2006年03月12日(日) |
detoxication(若しくは処女還り) |
3月が過ぎるのを息を殺して待つしかない この面倒くさい自分を抱えて生きる覚悟は? 皆寂しい のは自明 自分は誰の模倣でもなくここまで生きて しかしそのために傷つけてきたひとたち ごめんなさい ありがとう しかしまだ恢復できないのです ただ 息をすることをやめずに ねえ 私は私のままで生きることが赦されるのでしょうか? 夕刻を越え だいぶ気分的に救われてきて 音楽は クルセイダーズ ジャズが取れたほうの 加持祈祷更には解毒体内浄化 というわけで今日私はアボガドを食す アボガドが始まりにはならぬものかと妄想しながら ならぬこともないだろう、オレンジが始まりになったこともあったのだから
2006年03月05日(日) |
おいたちを思うと春は気が狂いそうになって然るべきと |
んなこたあどうでもいいんだよ。 あの女(むかしおとこを寝取られた)の下膨れの顔みると自分がふつふつ生き返る思い。 @結婚式場。 いくらでも触りなさい。 二の腕など安いものです。 首筋にだって掌にだって。 体温はありません、いくら撫で摩ろうとも。残念ながら。 真髄。唯一発熱しているのは。その狂気(凶器)の部分。 触れるとみな尻尾巻いて逃げるからね。 苦しめばいいのだと思います。 悪いことなどいつでも一気にきます。 (知らなかったの?私13の頃に思い知らされた。 どうしようもなくてね、 布団の中で泣きながら自慰行為を繰り返したのだよ。 思えばなんて捻じ曲がった十代の始まりだったのだろうか。) 自分の業は自分で贖うのです。 この面倒くさい私を押し倒す挑戦者はおらぬか。 調合を。和解を。 眼で殺せるか。 横顔は別人に。
わたしは いつも いちばん言いたいことが言えない 壊れていて不安定で怖いくらい女である自分のことが 結局好きなのであり 季節は流れ いろんなことが変わってゆくけれど 変わらぬ自分を抱えたまま生きていくしかなくて
覚悟 最後の苦しみを味わう
私の人生を決めた日から今日でちょうど13年です。 私は再び自分の人生を決めなおす覚悟がようやくできたところです。
彼女が結婚すると聞いて 正直なところ おさまっちまったか と思っていた 今日本人に会って 彼女は おさまる とは程遠いところに居り 寧ろ結婚は現在の彼女にとって最も攻撃的な選択だったと知り 彼女と会って再びざわりと自分の感性にもまた触れたところで 横浜の夜景を見下ろしながら ひとまず 彼女に花を贈った
横浜。
私はまだ苦しみ終わっていないらしい。
2006年02月25日(土) |
Tulipa gesneriana |
一度御験しでやって(演って?ヤって?犯って?)観る。 というのはどうだ。だめか。非人道的か。 にやり。雑魚がまた笑う。 来週か。それまでに私は女に戻れるか?余力はあるか?勇気は?諦めは? 諦めは? 諦めは?
この私が女を捨てている。 この、私が。ですよ。 仕事激ハードで肌は最悪にぼろぼろだし、 最近化粧もしてないし、 今日とか39時間職場にいる。 何してんだ私。 はは、仕事だ。明確だ。 しかし自分の体が壊れていく音のブルース。 悪くない。
でも明日は横浜で近々結婚する旧友に会うんだ、 きっと綺麗になってるんだろうな。 幸せを分けてもらおう。
春ってさみんなちょっと狂うよね。 むかしっから3月は嫌いなんだ。 だって大切な人がたくさん死ぬし。次々死ぬし。 昨日あたりから春の気配だよねほら花粉も飛び始めたっていうから。 あでも私花粉症じゃないからあんまり関係ないんだけど。 とにかく3月は嫌いなんだよなんていうか体がだるくて。 薄ら寒い空なのに水仙とか咲いてるあたりが嘘っぽいじゃない。 ああ嫌だなまた3月がやってくる。 よしもとばななが言ってたね体だけが正直だって。 春の死という言葉も彼女の言だったような気がする。 あ大丈夫だよもう血迷った真似はしないから。 むしろファックオフ。死ね。とか言う次元まで回復したから。 しかしでかい女ってのは嫌だね。 でかくてぶすで頭も悪い女ってのは本当に嫌だね。 春が来るっていうのにそういうのの相手しなきゃなんないってのは本当になんつーかげんなりしちゃうね。 まあはやくはやく3月が過ぎると良いのだけど。 むしろ気とか失ってたいね桜が散るまで。 はやく梅雨の時期が来るといい。 6月には1年分泣くんだ。私は。毎年。
slang. フレイズを狂気で絞めてにやりと笑う。 その横顔。手背。長い髪。 あなたの述べた主観(及び客観)。 生身のあなたをみたと思ったのは幻想なのであろう。 何しろ私の生まれるより前にあなたは死んでいる。 しかしその横顔。にやり。また笑う。 キイノオトで綺麗に締める。それなのに会場乱れる。その絶妙。
グルーヴをして「きもちいいね」と素直な感想を述べた男を ばかか、こいつ、語彙の無さよ、 と思ったものだが。
まあ要するにわたしたちはみなきもちいいことがすきなのです。
アンティークのネックレス購入 19世紀の品だそうで 出会うときは出会うのです
あとで見直してあまりに題名がアレだったので変更。
今日は朝から饅頭が食べたかった。 特に甘党でもなく和菓子好きというわけでもなく、 記憶にある中で饅頭が食べたいと強烈に欲した瞬間というのを思い出せず、 (例えば年一回のペースでケンタッキーが食べたくなるなる、というのとはすこし違う気がする。饅頭というものは。) 饅頭に呪詛願掛け思い出の品等々の特別な意味を感じているわけでもなく、 要するに饅頭を食べたいと思うことは自分にとって非常に珍しい現象だったのだが。 しかし朝仕事をしていて、突然、 饅頭が食べたい。 しかも手作りの、かたちが不細工で餡子がぼつぼつしてるようなやつ。 という思いが意識の中に降臨し、見る見るうちに膨れ上がり、確固としたかたちを持ち、 ついには職場のお掃除のおばさんの顔が饅頭にしか見えなくなってきた。 しかし職場に付属の売店には流石に饅頭は売っておらず、 真昼間から職場で饅頭饅頭騒いだところで饅頭は降ってこないので、 私はふつふつと湧き上がる饅頭欲求を静かに押し殺すしかなかった。 今日はあいにく残業が必要であり、仕事が終わってから手作り不細工饅頭を手に入れることのできる場所ヘ移動はできないであろう、 しかも手作り不細工饅頭を何処でどのように手に入れれば良いか皆目見当もつかなかった。 実家にいれば黙っていても近所のおばあちゃんとかが作りすぎちゃってお裾分けをくれたりして、饅頭は気がつくとそこにある状態だったが、 だからこそ饅頭欲求に苦しめられた経験が無かったのであり、 恵まれていたんだな。郷愁なり。のすたるじや。 などと思ってみても饅頭欲求を誤魔化すことはできず、むしろ白熱し、 しょうがないから明日デパ地下にでも行ってみるか、 でも高級饅頭は手に入れられても手作り不細工饅頭は難しいだろう、 しかも饅頭欲求がアウトブレークしている今まさにこの瞬間に食べなければあまり意味が無いような気がする、 と、かなり追い詰められた精神状況にさえなってきたのだが、 現実問題として仕事は目の前に山積みであり、 そもそも饅頭を食うことに意味もへったくれも無いのであり、 しょうがないか、と、しょんぼりだらだら仕事を続けた。
夜。珈琲ブレイクをはさんで仕事に戻ろうとすると、 今まさに帰らんとす、と言った風情の職場の先輩が掌に大事そうに何かを抱えてやってきた。 背が低く少女のようなかわいらしさを持ったその先輩のことが私は好きなのだが、 彼女がちいさな手の中に何かを包んで歩く姿をみて、一瞬、その中には小鳥が入っているのではないかという想像をしてしまう、そんな笑顔を浮かべて。 残業?と聞かれ、ええ、と答えると、 じゃ、これ一個あげる、最初にすれ違った人にあげようと思ってたんだ、と言って、差し出す彼女のちいさな掌の中には、 なんと。饅頭。 しかも不細工。ぼつぼつした餡子がはみ出している。 まさに、ことばどおり、目を疑った。 隣の部署の子のおばあちゃんが作ったんだってー、いっぱい作りすぎたからお裾分けって持ってきてて、私流石に二個は食べられないからさ、と、先輩は饅頭を一つティッシュに取り分けて、じゃあねー、と去っていった。 掌に、饅頭のしっくりとした重み。 いそいそとデスクに戻って、おもむろに緑茶を買ってきて、食べた。 おいしかった。 なみだがでるほどおいしかった。 あまりおいしかったので、半分食べて、半分ティッシュに包んで持って帰ってきた。 今目の前に食べかけのお饅頭が横たわっていることを、私は、しあわせだなあ、と思います。 世の中、いいことばかりではないけれど、悪いことばかりではなくて、ちいさな奇跡というのは毎日あらゆるところで起こっていて、 でも最近そういうこと忘れてたなあ、と思って、 まあ兎に角私は食べかけのお饅頭をこれから食べようと思っています。 私は全体的に仕合わせ者なのだと思います、皆様どうも有り難う。
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