今日は高校の文化祭前日。私のクラスは自主製作映画の上映を予定している。私は一人で監督、シナリオ、編集を担当している。明日までなのに編集作業が半分も終わっていない。更衣室の一角を借りて残りの作業に取り掛かる。しかし、肝心なテーププライサーを家に忘れてきてしまった。これでは到底明日の上映に間に合わない。呆然とする。
森の縁に住宅地がある。私はその中の一軒で昼寝をしている。森の深部から妖精と妖怪の中間的な生き物達がゾロゾロと歩いてくる。その中の数匹が開けっぱなしのサッシから侵入してくる。生き物のなかの一匹が、寝ている私の頭に大きな手を添える。この生き物は特殊な能力を持っており、触られた人は精神が安定する。私は夢見心地にフワフワと気持ちが良かった。しかし、あまり長時間触られていると記憶を吸いとられてしまうのだ。私はギリギリのところで覚醒して難を逃れた。
親方から借りていた折り畳み式の金床をギャングのアジトである巨大な倉庫に置き忘れてしまい叱られる。ヘリコプターを操縦して取り戻しにいく。途中、大きな川に差し掛かる。この国では川を渡るにはヘリコプターごとロープウェイに乗らなければいけない決まりだ。しかし、重量オーバーだと断られ、仕方無くアクアラングで川を渡ることにする。エアボンベの圧力を点検していると、通りががりの外国人夫婦に笑われる。
暗転
廃工場にたどり着く。トタン板の穴から中の様子を伺うと大勢の荒くれどもが働いている。金床が有るのは私のいる場所の対角線上。とても遠い。ギャングにさとられずに取り戻すのは難しそうだ。不意に親方が現れた。「なーーにをモタモタしていやがるんだ!俺の金床を素人があんな出鱈目な使い方をしてらぁ」「すっ、すみません!私がうっかりしていたせいです」「仕方がない。お前今度からこいつを使え」。親方は"甲丸ヤスリ用折り畳み式金床"を取り出す。「嫌ですよ!またどっかに置き忘れて叱られるのが落ちですから」「ならん、これを使え」。と、そこにヘルメットをかぶりプラカードを掲げた小男が現れた。「ジャーン!!!どっきり大成功!!!」訳がわからぬ私を尻目にニヤニヤと笑みを浮かべる親方と小男。
スタジオジブリで動画を担当する私。ある日、駿氏と私とMの3人でロケハンに出掛ける。学生運動と第一次世界大戦とボルケーノが混在した世界を散歩しながストーリーを練る。駿氏は物凄いオーラを放っており、終始ビクビクしている私。
高校に登校する時間が迫っている。しかし着ていく学ランが乾いていない。仕方なく母にジャージを探してもらう。お気に入りのブルーグレーのジャージが家中ひっくり返しても出てこない。そうこうしている内に正午を過ぎてしまった。
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