君の手が此処に届くなら 君の熱が此処に伝わるなら
もう二度と 離さないと 誓って?
「アタシハキミノモノダカラ」
アイシテル なんて そんな言葉をくれる人間は そう、 いつだって 一人で良い
そんな感情をあげる人間は そう、 いつだって 一人しか
他なんて要らない 持ち截れないんだ 不器用なんやね、 きっと
そうだよ
だから離れないんだ
何もかも無くなる事が 分かってるから。
いっそ 何もかもが 無くなれば 良いのにと そんな 錯覚さえ 覚える程の 後悔 絶望。 もう 理由が 掴めないんだ どうか 答えて。 居場所を 与えて。 行先を 教えて。
君だけがくれる感覚 感触 感情
苦しいくらいの渇望
お願い イイ加減に頂戴
アタシを埋めて 塞いで
君にしか紡がない言葉も 君にしか伸ばさない腕も 君しか映さない眼も
全部 ココにあるから
一度でイイ。 嘘 一度じゃ足りない。
アタシの一番奥を 君で埋めて。
ゴメンナサイ。
あの夜の君からの言葉 君がくれた言葉 一字一句まで全部覚えてるんだ
何十回も何百回も読み返したから 脳に染付いてる
ネェ 思い出したく無いのに 君にも思い出させたく無いのに 何で思い出すんかなぁ?
こんなに悔しいなら こんなに痛いなら 何でアンナコトしたんかなぁ?
知られた時には迷わなかったのに 同時に問い掛けられた瞬間には もう アタシの全部は離れてたのに
君を今も苦しめ続けてる どうしようもない重罪 巻き付いてた鎖の重さ 全て解いた後も 染付いた痕の深さ
いつになれば 許されるなんて思えないけれど 逃げる事逸らす事はもう、やめたから
アタシを壊してもイイから その腕だけは、 アタシから離さないで下さい
償いで生きる事が許されないなら アタシを抱くその腕で、 殺して下さい。
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