あなたの手は あったかかった
あたしの手を 冷たいって言った
恐いのは なんだろう
焦る気持ちは なぜだろう
いちいちあなたの言葉が 現れては消えない
痕が消えないくらい 傷つけてくれればいいのに
何もなかったように 忘れてしまえればいいのに
助けを求めた あなたの声に 掛けたあたしの その言葉に 癒されたり したのかな
救われたり したのかな
助けてって言ったら 助けてくれるよね 大丈夫って 言ってくれたよね
欲しい言葉が 欲しいと言えない
欲しい気持ちは 欲しいと言えない
だからずっと 癒されはしない
久しぶりに弾いてね ゆびが 震えたんだ 人前だったから ドキドキして うまく 弾けなかったんだけど
もう一度弾いて って言われて あなたを想って弾いたんだ そしたらすらすら弾けたんだよ
ちょっと後悔してるのは 近くに居たくて あの日 あなたに嘘をついたこと
あたしの方が上なんかじゃないよ いつも いつも あたしはあなたを見上げてばかりだった
クリスマスに言ったこと覚えてるかな? 約束したわけじゃないけど
あのこと
今でも思ってたりするんだ
空廻りする想いは ガラガラと音をたて ぐるぐると渦巻きながら 何度も何度も同じを繰り返す
外に出ることもなく 外に出れることも知らず
君に聞きたいことがある 僕は幼いままでしょうか? 君から見れば 僕は小さな 子どもでしかないのでしょうか?
焦れば焦るほど 前に進めず 焦ったって良くはならないってわかっているのに 怒ったって 泣いたって どうもならないってわかっているのに
どうしても 止められない時もある
手を つないでください
ただ 今は
ただ ・・・ぎゅっと
昔ほど不安にはならなくなったけど やっぱまだ いつものことだなんて 空を仰ぐことなんてできなくて
ほんの欠片だけ 傍に残したら 飛びついてしまいそうで それがあたしだけじゃないって思えたら どんなに嬉しいことだろう
我慢してるのはきっと 君の方で
甘えてるのはきっと あたしの方なんだ
空に なれたら
包み込むような 空に。
どうしても逢いたくなって どうしても聴きたくなって
あたしは空へと 羽ばたいた
シャッフルされた人込みと 偶然の中の必然に 繰り返し 繰り返し
あたしはあなたの声を聴く
もう いいかなと 手を離した
空に消えた 青い蒼い空に 安心したように
君は 遠くへ羽ばたいた
あたしも 空へと 羽ばたいた
言葉はいつも ウラハラだ 特に あなたとあたしは
だけど 信じられる言葉もあって それは 言葉にならない言葉だったり
他愛の無い 言葉だったり
ちょっとだけ 離れてみて ちょっとだけ 触れてみて
揺れ動くことの無い感情なんてないんだって思った
だけど 一生消えてなくなってしまう感情もないんだって
そう 思えた。
あなたは みんなは あたしのどこが 好きなんだろう?
あたしは 今まで 何を求めて 何を選んで 何を得て 来たのだろう
きっと 求めるもの全て 知らず知らずに手に入れていて きっと 求めていたもの全て 手に入れた気になっていた
大切なものはもぅ 手の中にあって 見えないことに戸惑って 結果 何も見えなく してしまったんだろうな
全て 糧になるなら 力になるなら
あたしはきっと 強くなれる
もっと ずっと。
泣いてしまったのは 何故だろう 出てくる言葉は 粗暴で 素直じゃなくて なのにどうして こんなにも 涙が溢れてくるのだろう
言いたい言葉は そんなのじゃなかった 聞きたい言葉は こんなんじゃなかった 伝えたい気持ちすら 届けられなくて あなたの気持ちすら 感じることが出来なくて
沈黙が・・・痛かった
生の声が 苦しかった
いつか・・・ その言葉を 今はただ胸に
あの時教えられたのは
泣かないこと 一日三回は目を通すこと 我慢すること 弱音を吐かないこと 嘆く前に動くこと
そんなことばっかりだった
当たり前だと そう思った
でも ダメだ
あたしは あの人に出会ってしまった
その人は あなたとは正反対なんだ きっと
ただ 合わなかっただけなんだ
あたしと あなたは
間違いじゃないけれど
合わなかったんだ
だから もう いいよね
もう いいんだよね
忘れろ 忘れろ 忘れてしまえばいぃ
思い出さなくていい 頑張らなくていい
何も 何も出来なくてもいいから
言葉を 聞かせて
ぎゅって また 聞かせて
ちょっとだけなのに ほんのすこしが
ずっと 遠く 重く 深く続くような気がして
ふたりだけの 言葉を
また たくさんたくさん
聴かせて 聞かせて
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