〜 Over the Rainbow 〜...

 

 

注射3回目 【周期23日目】 - 2004年11月27日(土)

今日も朝一で注射。
又、注射だけだろうって思っていたら、先生に名前を呼ばれた。

「ちょっと今日は様子を聞いておこうかと思ってね。
具合はどうですか?出血はありますか?」
「食欲があります・・」

っと答える琴。情けないが、本当のことなんだよー。

「高温期に食欲が出るのは普通で、よく太るっていう患者さんがいますよ。
いいことじゃないですか」

なんていわれちゃったけど、今朝まじで普段普通に履いてたスカートが
きつくってあせったところだ。
よく寝る、よく食べる、動かない・・・・デブ一直線!
いやだぁぁ。成功したらいいよ、でも今回残念って事になったら、
この肉だけが、残るのね。

「ドキドキするよね。はぁ緊張するね。やるべきことはやってるんだから。
あとは、結果だけだね。がんばりましょう!」

と励まされ、注射のお部屋へ。

あー、又彼女かぁ。一番若そうな子で、前回打ってもらった時も痛かったのだ。
今回は、反対側に打ってもらったけど、打ってる最中に消毒コットンを取ろうと
して、グリィ〜っと針が回転!
勘弁してくださいよー。あんなに痛くなかった筋注が、いまや憂鬱になっている。
打った後もずっと痛い。今度は肩止めてもらおうかなぁ。

病院を後にして、夕飯の買い物を「少し」してかえろうかなぁっとスーパーによると、
「早朝肉野菜果物全品3割引!」なんていうのをやっている。
野菜の高いこの時期、そりゃー買わなきゃ!っと一通り買い込む。
久し振りにステーキなんぞも買っちゃったぞ♪(デブ一直線の事はすっかり忘れている)
私もすっかり主婦感覚が身についたものね。
OL時代は、超無頓着主婦だったのに・・・
なんて考えながら、注射の痛い腕に買い物袋を沢山下げ家に帰ってきた。

お昼ご飯を食べたら、胸焼けがする。ここの所よく食べるけど、気持悪い。
それに、注射後はいつも猛烈に眠くなっちゃって、2時間程お昼寝しよう・・・

っと思ったら、琴母から電話。
「立派な鯵が沢山届いたから食べにきてぇ」
っということで、今夜のステーキはお預け。

琴夫の仕事が終ったら、琴ニャン連れて車で実家へ。
そして、一泊して来る事となった。

琴は実はかなりの酒好きなのだが、今は禁酒をしている。
泊りでうまい魚三昧・・・なのに、今夜飲まなかったら、
琴母に相当怪しまれるな・・・どうしようかなぁ。
乾杯だけして、チビっと飲んで後は、目を盗んで琴夫に飲ませるか(笑)

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本日の治療費:2380円
内訳:注射(プロゲ125)


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主婦三昧 【周期21日目】 - 2004年11月25日(木)

姫、姫、とさぼっていたが、さすがに家の中は家事テンコモリだ。

掃除機、ふき掃除、水周り掃除、洗濯、アイロン、少々買い物、家計簿整理・・・
なんて、主婦らしいことをやったらあっという間に日は暮れて。
(あっ途中琴ニャンと一緒にしっかりお布団入ってお昼寝もしたけど)
夕食準備にとりかかる。今日は、クリームシチュー。簡単♪
お風呂掃除は、帰ってきたら琴夫にやってもーらおっと。

しっかし、なんの兆候もないなぁ。
お腹が張ってる??なんて思ってたのに、
便秘解消ですっかりその兆候もなくなってしまったよ・・・
基礎体温は36.9℃と高い。でも黄体サポートのせいだろーな。

はぁぁ〜、あと一週間が長い。




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注射2回目 【周期20日目】 - 2004年11月24日(水)

今日は、会社帰りに注射しに病院へ。
注射だけだから、凄く楽。
なんと15分で病院でてきちゃった♪はや〜い♪

琴夫は今日は外だし、のんびり一人でご飯食べよっと。

そういえば、病院行く途中、石原さ○みちゃんを見かけたぞ。
大きなサングラスしてたから、結構目立ってた。
お友達らしい制服姿の男の子女の子と一緒だった。
すれ違う時、

「まぁ立ち話もなんだしねぇ〜」

なんて言ってるのが聞こえてきた。
おいおい、なんかオバチャンっぽいぞ?(笑)

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本日の治療費:2380円
内訳:注射(プロゲステロン125)



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今日はお休み 【周期19日目】 - 2004年11月23日(火)

今日は、勤労感謝の日。珍しく、琴夫は一日お休みにするようだ。
朝ご飯を食べた後、車で近所のマンションのモデルルームを見にいく。
駅から結構遠そうだし、無論買うつもりはないけれど、
間取りが気に入ったので後学の為♪
リビングダイニング重視の私たちは、
広いリビングが重要ポイントなんだけど、
このマンションは珍しく細かく区切って無くて良い感じ。
広いLDと広めの寝室とDEN。このDENを物置にしてしまえば、
二人で住むには理想の形。
でも、でも、もしも、子供ができたら???やっぱり、
この間取りじゃ住みにくいよね。
う〜ん、子供ができるできないかで、将来の住み方も変わってくるよな〜。

などと考えながら、モデルルームを後にし、
近所の前から気になっていたお寿司屋さんでランチ。
久々の寿司!美味しい♪本当は生魚はこういうときは
いけないようなことをどこかで見たような気がしたが。
食べちゃいました!
ちょいとわさびが利きすぎだったような気も・・・。ツーーーン。

その後、今度は住宅展示場をヒヤカシに。
初めて見に行ったんだけど、
今のおうちはどこも良く考えられてるねぇ。
3軒位中を見させて貰い、一通り説明を受ける。
いろいろ勉強になるわぁ。
全然具体的にはまだ考えてはいないんだけどね。
琴母との同居も念頭に入れ、漠然と、本当に漠然とここのところ、
見に行ったりチラシを見たりするのが、趣味となってます。

一通り遊んだ後は、食料買い出し。
まるで、姫のように全部荷物を琴夫に持たせ、
沢山買い物をして、今度は最近オープンしたドッグカフェへ。
別にワンコを連れて行った訳じゃないけれど、
なんかセレブ犬が沢山いておもしろかったわ。
今度は琴母や琴姉のワンコ連れて(2匹ともミニチュアダックス)
デザートとかランチとか食べにいこーっと。

そんなこんなで家に帰ったら日が暮れていた。
いいんでしょうか、ET5日目ですけど・・・
別に沢山歩き回ったわけではないけれど、なんかひどく疲れちゃって
家に帰って30分ほど昼寝した後、夕食の準備をした。

プラノバールを飲んでいるせいか、少しふらふらしたり、
食欲はあるのに食べ終わった後かすかに胸焼けがしたりする。
ちょっと今日は出歩きすぎちゃったかなー。


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グッとくる会話 【周期18日目】 - 2004年11月22日(月)

今日は、仕事。気分的にはソロリソロリと行きたい気分だが、
実際はなんにも症状なんて出てないし、変わっちゃいない。
多少眠いくらいかな。でも、それはいつもの高温期もそうだし。

今日会社から帰ると、うちに琴母が来ていた。
琴父がいないと、いつも出歩きたくなるみたい。(笑)
玄関に置く「つがい」のオリーブの木を持ってきてくれた。
鉢に入っているから重たいだろうに・・・ありがとね。
オリーブの実がなっていて、とっても可愛い♪

琴母のワンコと我が家の琴ニャンに私が帰る前にご飯まであげてくれていた。
この二人いつの間にか仲良く?っていうか「親戚の子」くらいの関係に
なっているからおもしろい。犬と猫なのに・・・
あと、ワンコはお布団に上手に入る特技を持ってるんだけど、
その様子を琴ニャンは実にうらやましそう〜〜にじいぃぃ〜って真剣に見つめてる。
「いいなぁ〜あったかそうだなぁ。」って。
で、翌日にこっそり琴ニャン一人特訓してるのがおかしい。
でも、鼻が短いから上手に入れなくて、いつもイライラ癇癪起こしてる(笑)
動物も小さい子供もきっと、こうやってお兄ちゃんお姉ちゃんのマネして
学習するんだろうなぁ。

私が仕事帰りに、ウナギを買ってきたので、琴夫が帰ってきて3人で食事。
大勢で食べる食事は楽しい。みんな勝手な事をワーワーしゃべって。

でも、そんな中でちょっと、グッとくる会話があった。
琴母が「私、姉と話してて相容れない部分があるのよね。
やっぱり姉は私に孫の話をする事を遠慮してるし、
私は本当の所、孫の本当のかわいさは判らないし。
私がワンコを可愛がってる事を理解できないみたい。
たとえば、ワンコがおうちで待ってるから帰るねっていっても、
犬なんて3日何にもあげないでも平気よ、って言うのよ」って。

琴母も琴夫も私も、幼い頃から動物が大好きだから、
もし孫(子供)ができてもペットも同列に考えちゃうと思う。
だから、琴母が叔母のことをこんな風にこぼしてるのが悲しかった。
孫の顔みせられなくて悪いな〜・・って、ちょっと心に残ってしまいました。
まぁ、ちょうどこんな時だしね。
琴母も治療のことなんにもしらないんだから、悪気もないんだけど。
早く、お孫ちゃんの顔を見せられる時が来るといいなぁ。


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ET3日目 【周期17日目】 - 2004年11月21日(日)

姫生活3日目♪
昨日は、ホントにホントに良く寝たなぁ。
午前中寝て、お昼ご飯を食べにおそば屋さんへ行き、
みそ煮込みうどんをタラフクたべ、琴母に頼まれたものを
電車で買いに行ったら、すっかり疲れた。
家に帰ったらなぜかわからないけど凄く疲れて、お布団になだれ込み・・ZZZ
琴ニャンにご飯の請求をされて、夕方目を覚ました。
えさをあげて、ビデオをみていると半分位は寝てしまった。
それから、またお布団に移動して、琴夫が帰ってくる8時位まで寝てしまう。

スカパー大解放デー!っということで、見たい番組はないか探す。
ディズニーチャンネルで、「グース」をやっていたので、みてみた。
女の子がグースの「卵」をかえして、最後は飛行機で一緒に南へ渡る・・・
っというもの。
「卵」を孵すって話しがいいじゃない♪
ディズニー映画らしく、ハラハラありホノボノありでしっかり楽しみながら
観ました。

そして、夜12時には又寝て、途中、朝方琴ニャンにご飯あげて、
又朝10時まで・・・・
一体どうなってるんだぁ。
さすがに、今日昼間は寝てないけれど。
お昼はパスタ作って、うだうだとネットみたりして、一歩も外に出ていない。
飲み薬の影響かしら?
体温はそんなにまだ高くなっていないけれど。
ま、明日は仕事だし、今日はのんびりするとしよう。
夕飯も又手抜きでお鍋♪
冬は鍋物がらくちんだわ〜。


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ET日? 【周期15日目】 - 2004年11月19日(金)

今日は、病院だ。採卵の結果を聞いて胚分割していたら、ETの日。

琴夫も今回は、「卵元気かな〜」とか「結果どうかな〜」とか
昨晩から今朝にかけて3,4回は話していた。
ホント、前進してみたいよねぇ。

今行っている病院は、結果を電話で確認することが出来ない。
それでもってトイレも我慢していかなきゃいけない。
これがなかなか塩梅が難しく、限界ギリギリでもいけないし、
膀胱にたまっていないと、時間をおいて、待たされるらしい。
今から、何時間後にリミットとなるのか実験しとこっと。

今日は、仮病を使って会社を休んだけれども、まだお掃除もしないで
ネットみたり、ぼやぼやしてる。
あ〜、でも郵貯解約してこないと・・・(涙)
もう、治療費用の資金が無いのですもの〜〜。
私の退職金がドンドン減って行くぅ〜。
でも、こういうお金の使い道に使えてよかったさ。
洋服買ったり,いつのまにか減って行くっていうのも淋しいものがあるもんな。

さて、午後はお掃除して夕飯準備して病院へ行くとしよう!

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病院から帰ってきました。

受付を済ますと、「琴さん、お小水はたまってますか?」と聞かれた。
(や、やったぁぁぁーーー!!)
ETができるという合図となったその言葉。

ロッカールームの中で、
「先生とまだ話していないけど、移植できそうだよ」
っと琴夫にメール。すぐに
「やったね!」
と返ってきた。琴夫も仕事中きっと気にしていたに違いない。

先日採卵の時、私より前に同じく採卵をしていた患者さんが、
ちょうどETが終って安静室にいるようだ。
そして、診察室に入ると、先生は、
「3個採れたうちの、一つが4分割でG2の受精卵になりましたよ。
今日ETしますからね。」
う、うれし〜い。フラグメントはあるものの、二人の細胞が分割したんだ!
一歩前進したことが何より嬉しかった。
残りの1つは空胞で、もう一つはサイズが小さかったようで変性卵となった。
う〜ん。私はやっぱり、少し誘発してもあまり反応がよくないのだろうか。
2回続けてこの状態なんだったら、完全自然周期でもいいってことなのかしら?
って思ったけど、聞かなかった。とにかく1個ETできるのだ!

今まで入った事のない移植の部屋に行く。なんか暗くて不思議な空間。
膀胱の状態は(笑)限界ギリギリって程でもないけど、
来る間に小さいペットボトルを一本飲んだので、ホドホドって感じ。

おなかの上からエコーで診ると、子宮の様子がわかる。先生は、
「琴さん、なるべく楽しいことをかんがえてねぇ〜。力いれないでねぇ〜」
なんて、言ってくれる。
そして、そーっと卵ちゃんをおいて、これもちっとも痛くなくあっけなく終了。
モニターをみていると、なにか小さい白い点が入っていったけど、
これがたまごちゃん??
でも、目に見えないくらい小さいはずよね〜。どうして、見えるんだろ?
などと考えているうちに、「うつぶせになってくださ〜い」
と看護師さんに言われる。
言われるままにうつぶせになると、なんとお尻に注射。

は、はずかし〜。

よくすることなのかもしれないけど、初体験だったので恥ずかしいわ。
看護師さんに、モミモミしてもらって、
その後、うつぶせの体勢のまま1時間安静にしていなくてはいけないらしい。

(ゲゲッ・・このままの体勢で1時間??)

私は、すっかりETが終ったら10分やそこらで動けるのかと思ったよ。
それに、前にETした人は、安静室にいたし〜。
ま、でもそんなに限界ギリギリまできてる状態でもないかな?と思い、
比較的余裕で「どーぞ着床しますよーに」っと祈ってみたりしていた。

診察室の隣にあるこの部屋にいると、かすかに問診の声が聞こえてくる。
比較的皆さん、笑い声が聞こえたり和やかな雰囲気なんだなぁっ
と思いつつ聞いていると、先にETをした人が入ってきたようだ。
彼女も今回初ETだったようで
「1個だけれど、ETできて前進出来た気がして嬉しい」
というようなことを言っていた。
皆思いは、一緒よね・・・どうか、皆に赤ちゃんが舞い降りますように・・・
と、うつぶせで裸の下半身にバスタオルをかけられた状態・・
という情けない図でお祈りした。

ところが30分、45分時間が経つに連れ、
先ほどのペットボトル分のお茶が、私の膀胱に降りてくる。

ひぇ〜〜〜!もう我慢できないぃぃ〜〜〜!!

限界状態は、予想以上に急激やって来た。
手の甲をつねってみたり、体勢を斜めにしてみたり、
とにかくじっとしていられない。

こ、、これはなにかの拷問ですか・・・・

ETのために時間を空けているのか、患者さんはいないようで、
看護師さんと先生はなにやら関係のない雑談をしているのが聞こえてくる。

な、何を悠長に!は、はやく〜〜〜〜〜もれるぅぅぅ〜

最後の10分の長かったこと長かったこと。
うつぶせだから、体重がかかって益々限界。しゃれになりません。
意識が遠のきそうで息も絶え絶えになった時、やっと看護師さんが来てくれた。
勿論トイレに直行したものの、せっかく移植したのが
出てきてしまうのではないかっと不安になる。
ま、そういうことはないんでしょうけど。

診察室にいくと、先生は、
「余り期待しすぎないようにね。初めてで成功する事は少ないから。
僕も判定日が一番気を使うなぁ。あ、でも少しは期待してあげてね。難しいね(苦笑)」
うん、確かに難しい。でも、前進出来ただけでも嬉しいよ、今は。

そして、注射や判定日の予約を取って、無事終了。
はぁ〜〜、本当はもっと移植した後、いろいろイメージしようと思っていたのに、
私の頭の中はひたすらトイレトイレトイレだったよ・・・。

家に帰り、夕食は簡単な鳥団子鍋♪
琴夫もETできたことを大変喜んでて、まだ卵ちゃんを一個お迎えしただけなのに、
「男の子だったら・・女の子だったら・・・両家の母はどんな風になるだろうか・・・」などなど、語った。
つい話しがはずんでるうちに琴夫は赤ワインを一本飲みきってしまったよ。
のみすぎ〜。
でも、こんなに楽しく子供の事を語り合ったのは始めてかも。
やっぱりプレ妊娠気分で気持は軽くなるな。
撃沈したら・・っと思うと期待しすぎるのは恐いけど。
でも、今はこの卵ちゃんを沢山期待してあげよう。
落ち込むのは、はっきり分かった時にとことん落ち込めばいいさ。

琴夫にお布団敷いてもらって、お皿も洗ってもらって、早速夢の姫生活♪
こりゃ、やめられません。

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本日の治療費:53600円
内訳:ET,注射、プラノバール(13日分)処方、補中益気湯処方



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