不安も無い 痛みも無い 恐怖も無い 刺激も無い
そんなのをアタシは ずっと探して来たんですか?
ちょっと分かんなくなって来た ぬるま湯に浸かり過ぎて ふやけて麻痺して来たんかも知れない
あ でも ハッキリ言えば「幸せ」だよ? でもね
あたし今 どんな顔してるんだろう
ワガママ 意地っ張り 自己チュウ
こういう時 自分の嫌なとこばっかり 見せつけられて 痛い
距離とか 会えないとか そういう類いの不安はもう消えたけど
変わんない冗談とか あたしを呼ぶ声とか 安心するんだけど
やっぱり 一分一秒だって考えなくない 何もかも結び付けてる 嘘だって認めてるのに 有り得ないって確信し切れない
ねぇ今 君の隣には 誰も居ないよね? 誰かに触れたりなんか してないよね?
アタシはずっとココに居る事 信じてなくなんて無いよね?
その手が アタシの命を繋いでるんだ なんて 大袈裟かな
その声が アタシを充電してくれるんだ
その溜め息が アタシの氷を溶かしてるんだ
その指が アタシに触れてくれる限り
アタシは消えない。
アタシは、 ちゃんと立ててますか。 笑えてますか。
ちゃんとって何。
何もかもが無理やりだったあの恋に 結末は最初から見えていた ただそのはずなのに痛みから逃げて 迫る不安を押し殺し続けてた
「大切と思う物に順序なんか」 無いと言い切れれば良かったのに 気付かない振りができた小さなヒビは いつの間にか二人を飲み込んでた
戻れないよ? 変わらないよ? そんな事分かってる いつだって手後れなんだから
願わないよ? 誓わないよ? 甘えてるだけなんだから この先もずっと、なんて いつの日かまた、なんて
アタシには今より大事なものは無いんだから
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