テレビザッキ
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メモ


2005年02月23日(水) R-1ぐらんぷり

なんだかんだいって、今年で3年目になるピン芸人大会。芸人側は当然真剣なんだけど番組全体にイマイチ緊張感がなくて、そこが結構好き。今年は審査員の顔ぶれも良かった。雨上がり決死隊の司会は可もなく不可もなくだったけれど(個人的には宮迫さんは今回は不可寄り)。

好きだったのは友近、ほっしゃん。、中山功太。

友近はソーセージ販売ネタ。見るのは3度目くらいだけど、このネタを見るたびに「この人はこういうのが好きなんだろうな」と思う。好きでないとやらないような気がするネタだから。ウケを最優先するなら他にいくらでもネタはあるだろうし。私もこのネタを手放しで「面白い!」とは思わない。彼女のネタでもっと好きなものは多くあるから。でもジワジワとくる感じがたまらないのと、このネタをする彼女を見るのが単純に好きだ。かっこいい。

中山功太はDJモンブランの居酒屋編。これ好き。良かったと思うんだけど結果がふるわなかったのは残念。

ほっしゃん。のネタはスカパーで何度か見たことがある程度だけど、今日のが一番良かった気がする。芸歴15年の意地と力が垣間見えた。そこに貫禄とかは見えないのがほっしゃん。のいいところ。優勝が決定した瞬間、崩れさるほっしゃん。に被さるように大きくテロップで「優勝 ほっしゃん。」と出て、その角のない丸々しい字面になんか笑ってしまった。そのノンキな感じと舞台上で大感動のほっしゃん。とのギャップが。その後の彼の涙とコメントにはジーンときたなぁ。「何度もやめようと思ったけど、続けてたらいいことあるなぁと」。天然素材の時、一番人気のあったチュパチャップス。「かわいい〜!」とキャーキャー言われまくった後天素バブルは崩壊して、そこからが長かっただろうなぁ。お世辞にも「売れてる」とは言えない芸人に対しては本当に「継続は力なり」を思う。続けていくことすら大変だろうと。だからそんな人が「続けてきてよかった」と思える瞬間は、芸人好きの自分にとっても単純に凄く嬉しい。ほっしゃん。、本当におめでとう。


2005年02月22日(火) 内P / 「ぼくの怪獣大百科」

若手芸人下克上をプロデュース。メンバーはNO PLANに出川哲朗。若手側はカンニング竹山、次長課長、南海キャンディーズ。全体的に面白かった。次長課長のネタ「居酒屋で働くロシア人」、いいなー。次課長は器用でなんでもこなす河本さんと、おっとり無欲な井上さんとのバランスも良いと思う。

特に笑ったのは笑わせ王対決。笑わない側はキングこと有吉さんと、常連のパラシュート部隊斉藤さんに加えて新顔マイケルが登場。マイケルが当たりだったなー、あの「笑わなさ」に笑った。意外と他人の芸には厳しいんだっていうのが。結局彼が唯一笑ったのが自分のネタをいじられたものだったというのもある意味面白い。そんなマイケルと対極の有吉さんは自分が直接関係ない時は屈託なく普通に笑っちゃってるし。でもふかわりょうの「ちゃんと考えた結果がソレ?」と言いたくなるような内容に対しては笑みが消えたのも笑った。「なめんなよ」っていうテロップが秀逸。この番組のテロップは本当に素晴らしい。挑戦者の方はやっぱりレッドと三村さんが好みだけど、南海キャンディーズも頑張ってたしゴルゴのサングラスは反則なほど良かった。満足ー。



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サバンナ八木さんが書き溜めていたオリジナル怪獣を集めた本「ぼくの怪獣大百科」を見た。そこには「独自」とか「ワールド」とかいう言葉では生ぬるい、八木宇宙があった。笑ったわー。なんだろうこの人は。これらを誰かに見せるためでもなく勝手に書き溜めていたという事実が凄い。私の中で不可思議芸人のトップは板尾さんだったけれど、八木さんの方が理解不能度は上かも。本屋に行った時に「そういえば八木さんの本出たっけ。ちょっと読んで帰ろかな」という程度だったんだけど、このバカバカしいパワーと本人は至って真面目に書いてるという事実にたまらなくなり、夫にも見せたくて気づけばレジに持っていっていた。

どの怪獣もホント素晴らしいんだけど、特に好きなのは「カボチャ空間」「すやすやネズミ」「包丁の成る木」「去り行く人々」あたり。殆どの怪獣に言えることだけど、「怪獣」の範疇にかすってすらない。そして彼の怪獣たちが共通して持つ特徴は「平和」「無害」「地味」。このあたりが八木さんぽくていいなあと思った。


2005年02月21日(月) しりとり竜王戦、めちゃイケ笑わず嫌い王

●しりとり竜王戦
この番組での板尾さんは凄いなー。貫禄すら。「面白いこと言ってやる」という意気込みをあまり感じさせないあの妙に落ち着いた佇まいから面白い言葉が次々と出てくるさまは圧巻。「男気を感じさせる言葉」での「イタコだしオカマだが、俺のことを想うなら抱いてやる」とか「ルーブル美術館に来たのだが、今日は目をつむっていようじゃないか」あたり特に好き。「いようじゃないか」という響きがまた男気を感じさせる。あと、次長課長河本さんの解答も全体的に好きだった。対してジャリズム渡辺さんは調子悪かったなぁ。素人目から見ても明らかな感じだった。千原Jr曰く「13年ほど彼を知ってますが、今日調子悪かったですねー」。それと、香田晋が「男気を〜」のお題で苦し紛れに答えた「閻魔様だが侍」はワケ分からないんだけど笑った。


●めちゃイケ笑わず嫌い王
めちゃイケはあまり見なくなったけど、この企画だけは見逃せない。今日は前半戦で出演はバッファロー吾郎、南海キャンディーズ、大木こだまひびき、マイナスターズ、とろサーモン。

バッファロー吾郎木村さんはめちゃイケの色付けで「困った先輩風」キャラに仕立てあげられてたけど、本人たちはのびのびと「いつもの仕事のうちのひとつ」というスタンスで挑んでいたふうに見えて、いいなぁと思った。ネタも笑った。森光子を想像した上での竹若さんのあのカメラさばき。彼らの関東での知名度はまだまだ低いだろうから、バッファロー吾郎をよく知らない人が見ると木村さんを本当にあんな困った人だと思うかもなー、と思うとそれもまたオモロ。ああいう面(くだらなさすぎるダジャレとか)も木村さんぽいとは思うし(最後の「ケロケロ」はしょーもなすぎて爆笑)。竹若さんがネタ後に言った「僕らはこれ以上でもこれ以下でもないです」が素敵だった。

南海キャンディーズは、ネタについてはホントこれともう1種類位しか見ないなぁという感じ。その後のトークが面白かった。ナイナイと同じ高校出身だと分かっても「そんな事もあるでしょう」という極めてクールな態度なしずちゃんが若手度ゼロで笑った。それに対して山里さんの言った「番組のメインの人と出身校一緒だったらコレ3分間はいけるよ」もナイス。彼の言葉の引き出しは豊富だなぁ。

さまぁ〜ずはマイナスターズとして出演。さまぁ〜ずとして出て欲しかったけど、グダグダながらも楽しめた。ネタ後のトークでフジの女子アナの人との件について聞かれる大竹さんを、ツッコミの仕事は忘れてにこやかに見守る三村さんにも笑った。

とろサーモンはコントで面白いなぁと思ったことはあるけれど、ボケをスカす漫才はあまり好きじゃない。でも大御所枠のこだまひびきもいい意味で相変わらずで良かったし(大学の頃、生で彼らの漫才を見て「決まったネタからはみ出しても余裕を持って笑いを取れる姿」に地味に感動すら覚えた記憶が)、やっぱり笑わず嫌いは楽しい。ナイナイ(特に岡村さん)の、笑わず嫌いの企画が始まった頃から変わらない、出演者に対するあったかさも好きだ。来週のトリはどうやらたむけんの獅子舞。楽しみ。


チズ