タイヤで走行を重ねることを選択します。これが運命の分かれ目となり、レース終盤、シューマッハは背後に迫るペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス)の猛追を凌ごうとしますが、あと4周のところで叶わずポジションを譲ります。そしてその翌周、ついにシューマッハのインターミディエートタイヤが悲鳴を挙げスローダウン。ガレージにマシンを収め、無念のリタイアとなってしまいました。アロンソに続き、タイトル争いの主役がチェッカー直前に姿を消すという意外な結末でした。

 そしてもう一つの結末は、ホンダのジェンソン・バトンが初優勝を挙げるという素晴らしい結末でした。バトンも初優勝ながら、ホンダ自身もBARにエンジンを供給していた第3期ホンダでは初めての優勝、今年からオールホンダ体制になったため、そのオールホンダとしてはジョン・サーティースが挙げた1967年イタリアグランプリ以来39年ぶり3勝目となりました。

 そして今回のハンガリーグランプリの本当の素晴らしい結末は、レース後の表彰台!表彰式では優勝ドライバーと優勝チームを称える国歌が流れるのですが、まずはバトンを称えるイギリス国歌が流れ、そしてその後、ホンダを称える日本の国歌『君が代』が流れました!F1の表彰台で、ついに『君が代』が流れたんですよ皆さん!2勝を挙げた第1期ホンダ時代は表彰式でチームを称える国歌が演奏されていたかどうかは不明で、もしかしたら、F1の歴史で初めてとなる『君が代』かもしれませんよ!

 いや〜マジ泣きました!目から取り留めなく涙がこぼれ落ちました!ハンガロリンクの表彰式で演奏された『君が代』は、日本で演奏されるものとは若干演奏方法が異なっていて新鮮ではありましたが、あの荘厳で神々しい『君が代』のメロディが高らかに流れたときは、めちゃくちゃ感動しましたね!
 僕は以前からVoiceで「トヨタかホンダが優勝すれば『君が代』が流れる、だからとりあえずどちらかに優勝して欲しい」と書いてきましたので、バトンが優勝した瞬間に「これでついに『君が代』が聴けるなあ」などと思いながら表彰式を楽しみにしていたのですが、実際そのシーンを目の当たりにして、これほど感動するとは思いませんでした!

 今回は上位陣が次々と脱落し、しかも雨の中大混乱となった中での思いがけないホンダの優勝劇でしたが、現実は実力でホンダかトヨタが優勝できるのはまだまだ先の話になりそうです。しかし、内容はどうあれホンダが第3期F1で初勝利を挙げ、『君が代』がF1の表彰台で流れたと言うことは紛れもない事実です。今後は実力で優勝できるチームになって、聞き飽きてしまうほど『君が代』を聞かせて欲しいです。そしていずれは、一番最初に『君が代』が流れるようになって欲しいものですね。

 それにしてもバトン……14番手スタートからよくやった!!



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 F1第13戦ハンガリーグランプリ(予選)
2006年08月05日(土)

 ……いや〜、予選前から大波乱でしたね。

 ハンガリーグランプリの舞台ハンガロリンクは非常にコース幅が狭いコンパクトなサーキットで、市街地を走るモナコグランプリに次いで抜きにくいサーキットです。そのためスターティンググリッドが非常に重要となってくるのですが、そのグリッドを決める予選を前に、タイトル争いを演じるフェルナンド・アロンソ(ルノー)とミハエル・シューマッハ(フェラーリ)に対して、相次いで大きなペナルティが科されました。

 まずはアロンソが昨日のフリー走行セッション中、イエローフラッグが振られていたにもかかわらず、レッドブルのロバート・ドーンボスを追い越し、さらにドーンボスの前で急減速をするという違反を犯し、公式予選の各ピリオドで、それぞれ最速タイムに2秒加算されるという大きなペナルティを受けました。
 この時点で現在ポイント争いで首位に立っているアロンソを11ポイント差で追うシューマッハが非常に有利となり、シューマッハが優勝してアロンソがノーポイントに終われば一気に1ポイント差にまで迫れるという絶好の状況だったのですが、何と今度はそのシューマッハにもペナルティ!
 シューマッハが犯した違反は、今日の午前中に行われたフリー走行セッションで、ジェンソン・バトンのストップによる赤旗中断が出た際に、シューマッハが他車を追い抜いたというもので、奇しくもライバル同様予選各ピリオドで最速タイムに2秒加算されるというペナルティを受けました。

 そして注目の予選セッション、アロンソとシューマッハは共に第1ピリオドはクリアしたものの、続く第2ピリオドで力尽き、結果明日の決勝でシューマッハは12番手、アロンソは15番手からのスタートとなりました。
 ポールポジションを獲得したのは前戦ドイツグランプリに続いて2戦連続となるマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネン。2番手にフェリペ・マッサ(フェラーリ)が続き、ルーベンス・バリチェロ(ホンダ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス)、マーク・ウェバー(ウィリアムズ・コスワース)、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)、ジャン・カルロ・フィジケラ(ルノー)、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)と続き、ジャック・ビルヌーヴの代役として今回F1デビューを果たしたポーランド人初のF1ドライバー、ロバート・クピサ(BMWザウバー)が同僚のニック・ハイドフェルドの前9番手を獲得しました。

 まずは昨日のフリー走行で違反を犯したアロンソですが、チームがイエローフラッグを無線でアロンソにしっかりと伝えなかったこともありますが、アロンソもあからさまに焦りが伺える出来事でした。アロンソは前戦ドイツグランプリの予選でも、シューマッハがピットレーンで前を横切って来たことに関して拳を挙げていましたし、そのコース上でもエキサイトしたりしていました。今回はドーンボスをオーバーテイクした後に不用意な急減速をして結果的にペナルティを重くしてしまいました。アロンソはここ数レースで続けざまにシューマッハにポイントを縮められて非常にナーバスになっているようですが、今回の一件はアロンソの自業自得としか言いようがありません。やはり若さ故、なのでしょうか。

 しかし、今日の午前中のシューマッハの違反は、とても不可解でしたね。シューマッハの違反は前述の通り、バトンのストップによる赤旗中断が出た際にシューマッハが他車を追い抜いたというものですが、シューマッハが抜いたマシンというのは前をゆくクピサとアロンソ……何だか色々なことを想像してしまいます。
 いずれにせよ、シューマッハの違反に関してもチームが即座に無線で赤旗が出ていることを知らせなかったことが大きな原因になっているものと思われ、フェラーリはアロンソとルノーとのポイント差を大幅に縮めるチャンスを自ら棒に振ってしまったことになります。もったいないですね。

 しかしまあ、明日のハンガリーグランプリ決勝は、これで非常に面白い展開になりそうです。シューマッハとアロンソはともに後方からのスタートですが、それでもシューマッハはアロンソより3つ前の12番グリッドからのスタートですから、依然としてシューマッハ有利には変わりありません。シューマッハがアロンソより前でなおかつポイント圏内でフィニッシュすれば、さらにシューマッハはアロンソとのポイント差を縮めることができるわけです。

 明日の決勝は、今シーズンの大きなクライマックスになりそうですね。



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 クリスチアーノ・ダ・マッタ重体!
2006年08月04日(金)

 えー、非常にショッキングなニュースが入ってきましたね。2002年のアメリカCARTチャンピオンで、2003年と2004年にはトヨタからF1に参戦していたブラジリアン、クリスチアーノ・ダ・マッタが、昨日アメリカチャンプカーシリーズのテスト中にコース上に進入した鹿と激突し、意識不明の重体に陥っています。
 事故があったのはロードアメリカというサーキットで、ターン6で鹿と激突し、右フロントタイヤで跳ねられた鹿がコクピット側に飛んでダ・マッタの頭部を直撃したそうです。ダ・マッタはすぐさまヘリコプターでテーダ・クラーク病院に搬送されて緊急手術を受けましたが、容態は深刻で、1夜明けた現時点でも依然として意識不明の状態が続いているそうです。

 クリスチアーノ・ダ・マッタは、これまで数々の輝かしい功績を残してきました。94年にブラジルF3でチャンピオンを獲得して舞台をヨーロッパへと移し、国際F3000を経て今度はアメリカへと渡り、97年にアメリカでインディライツのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。翌98年には同シリーズで7勝を挙げてチャンピオンを獲得すると、99年にはCARTに転向、翌2000年に早くも初優勝を果たし、2001年にチャンピオンに輝きました。

 その活躍を買われ、2003年にいよいよトヨタからF1デビューを果たし、この年のイギリスグランプリでは一時トップに立ち、マシン性能がはるかに勝っていたマクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンに追いつかれるものの、ライコネンの激しいアタックにもミスを犯さず30周目にピットインするまでレースをリードし続け、その実力を発揮しました。さらに予選が雨により混乱していた日本グランプリでは予選3位を得るなどの活躍を見せ、F1でもルーキー・オブ・ジ・イヤーも獲得しました。
 翌2004年は残念ながらトヨタ自体が戦力を低下させてしまい、ダ・マッタもチーム首脳との関係を悪化させ、ドイツグランプリを最後に更迭され、F1キャリアに終止符を打つことになってしまいました。ダ・マッタはまだまだF1で十分活躍できるはずのドライバーだっただけに、トヨタの判断は非常に残念であり、間違っていたと言わざるを得ません。たった2年でF1を去るドライバーではないことは明らかです。

 ダ・マッタはその実力だけでなく、ブラジリアン特有の陽気で気さくな性格で、ファンサービスも多く、その人柄の良さからも多くのファンから親しまれ愛されている存在です。そしてダ・マッタは32歳、レーサーとしては今がもっとも脂が乗っている状態で、まだまだこれから活躍できるドライバーであることは言うまでもありません。
 我々にはダ・マッタの回復をただひたすら祈ることしかできませんが、皆さんも是非、ダ・マッタのために祈ってください。よろしくお願いします。



 頑張れ!ダ・マッタ!



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 F1、今度はマーク・ウェバー放出!
2006年08月03日(木)

 昨日のVoiceではBMWザウバーのジャック・ビルヌーヴの交代劇をお伝えしましたが、今度はウィリアムズ・コスワースのマーク・ウェバーが今シーズン限りでウィリアムズを離脱することが明らかになりました。そして何と来季ウェバーの代わりにウィリアムズのレギュラーに昇格するのは、何とテストドライバーのアレキサンダー・ブルツ!!この結果来シーズンのウィリアムズはニコ・ロズベルグとアレキサンダー・ブルツというラインナップが確定しました。

 ……何で今頃ブルツなんだ?

 ブルツはオーストリア生まれの32歳で、97年のシーズン途中にベネトンからF1デビューを果たし、2000年まで在籍して最高位3位を獲得しました。その後マクラーレンにテストドライバーとして移籍し、昨年サンマリノグランプリでモントーヤの代役としてスポット参戦し、この時もホンダ失格による繰り上げで3位表彰台に登りました。

 一方のマーク・ウェバーは、2002年にミナルディからF1デビューを果たし、そのデビューレースでいきなり6位入賞を果たして名を挙げ、翌2003年にジャガーに移籍しました。そのジャガーでも特に予選の速さが光り、昨年ウィリアムズに移籍して順調なキャリアアップを進んでいました。
 僕自身も以前Voiceで書いたように、2004年シーズンには1回の優勝と何度かの表彰台を記録しているウィリアムズへ移籍するとあって、ウェバーはウィリアムズで優勝していずれはチャンピオンになる逸材かもしれないと思っていたのですが、2005年に入ってウィリアムズが低迷してしまったせいか、ウェバーも4位2回がやっとという結果しか残せず、さらに昨年限りでBMWエンジンを失ったウィリアムズは今年コスワースエンジンでさらに低迷し、ウェバーはまったく活躍することができませんでした。

 金勘定に厳しいフランク・ウィリアムズのことですから、きっと契約金が高い割に結果が残せなかったウェバーを放出して、よりリーズナブルで経験豊富なブルツを起用したということなのでしょうね。もう一人のニコ・ロズベルグも今年がデビューシーズンで契約金は安く、しかもまだ若く将来有望な逸材といわれているので、ウィリアムズは安くてそこそこ使えるドライバーを抱え込んだことになるわけです。

 ニコ・ロズベルグはこれからどんどん伸びそうなドライバーだと思いますが、ブルツはどうなんでしょうかねえ。昨年マクラーレンで3位表彰台を獲得したのだって、ライコネンが7勝した全盛シーズンのマシンによるものですからねえ。長いことレースから遠ざかっていたブルツを起用するなんて、ものすごいギャンブルだと思いませんか?

 それとも、ウィリアムズとしては、とりあえずドライバーは安く抑えて、その分資金をマシン開発に充ててまずは速いマシンを作ることに専念したいと言うことなのでしょうかね。まあそれはそれでアリだと思いますが。さすがはフランク・ウィリアムズ、やることが狡猾です!



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 F1、ジャック・ビルヌーヴ更迭か?
2006年08月02日(水)

 今週末に行われるF1第13戦ハンガリーグランプリですが、BMWザウバーのジャック・ビルヌーヴが先週日曜日に行われたドイツグランプリ決勝レース中のクラッシュした影響を考慮するとして、ハンガリーグランプリでビルヌーヴを欠場させ、代役として21歳のポーランド人ドライバー、ロバート・クピサを起用することを発表しました。

 ロバート・クピサは今シーズンからBMWザウバーのテストドライバーを努めてきましたが、グランプリウィーク金曜日のフリーセッションで、しばしばレギュラードライバーや他チームのドライバーたちを差し置いてトップタイムをマークするなど非凡の才能を発揮しており、その速さは関係者やマスコミの間でも注目されていました。彼がハンガリーでF1デビューを果たすと、ポーランド人初のF1ドライバーが誕生することになります。

 ビルヌーヴのドイツグランプリでのクラッシュは、外目にはそれほど大きなアクシデントとは思えなかったですけどねえ。自力でマシンから降りてテクテクとダボダボのレーシングスーツ姿が歩いていきましたから。もしこのビルヌーヴとクピサの突然の交代劇が事実上の更迭だったとしたら、来シーズンもBMWザウバーに残留したいと公言していたビルヌーヴにとって、大きなダメージになりそうですね。

 ビルヌーヴと言えば、BAR・ホンダに在籍していた2003年にも日本グランプリ直前に突然更迭され、佐藤琢磨と交代したという過去がありますが、今度ばかりはF1残留は厳しそうですね。年齢も年齢だけに。

 何だかモントーヤと言いビルヌーヴと言い、クセのあるドライバーがどんどんいなくなってしまい、優等生だけが残ってしまいそうですね。まあフェルナンド・アロンソは結構やんちゃですが……。



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 Voice、ジャンル別ではトップだった!
2006年08月01日(火)

 数ヶ月前まで、Voiceにて「エンピツ」の総合アクセスランキングを発表していたのですが、やはり総合では3000件以上ものエンピツ日記が対象となる上、上位は毎月毎月KinkiKidsやら草なぎ君関連の日記が猛威を振るっていて、とても太刀打ちできませんでしたね。

 ……まあ、僕がVoiceを溜め込んでいるのも悪いのですが……。

 で、チェックしていた中では昨年11月に記録した202位(118票)が最高位で、100位台の壁の厚さを痛感し、その後Voiceの更新が滞ってしまったので、今年1月分のランキングを最後にチェックするのをやめていました。

 ところが!!なな何と!ジャンル別ランキングではVoiceが毎月堂々の1位を獲得し続けていたことが判明したのです!!Voiceは一応F1の話題が多いので「スポーツ」のジャンルに設定してあるのですが、このジャンル別の先月のランキングでは、何とVoiceが78票獲得して26件中第1位!さらに第2位にはうちと相互リンクしていただいている某Pさんの日記が28票で続いていました!さらにMaxiさんの日記も7位と知り合い2人の日記もトップ10入りしており、この「スポーツ」というジャンルが意外に少なくてランキング争いの穴場であったことがわかったのです!

 ……いや〜皆さん、ほんとこんななかなか更新しないVoiceに毎回投票してくださって、ありがとうございます!これもひとえに皆さんのおかげです!今後も頑張って何とか追い上げますので、よろしくお願いしま〜す!



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