私の指を弾いて 次の音へと導くように
吸い込まれるように 引き寄せられるように
次の音を 奏でる
続けてとせがむように
次へ次へと押し返す
何だかそれが嬉しくて 私は止まろうとしない
弾き返して 驚かせるように
ゆっくりと 甘えるように
私たちの心は 一緒に踊る
本当は ずっと一緒だった
忘れていた欠片を もう一度
私たちは 手にしているだけ
重なる 過去と 未来と 今に
同じ夢 描いて
少しでも 縮まったなら
もっと傍に 居られるように
映画のようにクラクションが鳴った 奏でる音と 日差しが踊る 君が教えてくれたあの場所に 今から旅に出てみるよ
綺麗な冬の青空に 薄く漂う白い雲が 何だかとても愛しくて 精一杯 腕を伸ばした
届かないと知っているから 心の中で呟いた
『また、ね』
君が教えてくれたあの場所に向かって 今から旅に出ていくよ 聞こえる音が 遠く聞こえる 僕が居る場所はもぅ ここじゃないから
過ぎ去る景色を笑顔で見送る
『また…ね』
少しね きっとね 何かが 動き始めて ほんの 先の 過去の事すら忘れてしまうように 今を こんなにも 感じられるのなら これから先の 未来の事も
信じられそうなの
言葉が言葉を呼んで 命が命を繋いでいく 少しずつ 少しずつだけど 湧き上がるように 温かい気持ちが溢れてくるようで
道を示してくれた あなたに 生きる事で 恩返しが出来るのなら 少しでも たくさんの時間を 過ごせたなら 分かち合えたら
この道に進む事を許してくれた あなたへ 例えそれが 見ていた未来と違う場所へと続いていても 今この場所に居る事が 事実だから
あたしを運んでくれた あなたの事 どんなに感謝しても足りないのでしょう すれ違うことも ぶつかる事もあったけれど それも全て 繋がっているから
あたしが愛する あなたへ
何もかも 愛する事が出来ると信じて いつまでも これからも 感謝の気持ちを 持ち続けていたい
2006年01月22日(日) |
It's shouting distance. |
ホラ 近づけば それ以上 離れられなくなるって 知っているくせに もう これ以上 遠くには 居られることなんて 出来ないから
東と西との境目に 国境を 見えない国境を 築き上げた 海を越えよう もっと遠くへ もっと小さい島へ渡ろう 南の暖かい所へ
物は少なくても 人も少なくても 大切なモノは 二人で抱いていて きっとあの日 少しの距離が 近づけさせた 二人の距離を
初めから近くになんて居られない 近づいて 離れて また近づいて じれったいほどの心の距離に惑わされ いつの間にか測ることさえ出来なくなる
測ることなんて初めから出来ないから ねぇ 忘れないで欲しいのは 信じている限り 僕は 君から 離れることなんてしないから
ちょっとしたことで箍が外れる 自制が出来なくなる
落ち着け 落ち着けと言い聞かせる
やってしまって後悔する 相手の謝罪と自分への軽蔑
言葉にすら 出来ない
その思いを 無駄にしないで 言葉に出来なくても 伝える手段はいくらでもあるから
癒えないから 泣くのだろう 癒えないなら それ以上…
言えないから 描くのだろう 言えないなら 書き記して
もう何処にも消えてしまわぬように
2006年01月20日(金) |
communimate |
信じ続けて待つことって 思っていたより難しくて 何度も何度も 言い聞かせて 生まれそうになる愚かな言葉を 振り払う
呟いた小さな欠片を はにかんで見送る ただ少しでも確かな確信があれば楽なのだろうか それともそれに甘えてしまう私が現れるのかもしれない
言葉にして伝えてしまいたかった
恐さから逃げていたとしても 寂しさからの言葉だとしても 好きだと伝えられたなら 少しでも楽になれるのかもしれない
ねぇ わかってるくせに
自分の不安を拭う為だけに 伝える言葉なんて意味ないでしょ
もっと強くなれればいい 自分の為に 生きられればいい 自分を守るために 癒す為に一緒に居たいわけじゃない
意地っ張りだよね でもね
あの日 守ると決めたんだ あなたを
2006年01月17日(火) |
reach out to... |
水面下で動く世界
そうだった 私が居なくても
あなたが居なくても
止まることは許されない世界
未練がましく いつまでも引き摺るのか
ただ それだけの中途半端な決意だったのか
だとしたら 幼い子どもの方が
まだ 強い人間なのかもしれない
冷静な目が こちらを向いた
それは強さではない
感情を押し殺した 付焼刃に過ぎない
それよりも 少しでも
無駄なものなど無いのなら
冷たい水をすくうように 小さな命を抱くように
あなたに手を 差し出せればいい
あなたが教えてくれたのは
そう きっと
あたしが好きな大切な思い出を 壊れてしまうのを恐れて封じ込めた 鍵を無くした 宝箱の
開け方だったり するのかもしれない
僕は 不安定なまま
もしかしたら 君を不安にさせているのかもしれない
期待させて 喜ばせて 信じようとして 信じられなくて
こんな微妙な距離じゃ 安心なんて 出来るわけないよね
信じていると言いながら 一番信用出来ないのは自分自身で 好きなものですら 計り知れない 自信が持てない
いつから こうやって疑うようになったんだろう 幼い頃は きっと素直に 色んなモノを 見てきたはずなのに
穏やかな愛を感じるときもあれば 暗闇しか見えないときもある どちらも永遠には続かないけれど だからこそ僕は 真新しいモノを 必要以上に求めて 手にして失うことを恐れているのかもしれない
不安なのは 僕自身だけど そんな僕が 君を不安にさせているのかもしれないね
ごめんね
|