* たいよう暦*
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お盆にむけて、荷物が続々と動く。 でも、私の会社には、お盆休みがない。 一度も体験したことが、ない。 お盆休みのある人がうらやましい。
新聞を見ると、長崎の平和式典の様子が載っていた。
長崎と言えば、中学校3年生の時に修学旅行で訪れた大浦天主堂で受けた礼拝が忘れられない。 人に語ることはなけれど、心の奥にはあの時の言葉が強く残っている。
あの時ささげた「平和への祈り」は、意味もわからず形式ばったものだったけれど、今ならあの時の祈りの意味がわかるような気がする。
昔は、わけがわからずにただ、その状況を受け入れていただけなんだなあ。 でも、あの時まいた種は無駄にはならなかったわけだ。 こうしてン十年たって、芽が出てきている。 小さな小さな芽かもしれないけれど。
わが家の犬一匹、猫二匹は、母がいないと、だめだ。 寝る時は必ず一緒。 洗濯ものを干しに行く時も、時には、トイレの中までも、ついて歩く。 まさに3匹は「金魚のフン」。 そこへ、弟の子供一号と二号がやってくると、母は「金魚のフン」を5つつけて歩くことになる。 お互いがお互いとも、母に自分を見てもらいたいものだから、各自熱烈にアピール。 母の後を片時も離れない。 というわけで、一号二号がやってくると、わが家にはちょっとした大名行列ができる。
べつに。 こちらを見てほしいものではないけれど、母しか目に入っていない様子を見ると、すこーしうらやましくも、ある。 でも、夏には見ているだけでうっとうしい。 というわけで、今日はそれでなくても暑いのに、暑苦しい一日でした。
疲れているのに出かけたいと言いながら、居眠りをする人。
を、ちょっと心配しながら眺めた一日でした。 ムリしなければ、いいのになあ。 もっと、自分をいたわってあげる、ということを覚えるといいと思う。 でも、いたわり方ってのは、人それぞれで、私の視点からみたいたわり方でないからと言って、自分のことをないがしろにしているとは言えない。その人にとっては、それが一番楽な方法なのかもしれない。 でも、いろんなことに疲れている人を、いじくり倒さず見守るというのはむずかしい。 「見守る」というのは、大きな忍耐と愛の必要な作業ですね。
関東生まれ関東育ちの後輩が研修で大阪にやってきた。 いろいろと複雑な立場にたっている彼女。たまっていること、語りたいことが山ほどある。と研修前に言っていた。 これは、おいしいもんを食べながら語り合うしかないな、と思い「どんなところに行きたい?」と聞くと「大阪らしいベタなところ」という返事。
持ちネタはいろいろあるが、その中でも最もベタな「でんたこ」に案内してみた。 ここは「大阪のおばちゃん(笑)」がやっているたこ焼きやさん。たこ焼きだけじゃなくって、「おばちゃんの作るおかず」も楽しめる。 私の友人達が、中学校の頃から通っているお店。 大阪の下町にあり、お金の無かった頃は友人達は「おばちゃん、おでんの汁10円分飲まして」(!)なんて通っていたお店だ。
大阪を訪れるのは二度目の彼女は、そんなベタなお店に行ったことがなかったらしく、いたく気に入ってくれた。 たこ焼きやエビ焼きを「おいしい、おいしい」とほおばりながら、日頃思っていること、悩んでいること、をだーーーーーっと語り合った。 酒は口をなめらかにする人生の潤滑油。 なんて言った友人がいたけれど、お酒だけじゃない。おいしいものも口をなめらかにする人生の潤滑油。と言えるのじゃないかな。
「でんたこ」の「おいしいもん」のおかげで、いい時間が過ごせた。 たっぷり食べて、たっぷり語りあった後、ちょっとすっきりした顔で笑顔で手を振った後輩。
「大阪らしさ」味わってもらえてそして、いろんなことが「すっきり」してよかったな。 私、なんだかんだ言いながら生まれ育った「大阪」がすごく好きだから人に「大阪」を喜んでもらえるととってもうれしい。
高校三年生の夏休み、受験するか推薦を受けるかもはっきりしぼりきらないまま、世間一般と同じように、いわゆる「受験生」をしていました。
予備校に通って、自習室で勉強したり、近所の図書館で、本を積み上げてみたり・・・。 我が家では「寝る時にしかクーラーはつけちゃいけない」という不文律がありましたが、「勉強」という印籠をふりかざし、夕方から涼しい部屋で勉強したり、息抜きしたり・・・。
そんな汗かき知らずだった快適な夏が終わる頃、ある日突然、発熱。
まる三日間、39度の熱が下がらなかった。
うんうんうなりながら医者に行くと、先生は一言「クーラー病だね」 楽をした分だけ、体は馬鹿になってしまい、体温調節機能がある日突然ぶっこわれたらしい。
その日から、私にとって、クーラーはとってもすてきな文明の利器であるとともに、体の敵になってしまった。 とってもクーラーが好きなのに、長時間その中には、いられない。 真夏でも、片時も長袖を手放せない。 一日のどこかで大量に汗をかいておかないと、熱が体にこもって発熱となる。
そんな私は、昼はウールのカーディガンにひざ掛け毛布・・・という冷え切った職場で働き、夜は扇風機ひとつで汗だくになりながら過ごす。
うーん、これって、体によくないような気がする・・・。 もう少し、バランスのいい温度の中で一日を過ごしたいものだ。
またしても、台風がやってきているらしい。
今回のは、和歌山沖で、熱帯低気圧から台風に昇格したやつだ。 天気図でみると、ちっこいけれど、台風は台風。帰る頃には、すごい風になっていました。
なんとかかんとか、自転車をこいで近くの駅から帰っていると、骨組みだけになった傘がふたつも地面に転がっていました。
傘おばけ。 そのふたつの傘おばけは、ちょっとさびしそうに見えました。 ひろってあげるわけにもいかず、自分の傘が傘おばけにならないように、気をつけながら帰りました。
雨も風も、夜が更けるとともに勢いを増してきました。 今年はこれで、何個目の台風だ? あきらかに、おかしな気候だなあ。
いくつになっても、妹は妹なんだなあ。
当たり前だけれど、そう思った一日でした。 妹よ。 お誕生日、おめでとう。
今日はびっくりすることがありました。
ああ、それはずるいよな〜・・・と思いながら、なしくずしてきにいい方向に気持ちが転がっていくのがわかりました。
作戦勝ち、だなあ。 完璧に一本とられました。
今日は朝から、 死がわかつものと、 生きていく力と、 肉体の持つ力について考えた一日でした。
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