Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ハーボカート、Mako再びコースレコード更新!
2006年08月30日(水)

 今月23日付のVoiceで、当サイトのトップページにあるハーボット「ぽよぎ」の中にあるゲーム「ハーボカート」の中級コースで、ついに僕が持っていた最速記録が破られてしまったというお話をしましたね。それを受けて僕も再び記録更新にチャレンジしてみたのですが、再び僕がコースレコードを塗り替えましたぞ!今回はそのコースレコード更新に至るまでのドキュメントをお送りしましょう。ばかばかしいと思わずに、是非読んでね!

 これまで僕が持っていた中級コースの自己ベストタイムは54秒120で、このタイムが長い間「ぽよぎ」におけるコースレコードだったのですが、いつの間にか王様という人にその記録が塗り替えられていて、王様が記録した54秒094がコースレコードとなっていました。
 そこで僕も2004年1月以来2年7ヶ月ぶりの記録更新にチャレンジしてみたのですが、23日のVoiceでも書いた通り、ブランクが長すぎてライン取りや速く走るコツなどをすっかり忘れていて、コースレコードどころか自分のベストタイムにすら届かない状態でした。

 ハーボカートをやったことがある方ならご存じだと思いますが、ハーボカートは少しでもコースを外れるとクラッシュしてしまい大きくタイムロスしてしまうので、クラッシュせずに3周を走りきるのがタイム更新の最低条件になります。
 ゲームがスタートすると自動的にカート(車)が走り出し、徐々にスピードが上がっていきます。マウスを左右に動かして、ぽよぎの乗っているカートを、コースからはみださないように操作します。まっすぐな状態では、ぽよぎはどんどんアクセルを踏んでスピードを上げようとします。また、カートは大きく曲がるほど、スピードが落ちてしまいます。ですから、速く走るには、なるべくスピードを落とさないために、カーブでハンドルを必要以上に大きく切らないことと、最高速で走る時間をできるだけ長くとることが重要になってきます。

 以上が基本的なハーボカートの走り方なのですが、コースレコードにチャレンジするとなると、さらに細かいライン取りや精密なハンドル操作が必要になってきます。ライン取りはコースからはみ出さないギリギリのところで縁石に乗り上げながらコースをめいっぱい使って走り、マウスの微妙な動きと正確なタイミングでハンドルを操作して、なるべくスピードを維持したまま走らなくてはなりません。そのためちょっとでもラインがずれたりハンドル操作を誤るとすぐにクラッシュしてしまい、ぽよぎに「とんだとき、びっくりした」と言われてしまいます。逆にクラッシュをしないようにハンドルを切りすぎると、タイムは落ちてしまいます。

 最初のうちは54秒台前半に入れるのがやっとだったのですが、そのうち「このコーナーはこのライン取りで行けばハンドルを切らなくてもクリアできるんだ」とか「このコーナーを抜けるときにここを通ればその後のストレートのスピードが稼げるのか」といったコツを思い出し、コンスタントに自己ベストタイムの54秒124に近いタイムが出せるようになりました。

 ここまできたら、あとは如何に最後まで集中力を保ち続けられるかが勝負です。「こうすれば速いタイムが出せる」と分かっていても、その精密で完璧な走りを、3周連続で続けなくてはならないのです。仮に1周目と2周目で完璧な走りができたとしても、ファイナルラップで少しでもミスをすると記録を更新することはできないのです。僕の持っている自己ベストタイム54秒124とは、すでにそのレベルに達しているということです。そして王様が出した54秒094とは、ハーボカートでは最高レベルのタイムであるということなのです。

 ハーボカートで約54秒間、3周の間集中力を保ち続けるというのは意外と難しいもので、僕の場合、1周目と2周目で完璧な走りができると、ファイナルラップでものすごいプレッシャーがかかります。さらに2周目までに完璧に走れると、「残り1周を完璧に走ればタイムを更新できる!」という欲が出て、3周目で集中力を欠いて小さなミスを出してしまったり、3周目の最終コーナー、まさにゴール寸前でクラッシュしてしまったりします。

 また、3周をほぼ完璧に走り切れたと思ってタイム更新を期待してフィニッシュラインを通過しても、実際はタイムを更新できなかったというケースが何度もあり、「僕の実力ではもはや記録更新は無理なのか」「僕は王様に勝つことはできないのだろうか」という“あきらめ”と、「もはやハーボカートの中級コースでは、王様がマークしたタイムが物理的・理論的な限界タイムで、その限界タイムに先に到達してしまった王様のタイムを塗り替えるのは不可能なのか」という“不安”が何度も頭の中をよぎりました。

 しかし、1周目にほんの小さなミスをしてしまい、そのままタイムアタックを続けてその後2周目3周目で完璧な走りをして最後まで走りきったアタックで、ついに自己ベストタイムを更新する54秒104をマークしました。このタイムでとりあえず「自分もまだやれるぞ!」という自信が沸き、再びモチベーションが上がりました。
 そしてその後の「絶対に王様に勝つ!」「コースレコードを更新する!」という執念と気迫で臨んだ渾身のタイムアタック、1周目2周目を完璧な走りでクリアし、鬼門の3周目。まるでコンピューターのようなミリ単位の精密なマウス操作で各コーナーをクリアしていき、そして「勝てる!」という手応えを感じながら最終コーナーも完璧なラインで通過してフィニッシュラインを通過。ついに王様の最速記録を1000分の9秒上回る54秒085をマークし、「ぽよぎ」ハーボカート中級コースのコースレコードを塗り替えることに成功しました!



どうだ王様!



 ……うーん、まだタイム更新できるんですねえ……シンプルなのに、実に奥が深い。いったいこのハーボカートって、どこまでタイムを更新できるんでしょうね。僕がそれまで持っていた自己ベストタイムが物理的・理論的限界タイムだと思っていたので、そのタイムを王様に更新されたと知ったときは、愕然としましたからねえ。
 せっかく最速タイムを出すコツを思い出したので、今後は再びタイムを更新されないように、僕自身ももっと走り込んでさらなる記録更新にチャレンジしてみたいと思います。まだしばらくは、ハーボカートから引退できそうにないですね。

 皆さんも、是非当サイトトップページの最下部にあるハーボット「ぽよぎ」に話しかけて、「ハーボカート」にチャレンジしてみてはいかがですか?「ハーボカート」をプレイするには、ぽよぎのメッセージボード(立て看板)のページをめくって、「ゲームをする」を選択して「○」ボタンを押し、さらに「ハーボカート」を選択して「○」ボタンを押します。



 ……ところで、この王様って、誰……?



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 M-NESTトロフィー第4戦(決勝)
2006年08月29日(火)

池上が初勝利!山本NSXの連勝を止める!
中野は奮闘2位で山本とのポイント差を縮める!

 M−NESTトロフィー第4戦東京R246が日本時間の今日昼過ぎにおこなわれ、2番手からスタートした池上(GT−R)が見事な初優勝を決めた。開幕戦から3連勝中だった山本(NSX)は3位に終わった。ポールポジションからスタートした中野(S2000)はまたも2位に終わったが、今回初めてランキング首位の山本の前でフィニッシュし、わずかにポイント差を縮めることに成功した。

 スタートでは2番手スタートの池上が、ポールポジションからスタートした中野を1コーナー手前で抜き去り早くも首位に浮上。後方では3番手スタートの佐々木(フェアレディZ)が4番手スタートの山本を牽制しポジションを守りきる。その後ろに大木(RX−7)が続き、最後尾スタートの鈴木(スープラRZ)は早くも距離を開けられていく。
 2位中野は中速セクションでの速さを活かしてトップの池上を追い上げるが、最終コーナーまでに捉えきることができず、その後の約2kmにも及ぶホームストレートで引き離されていく。その首位2台からやや遅れて佐々木と山本が激しい接近戦を繰り広げる。さらに少し遅れて大木が続き、最後尾の鈴木はみるみる差を広げられていく。

 順位に変動があったのは4周目、山本が最終コーナーでようやく佐々木を交わして3位に浮上し、トップ2台の追い上げを開始する。この時点で2位中野と3位山本のタイム差は約5秒だったが、その後山本はペースを上げ、6周目の終わりには中野との差を1秒以内に縮め射程圏内に入れる。
 ところがこの周の終わりに、山本にスリップストリームに入られることを嫌った中野がピットイン。中野はソフトタイヤでレースペースを上げる作戦に出ていたのだ。これでトップ池上、山本が2位に浮上し、ピット作業を終えた中野は佐々木の後ろ4位でコースに復帰する。

 2位山本は8周目までにトップ池上に1秒差まで接近するが、ターン6の高速シケインでウォールに接触して挙動を乱しスピン。大きくタイムをロスしてしまう。その後山本はその周の終わりにピットに入り、コースに戻った時には再び中野に交わされて3位に後退した。同じ周に佐々木もピットインし4位でコースに復帰。9周目には大木もピットインするが、順位は変わらず鈴木の前5位でコースに戻った。

 トップの池上はミディアムタイヤを選択していたため、最後までピットインせずそのままフィニッシュし、4戦目で初勝利をものにした。中野が11秒差で2位、山本はピットアウト後のタイヤが温まっていない状態で何度かウォールにタッチしてペースを落とし、中野と13秒差の3位でゴールした。その6秒遅れで佐々木が4位、大木がトップから約1分13秒遅れで5位フィニッシュし、鈴木はマシン性能とコースとの相性に泣きトップから1分36秒遅れで2戦連続の最下位に終わった。

 この結果、今回初めて山本の前でフィニッシュした中野は、ポイントランキング首位の山本とのポイント差を2ポイント縮め12ポイント差とした。そして今回初優勝の池上は中野とわずか1ポイント差まで迫った。鈴木、佐々木、大木は9ポイント差で再び並ぶこととなった。





■1位……池上(日産スカイラインGT−R)
「めちゃくちゃ嬉しいよ!まさか本当に自分が勝てるとは思っていなかった!これで中野との差が1ポイント差まで縮まったから、ランキング2位を目指して頑張るよ!」

■2位……中野(ホンダS2000)
「今回のコースはロングストレート・サーキットだったから、スピード性能と加速力でライバルに劣るS2000では不利だと思っていた。フリー走行の結果を見て3位か4位ぐらいを覚悟していたけど、不利なコースを2位で終えることができてホッとしている。しかも山本の前でフィニッシュできたから、わずかながらポイント差を縮めることができた。タイトル争いはまだ逆転可能だ。」

■3位……山本(ホンダNSX)
「今日は細かいミスが多かった。そして(8周目の)高速シケインでのスピンが響いたと思う。あれがなければ、もしかしたらピットインの後中野の前でコースに戻ることができていたかもしれない。でも中野との差は2ポイント縮められただけだから今日の結果は満足しているよ。まだ12ポイントもリードしているんだからね。今後も優勝すれば、さらに僕は有利になっていくよ。」

■4位……佐々木(日産フェアレディZ)
「トータル的には無難な走りだったと思う。何回かウォールにタッチしてタイムをロスしてしまったから、今回の順位は満足している。自分ではこのコースは苦手なコースだったので、よくやった方だと思うよ。」

■5位……大木(マツダRX−8)
「ちょっと集中力を欠いたりブレーキングやハンドリングのタイミングを間違えると、すぐにアンダーが出てしまってウォールに当たってしまう。こういう壁に囲まれた高速サーキットは難しいね。道幅も狭いからドキドキしながら走り続けていたよ。」

■6位……鈴木(トヨタスープラ)
「このコースはスープラには向いていないようだ。ここまでレースペースについていけず大差をつけられるとは思わなかった。今日は中盤あたりからやる気を無くしてしまったよ。やはり一番年式が古いマシンであることが影響しているのだろうか。」




 次戦M−NESTトロフィー第5戦は、F1グランプリでもおなじみ、モナコのモンテカルロ市街地が舞台となる。美しいコート・ダ・ジュールでおこなわれる伝統のレースで、最初にチェッカーを受けるのは果たして誰か。



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 M-NESTトロフィー第4戦(予選)
2006年08月28日(月)

中野S2000、3戦連続ポールポジション!
開幕4連勝を狙う山本NSXは4番手に沈む!

 M−NESTトロフィー第4戦東京R246が日本時間の今日昼過ぎにおこなわれ、中野(S2000)が第2戦から3戦連続のポールポジションを獲得。予選での一発勝負の強さを見せつけた。

 予選は前戦の決勝順位の逆順で1台ずつのアタックがおこなわれ、まずは前戦最下位の鈴木(スープラRZ)がコースイン。鈴木はノーミスでそつなく1周を走り切ったが、タイムは2分03秒304と2分を切ることができなかった。鈴木は一昨日のフリー走行でもレギュラードライバーでは唯一2分を切ることができず、マシンとコースの相性の悪さが浮き彫りとなった。続いて佐々木(フェアレディZ)がコースインし、滑らかな走りで1分58秒台に入れる好タイムをマークした。この佐々木のタイムが実質的なターゲットタイムとなる。

 次に大木(RX−8)がコースインし、無難に一周を走りきるものの、2分00秒754とこちらも2分を切ることができず暫定2番手。そしてその後にアタックした池上(スカイラインGT−R)が、1分58秒800の好タイムをマークしトップに躍り出る。この池上のタイムに会場からどよめきが巻き起こった。
 そしてここまで2戦連続でポールポジションを獲得している中野がコースイン。中野はアウトラップの最終コーナーで加速重視のラインを取ってホームストレートに戻ってくると、アタックラップではコースをいっぱいに使った限界走行を見せ、一昨日のフリー走行の自己ベストを更新する、1分58秒795のスーパーラップを叩き出して暫定ポールに躍り出た。

 そして注目の最終アタッカーは、ここまで開幕から3連勝中の山本(NSX)。マシン的にはストレートが長いサーキットなのでもっとも有利に思われたが、スリッピーな路面に悪戦苦闘して所々でウォールにタッチしてしまい、1分59秒436の2番手に沈んだ。

 この結果、中野の3戦連続ポールポジションが確定し、池上、佐々木、山本、大木、鈴木の順で決勝のスターティンググリッドに並ぶこととなった。開幕4連勝を狙う山本は、ストレートでの速さとスリップストリームを活かしての追い上げが注目される。また今回好調の池上がどこまで踏みとどまることができるかも見物だ。







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 F1第14戦トルコグランプリ(決勝)
2006年08月27日(日)

 F1第14戦トルコグランプリ決勝は、運がルノーに味方したレースでした。

 2番手スタートのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、3番手スタートのフェルナンド・アロンソ(ルノー)とタイトル争いを演じる2人の直接対決となった注目のスタートでは、自身初のポールポジションからスタートしたフェリペ・マッサ(フェラーリ)がトップのまま1コーナーへ入り、シューマッハはアロンソをけん制しながら、かろうじて前のポジションを守りました。ところが、アロンソとチームメイトで4番手スタートのジャン・カルロ・フィジケラが接触寸前となり、フィジケラは1コーナーのイン側でスピンを喫し、後続のマシンがその影響で多重クラッシュするいきなりの大波乱。佐藤琢磨(スーパーアグリ)と接触したティアゴ・モンテイロ(ミッドランド)はリタイヤとなり、フィジケラ、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、スコット・スピード(トロロッソ)、キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)、佐藤琢磨らが緊急ピットインを強いられてしまいました。昨年のトルコグランプリで優勝したライコネンは、追突された影響でバーストしたタイヤを交換するも、ピットアウト直後にマシンの挙動が乱れてタイヤバリアにクラッシュして早々にレースを終えました。
 
 トップ集団では、レース序盤はマッサが安定した速さでトップを走行し、2位のシューマッハがファステストラップを更新しながらそれに続いてフェラーリのワンツー体制を維持し、3位のアロンソ以降とのギャップを少しずつ広げていきました。

 ところが、この後フェラーリにとっては想定外の展開が待っていました。13周目にビタントニオ・リウッツィ(トロロッソ)が1コーナー先で単独スピンしてマシンがコース上に留まったため、セーフティーカーが導入され、翌周にフェラーリの2台とアロンソが同時にピットに向かいましたが、フェラーリの2台はトップのマッサと2位シューマッハが同時に入ってきたため、シューマッハはマッサのピット作業が終わるまで後ろで待機しなくてはならない状況となってしまいました。その間にアロンソもピットに入ってくると、ピットクルーが迅速な作業でアロンソを送り出し、シューマッハより先にピットアウトすることに成功しました。これで順位はトップがマッサ、2位アロンソ、3位シューマッハに変わります。

 フェラーリとしては、13周目のセーフティーカー導入は大きな誤算でしたね。その時点ではマッサが首位、2位シューマッハだったのですが、マッサとシューマッハにはかなりのマージンがあったため、ここでピットインする前に両者の順位を入れ替えてしまっては明らかにあからさまなチームオーダーとなってしまいますよね。そうなると、シューマッハが確実にアロンソの前でピットアウトするには、前をゆくマッサのレースを無視してピットインを1周先延ばしにして、シューマッハを先にピットインさせる方法もありましたが、それでは1周遅れて入るマッサが大きく順位を落としてしまい、コンストラクターズ争いで不利になります。

 そのためフェラーリは苦渋の決断でマッサとシューマッハを2台同時にピットインさせてシューマッハを待たせることにしたわけですが、ここでマッサのピット作業中にピットインしてきたアロンソに対し、ルノーのピットクルーは非常に迅速なピット作業をしました。その甲斐あってアロンソはまんまとシューマッハの前でピットアウトすることに成功しました。
 一方のフェラーリは、アロンソに前を行かれてしまったものの、レースペースではシューマッハの方が速かったため、コース上でアロンソをかわすか、あるいは2度目のピットインで再びアロンソの前に出る作戦に打って出ました。

 しかし、その後17周目にレースが再開されると、トップのマッサを含む上位3台はそれぞれファステストラップを出し合いながらハイペースで周回を重ね、シューマッハはアロンソが39周目に2度目のピットインを終えた後、4周引っ張って2度目のピットインに入るもアロンソの前に出ることはできませんでした。レース終盤は、アロンソとシューマッハは約コンマ5秒差のテール・トゥ・ノーズの接近戦を繰り広げるものの、ペースは明らかに速かったシューマッハは最後までアロンソに完璧に抑え込まれたままチェッカーを受け、マッサがポール・トゥ・ウィンで初優勝、2位アロンソ、そしてわずかコンマ081秒差で3位シューマッハという結果に終わりました。

 この結果、残りレース数4戦でアロンソとシューマッハのポイント差が12に広がりました。シューマッハはいよいよタイトル奪還が厳しい状況に追い込まれてしまいましたね。



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 F1第14戦トルコグランプリ(予選)
2006年08月26日(土)

 今日はF1第14戦トルコグランプリの予選が行われました。

 第1ピリオドではスーパーアグリとトロロッソの2チーム、ミッドランドのティアゴ・モンテイロ、レッドブルのデビッド・クルサードが脱落しました。今回から新型マシンSA06の完成バージョンを投入して期待がかかったスーパーアグリでしたが、今回は2台とも震いませんでした。佐藤琢磨は8コーナーでよもやのオーバーランを喫し、チームメイトの山本左近が佐藤琢磨を上回りました。
 第2ピリオドではミッドランドのクリスチャン・アルバース、ウィリアムズ・コスワースのニコ・ロズベルグ、ホンダのルーベンス・バリチェロ、トヨタのヤルノ・トゥルーリ、マクラーレン・メルセデスのペドロ・デ・ラ・ロサ、レッドブルのクリスチャン・クリエンの6名が脱落しました。

 そして注目の上位10グリッドを決める最終ピリオドは、残り時間8分で動き始め、ルノー勢が先陣を切ってニュータイヤに履き替え、タイムアタックに臨みました。フェルナンド・アロンソが暫定トップに立つと、チームメイトのジャンカルロ・フィジケラがそれを上回ります。しかし、続いてアタックラップに入ったフェラーリ勢は、チームメイト間で明暗が分かれました。フェリペ・マッサはトップタイムを塗り替える一方、ミハエル・シューマッハは1コーナーで膨らみアタックに失敗。各ドライバーは再びタイヤを交換し、最後のタイムアタックへ入っていきます。まずシューマッハがチームメイトを上回り、ルノー勢はシューマッハのタイムに及びませんでした。その後マッサが自己ベストを更新し、最終的にフェリペ・マッサが2000年のF1デビュー以来、初めてポールポジションを獲得しました。2番手にシューマッハ、3番手アロンソとドライバーズタイトル争いを展開する両雄が続き、その後ろはフィジケラ、ラルフ・シューマッハ(トヨタ)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、ジェンソン・バトン(ホンダ)、ロバート・クピサ(BMWザウバー)、マーク・ウェバー(ウィリアムズ・コスワース)の順。
 
 レコードラインとなる奇数列を得たアロンソが、持ち前のロケットスタートでスタートでシューマッハを交わせるか、明日の決勝スタートが注目されますね。もしシューマッハがスタートでアロンソを抑えきって2位をキープできれば、その後どこかでマッサと順位を入れ替えてシューマッハがトップに立つと思いますが、仮にスタートでアロンソが前に出た場合、マッサもアロンソに抜かれないためにもペースを落とすわけにはいきませんから、面白い展開になりそうですね。ただ、ここ数戦流れはフェラーリに傾いていることと、ルノーはマス・ダンパーを禁止されてしまったことで、やはり今回はシューマッハが有利ではないかと思います。

 いずれにせよ、クリーンな戦いを期待したいですな。



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 M-NESTトロフィー第4戦(フリー)
2006年08月25日(金)

 今月21日にM−NESTトロフィー第4戦のフリー走行がおこなわれました。今回は東京の国道246号線が舞台となるコースで、中高速コーナーとM−NESTトロフィーが開催されるコースでは最長のロングストレートが特徴です。公道と言うこともあり、路面が滑りやすいので、アクセルワークが重要となるコースです。





 コース上には、明治記念館、ホンダ本社(ホンダウェルカムプラザ)、国立霞ヶ丘競技場、明治神宮野球場、赤坂東急ホテル、赤坂プリンスホテル、ソニー・コンピュータエンタテインメント本社、国会議事堂などがあり、全長5.12km、13のカーブがあり、その中には1つのヘアピンコーナーも含まれています。また、ストレートは国道246号線上にあり、約1kmもあります。






 僕にとっては、今回の舞台は約1kmにも及ぶロングストレートがあるため、ストレートでの伸びで圧倒的に劣るS2000では非常に不利なので、シリーズ中もっとも苦戦を強いられるステージでしょう。しかし、その中で今回のフリー走行では、ゲストドライバーのプラネット選手が僕と同じS2000(99年式)で見事にトップタイムをマークしました。さすがですね!ゲストドライバーにしておくのはもったいないですな。

 このコースでは、まずスタート後1コーナーまで長い直線が続くので、その間に後続車にスリップストリームを使われ、ずるずると後退してしまうと思われます。その後の中高速セクションで何とか離されずについていき、何とか前をゆくマシンをオーバーテイクして、最終ストレートまでに十分なマージンを築いてスリップストリームに入られないようにしたいですね。
 ただ、前述のようにS2000は他のマシンと比べて、馬力も少ないし直線での伸びが圧倒的に劣るので、最終コーナーまでにマージンを築いても、ホームストレートで追いつかれるのは必至でしょう。逆にここまで3戦全勝中のNSXにとってはもっとも向いているコースだと言えるので、何かミスがなければ、今回もNSXが優勝候補の筆頭でしょう。

 ここでさらにNSXとのポイント差が開いてしまうのは必至ですが、レースは何が起こるか分かりませんから、諦めず何とかライバル車に食らいついていき、後方から固守淡々とチャンスを狙って行きたいと思います。



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 F1、国際控訴審がマス・ダンパーは違法と判断
2006年08月24日(木)

 F1第12戦ドイツグランプリの直前に、それまで合法と認められていたマス・ダンパーが突然禁止されことを受け、このマス・ダンパーを昨年から先行して開発を進め、今シーズンから実戦投入しその恩恵を受けてきたルノーが控訴していました。それから今までマス・ダンパーは合法か非合法か判断が揺れていましたが、昨日23日、ヒアリングを終えた国際控訴審が「マス・ダンパー」は違法であると最終判断しました。

 同控訴審には、他の全チーム関係者も出席し、技術部門の責任者らがそれぞれの意見を申し述べ、その結果、このシステムはレギュレーションで禁止されたエアロダイナミックスに関与する動的装置と判断され、違法ということになったようです。
 これでルノーは今シーズンの快進撃の大きな原動力となっていたマス・ダンパーを今後使用できなくなり、戦力ダウンを余儀なくされるのは必至と見られています。

 ……非常に政治的ですね。

 ルノーは前述の通りこのマス・ダンパーを昨年から他チームに先駆けて先行開発し、わざわざ開幕前にFIAに確認を取り、合法であるとのお墨付きをもらった上で、クリアな状態で今シーズンの開幕戦から第11戦まで実戦に投入してきました。
 ところが、シーズンも折り返し地点を過ぎた今になってこれが突然違法と判断されるのは、納得がいきませんね。まあ、FIAが出る杭を打ってフェラーリのライバルであるルノーの戦力をそぎ落とし、フェラーリが今後のチャンピオンシップで有利になり、終盤に向けてタイトル争いがより面白くなるように操作したということなのでしょう。

 FIAはこれまでにも、フェラーリに対しては新技術の使用を黙認しつつ、ライバルチームの新技術は禁止してフェラーリ有利に働くよう操作してきましたから、今回のマス・ダンパーの禁止も「またかよ……」とウンザリしてしまいますな。

 フェラーリって、FIAにお膳立てしてもらえないとタイトルが獲れない、弱くて情けなくてずるがしこいチームなんですよねえ。これってスポーツと言えるのでしょうかねえ。FIAによる、フェラーリとシューマッハのタイトル獲得を目指すというゲームに、他のチームやF1ファンが付き合わされているだけじゃないですか。



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 ハーボカート、Makoの最速記録破られる!
2006年08月23日(水)

 誰かに更新されるのは時間の問題だと思っていましたが、当サイトのトップページにあるハーボット「ぽよぎ」の中にあるゲーム「ハーボカート」の中級コースで、ついに僕が持っていた最速記録が破られてしまいました。最速記録と言っても、あくまでも「ぽよぎ」の中での最速記録なだけで、他のハーボットではすでに僕のタイムを大幅に上回る記録が確認されているんですけどね。

 これまでぽよぎのハーボカート中級コースでは、僕が記録した54秒124が最速記録だったのですが、王様という方が54秒094をマークし、大幅に記録を更新しました。この王様、他所のハーボカートでも同様のタイムを叩き出しているのが確認されており、某サイトのハーボカート大会でも優勝経験がある強者のようです。さらにそのハーボカート大会では、この王様以外にも中級コースで54秒0台のタイムをマークしている人が何人かいて、上には上がいると言うことを見せつけられてしまいました。

 そこで、僕も2004年1月以来実に2年7ヶ月ぶりにハーボカートにチャレンジし、再び中級コースの記録を塗り替えてトップに返り咲こうと頑張ってみたのですが、さすがにブランクが長すぎるせいか、最速記録を更新するどころか、自分のベストタイムすら更新することができず、断念せざるを得ませんでした。
 元々僕が記録した54秒124は、僕にとってはこれ以上の更新は不可能な限界タイムで、その渾身のタイムを更新されては、もはや太刀打ちできそうにありません。しかもその差は100分の3秒という大差、僕が再び記録を塗り替えるのは非常に困難を極めるでしょう。54秒0台の壁は厚いです。



王様、何者だ……


 ちなみに、初級コースと上級コースでは依然として僕の記録が最速記録として残っていますが、初級コースでも王様が100分の1秒差で2番手に迫っています。恐るべし王様!!



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 クリスチアーノ・ダ・マッタ回復!
2006年08月22日(火)

 今月4日付のVoiceでお伝えしましたが、8月3日にアメリカチャンプカーシリーズのテスト中にコース上に進入した鹿と激突し、意識不明の重体に陥っていた元F1ドライバー、クリスチアーノ・ダ・マッタが、驚異的な回復力を見せて快方に向かっているようです!

 ダ・マッタは鹿と激突した際に頭部を強打し緊急手術を受けましたが、これまで重体の状態が続いていました。しかし、当初から治療にあたっているチャンプカーのメディカル・ディレクター、クリス・ピンデルスキ博士がこのほど会見を開き、ダ・マッタは毎日確実に進歩を遂げていて、現在はICU(集中治療室)から一般病棟へと移動したそうです。今後は長期のリハビリに向けて回復計画を立て、そのプロセスを開始する予定になっている模様です。

 意識の有無はまだ伝わっていませんが、まずは最悪の結果になることだけは避けられたので安心しました。今後はリハビリに専念し、早く元気な姿を再び見せて欲しいですね。できればもう一度彼がレースシーンに戻ってくることを期待しています。



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 Mako Hakkinennはナダルに激似?
2006年08月21日(月)

 今月上旬に、僕が所属しているテニスサークルの飲み会があり、僕も参加してきました。このサークルのメンバーの1人がうなぎ屋さんの息子なので、そのうなぎ屋でうなぎ料理に舌鼓しました。

 さて、その飲み会にはメンバーのうち20人ほどが参加したのですが、ある方が「中野君って、ラファエル・ナダル(プロテニスプレイヤー)に似てるよね?」と言いだし、その発言で皆一斉に僕の顔を見て、「ほんとだ!似てる!」「言われてみればそっくりだ!」という声が相次ぎました。

 ラファエル・ナダルは1986年生まれのスペイン・マジョルカ島出身の男子プロテニスプレイヤーで、2005年、2006年の全仏オープン男子シングルスで大会2連覇を達成した、現在19才の超新星です。
 彼のおじはサッカー元スペイン代表ディフェンダーのミゲル・アンヘル・ナダルで、ラファエルも12歳まではサッカーで有望選手だったそうです。そこからテニスに転向し、2001年に15歳でプロ入りし、2005年シーズンに急成長を始めます。

 全仏オープンでは準決勝で世界1位のロジャー・フェデラーを破り、決勝ではアルゼンチンの伏兵マリアノ・プエルタに競り勝って、「19歳2日」の若さで初優勝を達成。全仏オープンでの初出場・初優勝は1982年のマッツ・ビランデル以来となり、大会でも4番目の年少記録。10代の男子テニス選手が4大大会で優勝したことも、1990年の全米オープンに「19歳228日」で優勝したピート・サンプラス以来15年ぶりの快挙という、すごい記録を達成した選手です。

 このラファエル・ナダルは、勝った時の口を縦に大きく開きながら雄叫びを挙げる表情と、拳を振り下ろすガッツポーズが印象的なのですが、テニスサークルのメンバー曰く、僕が好プレイを決めた時の「よっしゃあ!」という様子もナダルにそっくりなようです。

 自分では似ているのかどうかよく分からないのですが、気の知れたメンバーが誰1人として否定しなかったのを見ると、他人から見たら相当似ているんでしょうかねえ。まあ、似ているかどうかは、皆様の判断におまかせします。




ラファエル・ナダル



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